もずのわくわく劇場日記 No.005


1997年12月14日(日) 川崎ロックライヴ!

本日の出演

1.鮎川みれい(のちの新庄愛) 2.北野まりも 3.細井架奈美 4.高原奈美
5.真田ゆかり 6.斎藤容子 7.憂木瞳 8.フィナーレ


1.鮎川みれい

暗い舞台中央に木製の椅子が置いてある。黒ミサでも始まるような重い雰囲気。下手より中央へ向かい、ゆっくりコツコツと足音を立て、鮎川登場。真っ赤なマントの様な衣裳で体を包み込むように着ているが、その中から両の手首から先だけを出し、その出した両手には大事そうに燭台を持っている。椅子のところで止まり、燭台を椅子の上に置く。

ハイテンポな曲へ音楽が変わり、鮎川は赤いマントを脱ぎ捨てる。すると今度はフリルが胸から背中まで回り込んでいる黒いドレスで、金のチェーンで飾りがしてあるものになる。ハードな曲に乗って、鮎川がガンガン踊りまわる!その動きはダイナミックでアダルティックで、最高にカッコイイ!何も無駄な事は考えずにただ、見入ってしまう。グレイト!攻撃的なダンスだった。

そのあと、一度引っ込みさらに衣裳を変える。黒いレザーのベストとホットパンツその上に白いワイシャツをサラリと羽織っていて、ボタンはかけてない。そして黒い編み上げのブーツに手にはスミスアンドウェッソンの22口径のリボルバーを持ち、客席中央奥へ向かい、斜めに構え、スタンスを開き一度腕を真っ直ぐ上に伸ばしてから、ゆっくりとそのまま腕を胸の高さまで降ろす。音楽との間合いを十分に取って、人差し指はトリガーを引く!「パアン!」クラッカーの様な音だった…

さらに曲は変わり、ベットシーン…黒いシースルーのフリル付きさらに金ラメで縁取りがあるドレス。バラードを口ずさみながら盆に横たわる。いろ白でぽっちゃりとした、きめの細かいもち肌。とても魅力的なボティ。左の腰の前当りからヒップにかけて、龍の彫り物があるが、今の所すじ彫りだけのようで、完成した所を見てみたいと思う。また、右足の薬指に銀のリングをしていた。ちょっと恐い姐御風な鮎川だが、あの真っ白いもち肌に誘惑されては男としては、退くに退けないものがあった。

オープンではやはり、黒いシースルーの上着に、白いブーツで登場!ユーロビートでガンガン踊りながら楽しませてくれる。先週の浅草の後だけに、その盛り上がり方がとてもうれしかった。熱演!熱演!

2.北野まりも

ライトがパッ!とつくと白いバレリーナが床へはべり、踊りはじめる。顔を上げると、ちょっと黒須麻里さんに似ている感じがした。バレエの出し物と言えば、8月の浅草で、六代目東八千代の物を見ていたが、北野のバレリーナはもっと積極的な物だった。休み無く、絶え間無く、ガンガン踊る。飛んだり跳ねたり、舞台狭しと快活な踊りを披露する。顔の表情もよくて、あの泣いたような笑顔が印象に残る。ただ、トゥシューズ風の靴についた傷が…。彼女の戦いの日々の勲章だと思いたい。

下手でその靴を脱ぎ、衣裳を白いスリップ調のドレスに着替える。そして、ピンクのラメのハイヒールを履く。

しかし、小柄な北野は本当に全力で魅せてくれる。感心する。ベットで横たわり、お客の目の当たりで官能の表情を見せ、体をよじり、ブリッジしながら立ち上がる所など、見事なものである。良く聞いていると、「はぁ…」 とか、「ふぅ…」 とか、彼女流の気合?なのであろう、聞こえて来る。それもまた、とても色っぽい。

3.細井架奈美

また会えました架奈美人形!イントロがかかっている間、しばしスタンバイしたままリズムにのっている時に、かわいいアンヨがチョット内股になっている。それが良い!リズミックなテンポの良い曲に乗って、架奈美人形がハギレ良く踊る。白のシースルーのフリフリのミニスカートに、ピンクのスパンコールぴかぴかベスト。愛くるしい黒い瞳と、小さくて真珠のように白い歯が順序よく並んでいる。そう、芸能人は歯が命!可愛いばかり言っていても仕方が無い。オープニングの架奈美ダンスはほんとにポップで、楽しい踊り。出来る事なら舞台へ上がって、一緒に踊りたいと思う。今度振り付け教えてもらうかなぁ…

そんな楽しい曲も終わり、客席正面を向いたまま、ピンクのベストを前へ倒すように脱ぐと、今回も胸がすけて見える。うれしい。何故か分からないが、とにかくふるさとへ帰りついた時のような暖かい気持ちになれる。(笑い)

下手側で、着替えをする。それをじっと見ているお客達の顔は、飼い主から「おあずけ!」の命令を受けている小犬のようだ。

着替えを終えた細井は白のネグリジェ風に白のハイヒール、かかとの所に白いリボンがついており、そこへ金のチェーンの装飾が施されている。先程とは打って変わって、大人の女性の雰囲気が辺りに広がる。いよいよベットになる。そう、名付けて架奈美ベットだ。盆へ近ずいて行く程、私の席からは遠くなってしまう。淋しい… 後ろへ首を曲げ、もの欲しそうな眼差しで、架奈美ベットを見つめる。匂いたつ様な色気は無い…が、少し身のこなしが、滑らかになって来たような気がする。

遠目で細井を見ていて、思ったのだが、細井の体は桜の花びらのような薄いピンク色をしていた。けして、ライトのせいではなく、体の中から発散されるオーラの色なのかもしれない。早くこっちへ戻って来ておくれ…

一旦引っ込んで、オープン!ストロボライトが点滅し、調子の良い曲が流れている。会場は手拍子の渦!何と言う盛り上がり様だろうか!誰もが細井の登場をジリジリしながら待つ。そんな所へ細井が軽いステップを踏みながら出て来ると、タンバリンの音もひときわ高く響く。シルバースパンコールのワンピース短め。細井の笑顔はメタリックの衣裳にひけを取らない。オープンの時こそ、細井の笑顔が一番光輝く時だ!

ディジィーのぬいぐるみをファンの人からもらって、心から喜ぶ細井。誰に対しても必ず丁寧に握手をする細井、その暖かな心根が数多くのファンを作るのだろう。私は右手で握手してもらっていた時に、細井はさらに左手をも添えてくれた。手のひらと手の甲に暖かな細井のぬくもりを感じながら、十分に満足出来たので、手を放そうとしたが、まだ細井は握っていてくれたので、そうですか! じゃもう一度。と細井の手を握り締めた。そして、手を放す時にスルリ! と滑る感触もまた良かった。うーん、大満足!

ところが、困った事が起きた!何故か今回、前半三人で休憩が入ってしまう。そう、ちょうど細井で前半が終わりなのだ。と言う事は、私はトイレへ行かなくてはならない。と、すると…細井の手のぬくもりの余韻がまだ残っていると言うのに、トイレに行って、チャックを降ろし・・・? そ、そんなハレンチなことが出来る分けがない! どうしょう… 悩んだが、細井の手のぬくもりを大切にしたかった。私はガマンした…

★中休憩 ★

4.高原奈美

11月の浅草で見たヤンキー高原君は、どんなステージを見せてくれるのかな?と興味津々待っていた。後半開始のブザーが鳴り、アナウンスが流れる。しばしあって幕が開いていないうちに、何処からとも無くチョットハスキーな感じのかわいらしい声だけが聞こえて来た。「こんにちは、高原奈美です!この歌を皆様にお送り致します!」 幕が左右に開き、まばゆいライトが真っ白なウエディングドレスに包まれた一人の麗しき女性を映し出した。えーーーーーっ!えーーーーーっ!???? だ誰? 高原?なの? 信じられなかった。浅草で見た時は、威勢の良いツッパリ姉ーちゃんだと、私は思っていた。だから、ヤンキー高原と私は呼んでいたのだが、(チョットひどいかなぁ?)別人28号だ(古い)! 高原の声についても、自分で「後えり」(後藤えり子)の声みたいな感じを想像していたが、toneが高くて、とても可愛い声をしいてる。どうしちゃったの? もう、私には疑問符しか浮かばなかった。

「安室奈美恵」の曲をふりそそぐライトの中で、熱唱する高原奈美恵? 違うが、つまりそう言う名前だったってことかぁ… 結構憧れていたりする訳なんだ…だったらずいてんが言います。安室より、高原の方が、ずっと、ずっといいよ!本当だってば!

ストリップ劇場へ来て、歌謡ショーを見るとは、考えても見なかった。でも、ちょっとしたライヴ!だったね。いい感じじゃん!

歌謡ショーが終わり、一旦引っ込み、ベット。薄くて短い襦袢風の衣裳。えっ?和物やるの?と驚く。曲は、中国語の、もの悲しいバラード。素足の高原が、そろりそろりとシナを作って盆へ進む。私は目の前を通り過ぎていく、高原の素足を見ていたのだが、何だかぽっちゃりと肉付きが良くて、赤ん坊みたいな可愛い足をしている。

盆の上で長い髪を振り乱し、白い乳房に手を滑らし、時々唇をピンクの舌でペロリと舐めるしぐさがとても色っぽい。高原はこんなベットをやるんだぁ… しっとりとした演技も中々上手かった。また、膝を折って立ち、両手を肩の高さに広げ、背中を丸め、パッ!と背中を反らせてちょうど、体を使って客をあおぐ様なしぐさを何回もするのだが、あの振り付けは高原スペシャル! なのだろう! 本人もそうとう気に入っているようで、何回もやっていた。

風を感じさせてくれるようなベットが終わると、オープンである。誠にワンパターンな書き方で申し訳ないが、ストロボライトの点滅する中、軽快な曲にのって、セーラー服の高原登場!でも何故か白のロングブーツを履いている。まぁ、細かい事は気にしないとして、ん?手に何か丸めた紙を何本か持っている。何だろう…と思いながらもにぎやかにオープンショー! そのうちに私の前にも高原がやって来た。折角ライブを見せてくれた高原に敬意を表して思い切り乗りまくってやった。ロックコンサートみたいに、こぶしを振り上げてやったら、高原も大いに喜んでくれて、2人してこぶしを振り上げて喜んでいた。(笑い)でも、楽しかった。(一回目の話)

二回目の時に、同じ場面で高原が盆の方へ行っている時に、私は下を向いてレポートを書くためのメモを書いていた。ふと気が付くと、高原が私の前へ来ていて、何か差し出しているので、何だろう…と思いながら見ると、何か紙を筒状に丸めて、輪ゴムで止めてあるものだった。何だか分からないけどくれると言うので、大層なものをもらう様にうやうやしく、もらったあと、一度頭の上へ丁重に掲げてからそれをあけてみようとしてたら、まだ高原がいたので、何だろうと見上げると、高原が手を差し出していた。そうか、握手してくれるのかぁ、と喜んで高原のきれいな手を握り締めた。冷たい手をしていた。今まで何人もの踊り子さんと握手をしてもらったが、冷たい手をしていたのは、高原が初めてだった。

オープンはまだ続いていたが、高原の冷たい手の感触が何とも切なくて、楽しそうにサービスしている高原を遠くから私は見つめつづけていた…

5.真田ゆかり

フランスの貴婦人の様な大きな帽子にロングの手袋、椅子に、斜めに座り、顔だけ正面を向けている。初めて見る人だが、とても綺麗な人だ。

音楽に合わせて優雅に踊った後は、ドレスを脱いでホワイトメタリックのサンバを踊るには少し地味な感じの衣裳。マイナー系のサンバの曲をうまくこなしていた。まぁ、サンバのステップを踏む事はなかったのだが、それはそれなりに気持ち良く踊ってくれた。

その後、白のシースルーのナイトウェアーに着替えて、ヒールの高さが15センチはあろうかと言う、白いハイヒールを時間をかけて履く。なかなかブラス系のゴージャスな曲の中を泳ぐように贅沢な感じで踊る。ベットもとてもソフトネスに魅せてくれる。しばし気持ち良く見守ってしまう。それにしても、あの白いハイヒールは竹馬状態である。よくあんな靴で、踊りが踊れるものだと、感心してしまった。

ベット終わり、オープン!フリルのいっぱい重なった様なスカートに、ピンクのベスト。軽やかに飛び跳ねながら、美しい笑顔をあっちこっちに振りまきながら、楽しませてくれる。ファンの人も多いようだ!

6.斎藤容子

暗い中に箱を引き摺る音がする。何だろう?と思っていると、箱のふたを開けて何かが入り来んで行ったようだった。暗い中にお馴染みのピンクパンサーのテーマが流れ出す。ピンスポットが箱へあてられると、箱のふたが上へ持ち上がり、中からピンクの耳をつけ、かなり丸い感じの白い縁のサングラスをした斎藤が首だけ箱の縁の高さまで出してピョコーンと客席の方を伺うように見回す。すると箱から軽やかに飛び出し、これもまた映画のピンクパンサーのオープニングアニメよろしく踊る。文字通りピンク色のスパッツの上下を着込んでいる。まったく見ていて興味を失わない。斎藤のすっとぼけた踊り方が、にくい程良く決まっている。斎藤はなかなかのエンターティナーである。私が承認する。

曲も終わりの頃、ふたの開け放たれた箱の後ろへ小さくなって隠れるようにしながら、着替えをする。黒のシースルーベースの短い上着、裾や袖口にはやはりピンクのムートンがあしらわれている。下は黒のTバックで、後ろには黒のリボンが付いていた。明るく軽快な、まるでオープンの時と同じ感覚で、軽快に踊る。この場面は見ていて、本当に楽しい。チョットぽっちゃりめの体型が、なんとも愛らしくてたまらない。

盆へ行ったり、花道から本舞台の右、左、と、くまなくあいきょう良く踊りまわる。会場の手拍子も大変に盛り上がっている。誰もかれも、無条件で斎藤の踊りを楽しんでいた。川崎に来た甲斐があった!と思わせてもらった一場面である。

さてさて、かわいく踊ってくれたあとは、ベットのお時間。黒のショールを胸のところで縛っただけの衣裳。黒に銀のラメで装飾が施されているもの。靴は黒のハイヒール。ちょうど11月の浅草でやってくれたものと同じものだろう。

ふと気が付くとオープンタイム!シルバーメタリックのショートドレス。ほんとに可愛い顔をしていると思いながら、斎藤の元気の良い踊りを楽しむ。すると、花道の付け根のところでオープンしていた斎藤へ、またしてもいつかの好青年が現れ、クリスマスの靴のなかにお菓子の入った物を、斎藤に差し出す。斎藤は「ありがとうございます!」と、さらに可愛い笑顔で好青年に答えると、何を思ったのか、そのお菓子の入った靴を手に持って、踊りはじめた。好青年はちょっと呆気に取られて見ていたが、斎藤はそれを多くの客へ見せびらかすかのように、踊っている。

好青年の本当の気持ちを語ってもらったが、「正直言って、はずかしかった…」と言っていた。そして、斎藤に心の中で語り掛けたそうだ。「そこまでしなくていいよぉ…」 斎藤容子も熱演していた。

7.憂木瞳

斎藤のシヨーの余韻が、まだ納まりきれない中、豪華な衣裳に身を包み、登場した憂木瞳。やはりトリを取っているだけに、ファンの数も多い。

ブルーのスパンコールベースの上着とスカート、それを銀ラメのフリルで縁取り、さらにシルバー系のチェーンで派手に装飾されている。一口で言えば、フィナーレで着るような派手はでの豪華衣裳。以前に憂木の事は、浅草で見たような気がするのだが、どんな人だったかすっかり忘れてしまっていたので、楽しみにしていた。

なかなか愛嬌のある可愛い感じのする人だった。マイルドなマロンカラーのミディアムロングの髪にウェーブをかけている。

ファン達の手拍子にうまく乗っかって、キラキラと踊る。また、今回のみの企画だそうだが、一通りショーが終わると、フィナーレへ行く前に、憂木と舞台の上で、ツーショットポラを撮ることが出来る。一枚千円である。 撮りたい人は、靴を脱いで舞台の上へ上がり、千円を払うと、トップレスにピンクのストライプのギルガメエプロンをし、ショッキングピンクのハイヒールを履いたきれいな憂木瞳と一緒に並んでポラを、撮ってもらえる。

ポーズは色々と、注文を付ける事が出来る。彼女を抱きかかえたり、ピースを出したり、人それぞれの好みのポーズを注文していた。もちろん普通のポラのようにとっても構わない。川崎ロック以外では絶対にやらない企画だと、彼女が言っていた。結構大勢の人が撮るので、終わるまでに時間がかかる。

ツーショットポラの特別企画が終わると、憂木瞳が、マイクを握り締めて、お客さん達へご挨拶をする。「今日は来てくれてありがとう、私たちも頑張るので、応援してください」と言う様な内容だ。しかし、踊り子さんが、目の前で喋ってくれると言うのも、なかなか良い感じがした。とても親近感を覚えるし、また来ようかな! と言う気分にしてくれる。

8.フィナーレ

出演者の方々、様々な衣裳で出て来るので、とても楽しみだ。ほとんど色紙や伝言の応対をする時間になってしまっている。こう言う事が出来るのも川崎ロックの良い所だ。