もずのわくわく劇場日記 No.009


1998年 2月 8日(日) 日記とレポの二本立て!

川崎ロックは危険がデンジャラス? [観劇レポート編]

本日の出演

1.小室リリカ 2.綾瀬ナナ 3.タマラ 4.柚木真奈 5.沙羅 6.細川百合子 7.平松ケイ 8.フィナーレ



1.小室リリカ

「沙羅」の他にも小室が見たかった。去年、浅草ロック座で情熱的なベットを目の当たりにしてからずっと注目していた。だから小室は真っ赤! なイメージがつきまとう。今回は水色のドレスに水色のフチの大きい羽をあしらった帽子姿で登場! 軽快なテンポの音楽に乗せて軽やかに踊る。

久しぶりに見た小室の顔が少し細くなった様に思ったので何故だろうと見ていて気がついた。
ロック座で見た時は、ウェーブのかかったボリュウム感のある髪を束ねずロングのままであったが、今回は耳の辺りの髪を左右それぞれ三つ編みにして、それをサイドからバックへ巻いてアクセントをつけている。

しかも、その三つ編みにされた部分の髪は栗色に染められており、とてもエレガントなヘアスタイルに仕上がっている。また、口紅も今日は、ピンクの濡れた色をしたもので、とてもヘアスタイルと衣裳とのコーディネイトも良いし、それもこれも小室の素敵な笑顔があってこそのものだ。

ファンの人が沢山来ていて、最初から物凄い盛り上がり方をしていた。第二景は白のナイトウエアーで登場。いつ見ても小室のベットには「うっとり」とさせられてしまう… 満足満足。

オープンは期待したイメージ通りに、真っ赤で燃えるようなドレスと靴。小室の笑顔爆発! と言った感じで、ファンならずも手拍子をせずにはいられない。もっと踊っていて欲しい… と願う想いを抱きながらも最後の曲が終わってしまった。

しかし、ファンの人から大量のプレゼントを舞台の上に並べられてしまい、それを暗転している中で集めて引っ込もうとするのだが、これがどうして! 分量が多くて全部持ち切れない。それでも必死になって持ち帰ろうと焦っているのだが、真っ暗な舞台の上では中々思うに任せない。

ようやく何とか両腕に抱え込んだのだが、何と! タンバリンさんの投げたテープも一緒にプレゼントの中に巻き込んでしまっていた。舞台上の小室は、その事に気がついていないのか、無理にでも舞台袖へひっこもうとして力任せにプレゼントの束を引っ張る。するとタンバリンサンはタンバリンさんで、テープを早く回収しようと引っ張る。

小室は何だか分からないが、プレゼントの束が見えない力によって引っ張られるので、また引っ張り返す。そんなやり取りが何回かされているうちに、照明さんの方が気がついて、ステージの灯かりをいくつか点灯した。

それでようやく小室は事態を把握出来たようで、プレゼントにからんでいるテープのもう一方の端を握っているタンバリンさんに「ごめんなさい!」というと、タンバリンさんも、自分が持っているテープを丸めて「このまま持って行ってください。」と言った。

小室は恐れ入る様に「じゃぁ、後で返しますから…」と言いながら、恥ずかしそうにプレゼントの束にからまったテープごと引っ込んで行った。(第一回目のステージより)

2.女孫悟空現る? 綾瀬ナナ

小室がようやく無事に?引っ込んで暗転していた舞台に華やかな照明がつく。するとそこには小柄な踊り子さん。金色に近い黄色と赤の返しの一見孫悟空の様な衣裳を着ている。

ハイテンポな明るい曲が流れ、相当激しく踊り出す。とても良いテンポだ。見ていて嬉しくなって来る。孫悟空と言ったのは、べつに綾瀬がそれに似ていると言う事ではなく、それくらい休み無く激しく快活に踊っていると言う物の例えである。私としてはこの様にガンガン踊ってくれる人が好きだ。去年ここで見た「鶉ひよこ」さんも元気に踊りまくっていたのを思い出す。

一曲笑顔を絶やさずに踊りまくってくれた後、休みもせずに舞台の袖から「如意棒」…もとい! バトンを持ち出し、今度はやはり激しく踊りながらバトントワリングを見せてくれたのだが、これが結構くせもので、いつもはうまくやっていると言う事はすぐに分るのだが、朝一番のステージのせいなのかイマイチ調子が出ない様子だった。これが本日の「デンジャラス・その一」だ!

お客さんに人気のある踊り子さんの様で、うまくいかないバトントワリングをみんな笑いながら見守っている。そんな時、手元がすべりバトンが舞台右側の一番前のお客さんのところへ飛んで行った! 幸いお客さんに突き刺さる事はなく、会場でもどっと笑いが起き、綾瀬は「すみませーん…」とバトンを拾いにいった。あぶない! と言うよりも、やはりおかしくて笑ってしまった。とても愛嬌のあるお嬢さんだ。(第一回目のステージ)

第二回目のステージの時は、さっきの様にバトンを飛ばす事はなかったが、やっぱり自分が思うようにバトンが言う事を聞いてくれずに、座ってバトンを操る場面で失敗し「えーーーーっ!」と大きな声で叫んで、十秒程脱力していた。(笑い)こんな場面でもお客に大ウケしてしまうのは、綾瀬の人徳だろう。ホントに楽しい子である。

第三回目のステージの時は、盆の真っ正面で、楽屋から出てきた「沙羅」が立って見ていたので、綾瀬はとても緊張しているようだった。そのせいか今まで全然決まらなかったバトンの演技もばっちり決まり、お客さん達から「やんや」の拍手を浴びていた。

ところが、そんな綾瀬がベットの演技に入ると、別人のようにアダルトな世界が開けて来るのは不思議だ。さっきまでずっと激しく踊っているので、全身汗でびっしょりになっている。もともと川崎ロックは暑いが、そんな分量の汗ではない。綾瀬だけ盆の上でシャワーでも浴びたのか? と言うほどの汗だ。いかに熱演していたか良く分る。

実際、盆の上で横たわると、盆の上に汗が溜まる! これには驚いた。とても繊細で神経の行き届いたベット演技に、お兄さんは思わず抱きしめてあげたくなるほどだ。足や指先の震える演技なんて、ホントに上手かった。私は誉めてあげたい。

オープンショーは無く、ポラロイドショーをする。お客さんとの対応も明るく元気で素直で、とても好感の持てる良い子である。写真には「綾瀬ナナ」と言うシールを貼っていた。また、第二回目のポラショーの時、一通り撮り終えたようなので「もう他にはいませんか?」とマイクでアナウンスが入ると、なんと!「綾瀬」がとても元気の良い声で「はーい!」と手をあげた。

これにはお客さんも川崎ロックの従業員の人も驚いて、ドッ! と笑いが起きた。するとアナウンスのお兄さんも大したもので「綾瀬が撮っても五百円だからね!」と言ったのにはお客さんも大笑いしていた。ホントに楽しいひとときだった。

3.タマラ

去年の「浅草ロツク座」で初めて見た人だ。今日この人が出ている事は知らなかったので、顔を見た時まるで旧友にでも再会出来た様な喜びを感じた。この人は私と相性が良いのか、良く舞台上で遊んでくれるので、とても好きな人だ。前回の「浅草ロック座」のとき、一人踊り子さんが休んだために、ソロで踊っていた。その時、「細井架奈美」の後の出番で、ベットをやっている時に目が合った。そうしたら盆の上から私に手を振ってくれて、おまけに「細井架奈美」が使っていた羽根のショールの羽を拾って、それを手のひらに乗せ、ふぅーっと息を吹きかけ、盆の上から私のもとへプレゼントしてくれた事があった。



 ←タマラ嬢がプレゼントしてくれた、細井嬢の羽。


そんな彼女は会う度に綺麗になっているので、どうしてなんだろう?と良く見ていると、髪型が微妙に変わっていたせいだと気がついた。初めて見た時の彼女は余り化粧もしておらず、ブロンドの髪も肩の当たりでバッサリ切りっぱなしにしていた。何となくヤボったく見えたのだが、今回は丁寧にメイクアップして、髪もサイドの辺りを後ろへなびかせたような感じにブロウしている。とても綺麗になった。

踊りの方はロック座で見た時と大きくは変わっていなかったが、近くで見られた分だけ楽しめた。今回も頻繁にアイコンタクトをしてくれたのだが、どうも私の顔を憶えているようだった。いや、途中で思い出してくれたのかもしれない…二回目、三回目と、微笑みながらピンクの羽のうちわで扇いでくれた。良い香りがした…タラバに会えたので、予備に買っておいたバレンタインのチョコの箱を差し上げようと一回目のステージの時、準備してオープンの時にチャンスを伺っていたのだが、渡し損ねてしまった。

それと言うのも彼女のオープンショーは、ちょっと変わっていて、明るくウキウキしたものではなく、動きの静かなクールな演出になっているのだ。ファッションシヨーをイメージすると近いものがあるかもしれない。また後半は椅子に座り、両手両足で手拍子をするような変わった振り付けもあった。全体にはブルースが聞こえて来るような渋い(カッコイイ)演出だった。

プレゼントは二回目のステージの時に、しっかり渡し、初めて握手をしてもらったが、冷たくて堅い手をしていた。また、片言の日本語で「アリガトウ!」と言ってくれたのはうれしかった。


4.柚木真奈

ちょっとぽっちゃり型の、色白のもち肌美人。おすまし顔で踊りを始めたが、顔見知りのお客さんを見かけると、人柄の良さが時折見え隠れする。踊っている最中に話し掛けて来たりもする。本当は結構元気の良い人だ。

二回目のオープンのときに、私の所で開脚したので、チョッカイを出してみたら(何をしたのかは秘密)大いに受けてくれて、三回目のオープンの時に、柚木の方から私にご挨拶してくれたのだが、私の後ろの席にいたおじさんは、その様子を見て何故か驚き、私の事をジロジロと見ていた。

別に知り合いでもなんでも無いのに… 一体何だと思ったのだろう…?
今後とも彼女は気になる存在になりそうだ。

5.日本の怪談… 牡丹灯篭? 沙羅 登場!

待ちに待った沙羅のステージ。ほほほ♪ うれしい。今日はどんなステージを見せてくれるのだろう。暗転している舞台にクリヤーなピアノの音が流れてきた。すると、でたぁ〜!

手にお盆の時に使うような「ちょうちん」を持ち、行く先を探るようにそろりそろりと着物姿の「沙羅」髪に銀の箸の様なかんざしを5本差し、蝶と桜の柄の着物。銀と金のリバーシブルの帯を花魁風に前で結んでいる。そのつぶらな瞳には憂いをたたえている。和物のステージだった。

はじめて見る沙羅の和物のステージは如何なる物か… じっと見つめる私。うーん、中々良い。新たな魅力を発見出来た。手先の演技が柔らかでしなやかで、とても良い。悲しげな表情にキュン! としていると、口元がドナルドダックになっていたりする。(少し笑い)情熱的なひたすら真っ赤な口紅を使っていた。見つめているとゾクッ! と来る。(悪寒ではなく良寒と言うのか?)

一個所にじっとして踊るものではなく、絶えず舞台の上を「愛しい人を求めてさまよい歩く」と言った踊りで、「怪談・牡丹灯篭」を模したのではないだろうか。それにしても季節を先取りしている。舞台袖の幕をまさぐったり、ライトのポールに絡んだりと、それはそれは色っぽい演技に感動した。一度だけポールに衣裳がひっかかた時もあったが、少しも慌てる事無く緩やかにそれを外し、踊りを続けた。

ベットの場面では、舞台の右側から背中を向けてすーっと出て来るのだが、その時、白のシースルーの襦袢から肩を露出させていて、スベスベした白い沙羅の肌が、また何とも色っぽくて、「湯上がりの沙羅」を連想させてくれる。「微笑み」と「憂い」の表情をうまく使い分け、精神的な官能の世界へと優しく導いてくれる。そんな沙羅の誘惑を逃れる事など、誰にも出来はしないだろう… 私は、誘われるままに沙羅の幻想的な世界に引き込まれて放心していた。

そんな余韻に浸っていると、オープンショーでは、明るく元気な可愛い沙羅が舞台左手からジャンプして飛び出して来る。もう、会場は手拍子の嵐! 物凄い盛り上がり方であり、そのエナジーを反射するように沙羅自身も快活に飛び回る! 両手を下から上へあおぎたて、お客に「立て!立て!」と言うかのようなしぐさをした。もしも、お客達がその気にさえなれば、ロックコンサートの様になった事だろう。

二回目オープンの時は張り切り過ぎたのか、舞台向かって左側の所で、右脇腹を下にして寝そべり、足を勢いよく上げた瞬間! なんと、靴が脱げて舞台のバックスクリーンの方向へ飛んで行った!

その事に最初に気がついたのは、我々お客だった。沙羅はニコニコしながら、足を上下にバタバタと開脚していたが、何か変だ… と気がついたのだろう。横に座りながら客席を向いたまま「はぁーーーっ!あれーーーーっ!」と大きな声で叫んでいた。もちろんお客たちは笑い転げていたのだが、沙羅も沙羅だ。飛んで行った靴が見付からずに、キョロキョロと舞台の上を見回していた。(大爆笑!)

そんな沙羅を見て、何人ものお客が「あっち、あっち!」と指差しているのに、全然見つけられずに、結局、履いているもう片方の靴を脱いで奥の方へ持っていき、裸足でショーを続けた。でも、みんな笑いが止まらなかった。まぁ、脱げた靴が客席へ飛び込んで、怪我人が出なかったので良かったと思う。(笑い)

予定通り、一回目のステージの時にプレゼントを手渡し、握手して頂いた。考えて見ると今日初めて沙羅の手を握ったのだった。柔らかくてあったかい手だった。

沙羅の劇場? (爆♪)


 ←沙羅の劇場? (爆♪)





6.細川百合子

昔の松田聖子が着ていた様な、黄色い色のショートドレスで登場。アイドル路線のリズミカルな踊りが、板についていた。結構良くお客さんの顔を見てくれて、とても好感が持てる。乗っけから手拍子の嵐。ただ、ドッ、ド、ドンの様な手拍子は長い間していると、だんだん疲れてきて、皆さんについて行けなくなる。(歳か…)時々変なリズムで手を叩いてしまうので、周りを気にしながら手拍子をしていた私。

彼女にもアクシデントは起きてしまった。二回目のベットの時に、ネックレスが切れてしまい、動く度にパラパラと小さなビーズが盆の上に散らばって行く。ちなみにこの時のネックレスは、小さなビーズと、大きなガラスの玉が交互につながっていたもので、切れた時に大きな玉が、コトン! と盆の端っこに落ちた。そのすぐ前にいた人が、それを彼女の方へ返すと、今度は大きな玉が無くなったために、小さなビーズが、糸から抜け落ちて散らばってしまったのだ。そんな上でベット演技をしていた細川は、動揺する事無くきっちりと仕事をしていた。でも、本当は背中のあちこちが痛かったのではないだろうか。

ポラショーをやる人で、一枚千円也。売れ行きはとても良かった。お客さんとのやり取りを聞いていると、アイドル路線の様だが、かなりきっちりした性格のように思えた。二回目のポラの時に、一通り撮り終えた後、引っ込む前に先程切れたネックレスのビーズを、盆の上で一粒づつ人差し指に貼り付けるようにして、カゴの中へ回収していたが、独り言のように「ちゃんとかたずけないと、後の人にわりぃーじゃん!」と言っていた。あのさぁ… 可愛い顔してるんだからぁ… もうちょっと可愛らしく言ってよ。ずいてんからの、お・ね・が・い!(うふっ!)

三回目のステージの時は、別のネックレスをして出てきていた。

7.平松ケイ

本日の大トリ。登場した時に見て、あれ?と思った。平松と言えば、綺麗なとても長い髪が自慢だったのだが、どうしてしまったのだろう。答えは簡単だった。ピンキーとキラーズの様な帽子を被っていて、その帽子の中に髪をしまってあったのだった。中々タイトに踊ってくれる。良く見ると化粧の仕方が少し変わったみたいだ。眉の形も少し変わったかもしれない。

おすまし顔で踊っていたが、やっばり美人だった。今日はブリッジしながらの踊りも披露してくれ、ガンバッテんじゃない。と思っていたら「はぁっ…!」と悩ましい声を出したと思ったら、後ろへ尻餅をついてしまった。愛嬌、愛嬌・・(^^;

ドンマイ、ドンマイ!本人テレ笑い。オープンでは笑顔でサービス! 会場大いに盛り上がる。二回目のオープンショーの時に、手に風船? んーと、何て言ったら言いのだろう? 昔、駄菓子屋でチューブに入った透明のゴムみたいな奴をかき回して、短いストローで膨らませると、シャボン玉の様な弾力のある透明な風船が作れる奴があったでしょ? あれ。

あれで作った直径15センチくらいのやつを持って出てきて、客席へ飛ばしたのね。それが、結局私の所へ飛んできて、私のものになったのだけど、あれは家へ持って帰れないから、花道の端っこへ置いておいたのだけど、踊りの邪魔になるから、とタンバリンさんかなぁ… の人がかたずけてくれた。気が利かなくてすみませんでした。

8.フィナーレ

一回目のフィナーレの時、順調に進んで行き、いつもの如く色紙などの受け渡しが行われていたのだが、小室が色紙を渡す相手を見つけるのに手間取り、最後まで盆の上にいて、ようやく渡せた時は、みんな舞台の上で一列に並んで手拍子をしていた。焦った小室が慌てて自分のポジションへ走って戻った瞬間! 足が滑って、尻餅をついた。舞台上の踊り子さん達にも、お客にも大受けしていた。小室は恥ずかしそうに両手で顔を覆い、笑っていた。(^^;

三回目のフィナーレの時、私個人的に事件が起きていた。柚木の方をじっと見つめていたら、何か視線を感じるのでその方向を見ると、沙羅とタマラが何かヒソヒソと言い合いながら、私の事を見ている。

何だろう?取りあえず手を振っておいたら、タマラが笑いながら私に手を振ってくれたのだが、沙羅は私の事をいじめる様な眼で、笑っている。なんで? と考えていたら、そう言えば沙羅とタマラには、全く同じプレゼントを送っていたので、もしかしたら楽屋で「それ、私ももらったよ!」みたいな話をしていたのではないか。きっとそうに違いない。少しは気を使って、別のものを上げれば良かったなぁ。それとも箱の中身が変なものが入っていたのだろうか? うーーーん、分からない…