もずのわくわく劇場日記 No.19


1998年 5月17日(日) 新宿 TS ミュージック

新宿 TS 物語 [観劇レポート編]

本日の出演 1.水沢ルイ 2.高瀬美礼 3.真田安見 4.有森由希 5.早川優美 6.藤沢あき
      7.アリサルミ 8.藤野あやめ 9.フィナーレ


1.水沢ルイ

デュープな紫のドレスで登場。紫の帽子にタイト気味な紫のロングドレス。膝の辺りをキッュ! と絞っていて、大き目の紫に白のリボンがあしらわれていた。また、同じ生地で同じ色のショールを肩からかけている。栗色のロングの髪が笑顔にとても良く似合っている。軽いテンポの曲に、エスコートされるようにとても上手にリズムに乗っている。それにしても笑顔がさわやかな人だ。

ショールを外すと、ドレスの背中の部分が、とても大きくカットされていて、肩口からお尻のあたり、そう、お尻の谷間が半分くらい見えている。何ともセクシー… と言いたかったが、そこの所を通り過ぎて何故か可笑しくなってしまう… 失礼な物言いなのだが、私は「志村ケン」を思い出してしまった (失礼!)

しかしながら、ダンスはとても上手い! 女性特有の繊細で柔らかな身のこなしが抜群に良い! 腕から指先に至るまで、放物線を描くようなしなやかさが特筆物である。トップバッターからこんな人が出てきてしまうのは、びっくりしてしまった。当然の如く、ファンの人も多いい様で、タンバリンさんが五人もいた。しかも、タンバリンには「水沢ルイ」のステッカーがしっかりと貼ってあった。ただ、オープンショーの時間が少し短すぎて、私としては不満だった。素敵な人だったので、もっともっと見ていたかった。

2.高瀬美礼

割と小柄な人で、ちょっと少女っぽさが顔に残っているのが、中々良い。しかしながら、ダンスはやたら上手い。見た目はアイドル系だったが、踊りは筋金入りだ。どちらかと言うと、演技派の人のようで、黒い瞳には、キラリ! 光るものを感じる。

最初の出でたちは、薄いピンクのフレアーなドレスで、見るからにアイドルバリバリの様な雰囲気で、フレアーなスカートをフリフリしながら、花道の両脇のお客さんの頭を巻き込みながら、ひたすら可愛く踊っていた。

曲が変り、一転してワイルドな衣裳で登場する。さっきまで可愛い少女を演じていた高瀬は、豹柄のセパレーツの衣裳、腕とレッグカバーにも豹の柄の物をつけ、頭には豹の耳をはやしている。きっと、先程の少女を襲いにやって来た豹なのだろう…とすると、この豹は、単に動物の豹と言う事ではなくて、可愛い少女をつけ狙う、悪い男の比喩なのかもしれない。見る人の感性によって、様々なイメージが広がる考え落ちの出し物なのか!

少女を狙って現れた豹の運命はいかに? 答えは意外に現実的と言ったら良いのか、豹にとっては残酷な結末を迎える… 豹はグリーンのネットによって生け捕られ、散々になぶられた上、生きたまま皮を引き剥がされ、悶絶して生き絶える… と言う筋書きのようだった。

世の女性たちが愛して止まない「豹柄の毛皮」は、この様にして作られている… と、そこまで言うのかどうかは、見る人が判断する事だが、中々どうして、生々しい出し物なのだったが、そのあたりの所は、高瀬の表現力豊かなダンスのおかげで、グロテスクにはならず、サラリと、綺麗に演じられていた。一見の価値あり!そしてポラあり!

3.真田安見

ピンクの帽子にピンクの短い上着にピンクの長いフレアーなスカート。そして、その下には、黄色のバニーガール風のボディースーツ。髪は黒髪で、ミディアムロングの真田。身長、体型共にバランス良くなかなかの美形。

そんな真田は、チョッと見よりも元気が良い! メリハリのあるキレの良いダイナミックなダンスを披露してくれる。元はケーキ屋の販売員をしていたと自ら言っていた。どう言う経緯でストリップダンサーになったのかは知らないが、謎の多いミステリアスな経歴を持つ踊り子さん達がストリップの魅力を掻き立てているのは、実に興味深い所である。

真田のダンスの中で最も美しいのは、細い足にスカートを巻き込んでの、星飛雄馬のような柔軟なハイキックだろう。一回のステージに付き、二回だけ見せてくれるのだが、速さ・高さ共に気持ちの良いものだった。 ベットシーンで見せてくれる、両足を閉じている所から、まるで、糸を切った様に「パッ!」 と開脚する所など、動きの素早いのも真田のダンスの特徴だろう…

また、真田はタッチショーも行う。ダンスもとても上手かったが、真田のトークも元気があって、楽しい! タッチショーが全然いやらしい感じが無く、実にあっけらかーん! として、お客さんを手玉にとっていた。この様に書くと、誤解するかもしれないが、お客さんの方も、真田と交わす言葉のやり取りをとても楽しんでいたし、タッチショーの傍観者となっている私も、十分に笑わせてもらった。

さらに、真田はタッチショーの後、引き続いてポラショーも行っていた。ポラショーでも、真田のトークと、ダイナミックな性格が爆裂!していて、もう感心するしかなかった。ポラショーと言うのも、買い手がいないと、結構踊り子さんの立場とすると、辛い時間が流れる事になり、見ている側でも息を止めて踊り子さんと視線を合わせないようにしたりして、中には急に寝たふりをする人もいるのだが、真田はすごかった!

もちろん強制はしないし、お断りも出来るのだが、真田は買ってくれるのを待つ… と言う事はしなかった。「はい! 次は貴方の番ですよ!」とカメラを手渡してしまい、自分の方から撮る人を指定してしまうのだった。私はこんなの初めて見た… 客席の雰囲気を盛り立てるのが実に上手で、嫌みが無い! とても楽しい時間帯だった。

4.有森由希

さて、お待ちかねの有森由希の登場だ。今回の出し物は私にとって初めて見るものだった。ところがだ! 大変な事態が勃発してしまった! 私も今まで数々のレポートを書いてきたが、今回の有森由希のステージについて、ほとんど何も憶えていないのだ… 何をどう踊っていたのか、衣裳をどんな物を着ていたのか… 細かい事が全然分からない… 3回も見ていたと言うのに! オーマイガット! 何てこった!

この事について私なりに考えを巡らせて見た所、どうやら気が付いた。有森由希は今日の私の本命さんなのだ。大好きな人だ… 何が言いたいのか? つまり、有森由希に関して私は、ただのファンになりきってしまって、レポートを書くライターとしての「ずいてん」と言う責任を、何処かへホッタラカシにして、ひたすら有森由希のステージを盛り上げるために、手拍子を血が出るくらい叩き続けていた、ただの有森ファンの一人となっていたのだった… しかし、これを「不覚!」と呼べるだろうか…

私は有森由希のステージのあいだ中、手拍子をしながら実に色々な言葉を心の中で吐いていた…「おいっ!有森さんのステージだぞ!もっとちゃんと手拍子をしろ!」  「ほらそこ!寝てるんじゃないよ!」  「ぼけーっとしてるんじゃない!」 等々、まるでオーケストラの指揮者の様だった… (苦笑)会場のお客さんの反応が気になって、落ち着いて有森由希の事を見ていられなかった… 第一、オープンショーのときなど、ハッピを投げられたお客さんは、どうして良いのか分からずに、固まっていて、花道の上で投げ返してもらうのを両手を差し出してじっと待ってる有森由希を見ていると、歯がゆくて仕方なかった。(そのお客さんの事が…)一番最初に私に投げてくれれば、見事に投げかえして、ハッピ投げショーを知らないお客さんのための参考になったのではないか… と思ったりもした(余計なお世話か…)

今回も最初の回の時に、ちょっとした物と一緒に噂のずいてんカードにメッセージを書き込み、プレゼントしたのだが、私の事にすぐ気が付いてくれて、「あっ! どうも!」と言うとすぐにダンスに戻った。それにしてもここはプレゼントの差し出しがやりにくくて、いつどうやって渡そうかと、悩んでしまった… しかし、次回からは良いポジションをゲット! する事によって、その悩みは解決する事が分かったので、大変に勉強になった… (近日、不二子来訪と言う張り紙があったので、その時は大いに参考になるだろう…)

それにつけても花道の付け根の席で見ていると、何かが起こる… と言っていた言葉が思い出されたが、有森ショーを見ていて良く分かった。何が起きたのかは、内緒にして置こう… どうしても知りたい人は、私にメールしてくれ。(笑い)

さらに! 残念な事があった。それは、二回目のフィナーレの時には、踊り子さん達のパンティープレゼントが行われたのだが、この時に有森は私に気を使ってくれて、ちっちゃく丸めたパンティーを、私めがけて真っ直ぐかつ、力強く投げてくれた。あんなに遠いいポジションから一生懸命投げてくれたのに、何と! 私の前の席にいた何処かのおじさんが、見事に私の前でカット! してくれちゃったのだった… ふん! 方向と距離は、見事なまでに調節されていたので、有森さんに心の中でお見事! と叫びながら感心していたのに、まさか途中でパトリオットミサイルの様なおじさんが出て来るとは… 予想もしていなかった。しかし、おじさん! 有森さんのはいていたパンティー… いったい持ち帰ってどーするんでしょうね…? やっぱりはくのですかね…(笑い)それを考えると、有森さんのパンティー、もらわずにいて良かった… 後始末に困りますからね…(笑い)


私は有森手ぬぐいをもらったので、充分満足でした!

5.早川優美

黄色い三角帽子の先に白い綿毛のボンボン付き、そしてやはり黄色くて短いマントに同じ色のディバッグの様な袋を背中に背負っていた。白い綿毛の縁取りがある。ちょっとテンポの早い曲に乗り、絵本の中から抜け出てきたようなキャラクターだった。

最初に出てきた時に、何か手違いがあったのか、唇をとんがらかせて踊っていた。そういっても冗談交じりのような顔していたので、大したことでもなかったようだ。コケティッシュなイメージの強いキャラクターの早川は、踊りながらも良くしゃべる人だった。

気取りがなくて取っ付きの良い性格のようで、お馴染みのお客さんと顔を合わせては、笑っている。そんな所を見ていると自分もずっと前から早川の事を知っているような、不思議な感覚になれる。踊りの方は、長いフィックスの後、超ゆっくりとした動作が得意のようで、中々美しかった。とても体が柔らかいので、どんなポーズでも無理なく取れるのだろう。早川の柔軟性はとても素晴らしく、ただただ感心してしまった。

ポラショーでも元気よく、お客とのトークも見逃せなかった。それに、3回目の高瀬のステージのとき、高瀬と同じような豹柄の衣裳をつけ、乱入してきた。花道の先端で高瀬と入れ替えに踊っている時、絶えずお客と話をしていて、「あのなぁ… これ何にも練習してないのよ! ぶっつけ本番でやっているのよ…」と時々眼で高瀬とのタイミングを計りながら踊っていた。

6.藤沢あき

コケティッシュな早川のあとは、180度雰囲気の違う藤沢あきの登場である。スリムな体つきに知的な面立ち、黒く流れるような髪。超セクシー系、大人の色気たっぷりの人だ。藤沢を見ていて、何故か「夜」・「横浜」・「海」・「黒いロングドレス」・「金のイヤリング」・「外車」… と言うような連想ゲームをしてしまった。何にせよ「いい女」を絵に描いたような藤沢である。

艶やかな黒い髪をポニーテールに結い、金のチェーンを絡めている。金色のラメのスリムなロングドレス、その下に黒い下着が透けて見える。エナメルの黒いパンプスもピッタリしていた。派手な動きと言うよりも、細く切なくユラユラと踊る藤沢の姿が、たまらなくセクシーだった。

ポラショーもしている。どちらかと言うと、口数は少ない方だが… と言うよりも、前に出てきた人達の口が達者だった為に、そんな印象を持ったのだと思う。しかし、「いい女系」の藤沢には、その方が似合っている。人それぞれ色々な個性があって、ポラショーも楽しいのだ。

7.アリサルミ

今回の唯一和物の踊り子さん。和物と言っても、出し物は「牛若丸」の出し物で、中々牛若丸の衣裳が良く似合っていた。小道具も笛に刀にと、多用する。しかし、花道を一番前まで進んで来た時に、意味不明?に「ニカッ!」と笑うのは、印象的だった。私は何かあるのかと思って、思わず後ろを振り向いてしまった…

牛若丸の踊りが終わると(ここまでは、素肌は見せていない)今度はタッチショーになる。お絞りを持ってきたのは良く分かるのだが、「アロエのクリーム」は、一体何の為に持ってきたのだろう…と思っていたが、じきに分かった。

「はぁ〜い! これから先は貴方と私のタッチのお時間でぇすぅー! その前に、私のナイスなボディーをご披露しまぁすう!見たら感激するよ! …感激したら拍手すんだよ!」私はさっきまで、中々可愛いおとなしそうな感じの人だと思っていたのだが、全然違っていた。元気、豪胆、面白い… と、イメージが変っていった。

色々と細かく書くと、いつもの「シアターずいてん」のレポートとは、まったく違う仕上がりになってしまうので、敢えて「自主規制」させて頂くが、2回目のタッチショーの時は、実にへんてこりんな事になってしまったので、そのあたりの事だけチョコット書こう…

西洋系の外人さんが、前の方の花道の脇に座っており、その人の事を目に留めたアリサは、訳の分からないような単語を並べたてて、「ゆー、おっけー? じゃぱにーず、ぷっしーワンツーワンツー!」何じゃそりゃ?そんな事を言われた外人さんは、結構「好き者」そうな目をしながら、自分の前に開脚されたアリサの×××にひとさし指を突っ込んで、ワンツーワンツーとやっていた。

十分に楽しんだ後、アリサは、物珍しそうにその外人さんの顔を見詰めながら、「へぇー、外人さんって、こんなに鼻も高いんだね… と、手でその人の鼻をすべすべとさすりながら、興味深そうに触わっていたのだが、今度は頬を両手で挟んで、へぇー、やっぱり顔の掘りも深いしね…」と、シゲシゲと眺めている… そのうちに「あんたさぁ、女の子にモテるでしょ!」と言ったのだが、外人さんには意味が分からないようで、首をかしげていた。

そんな外人さんにアリサは、「えっ?意味分かんない?なんて言ったらいいのかなぁ… ねぇ! 後ろの応援団の人! モテるって、英語で何て言うか分からない? ねぇ! なんて言うの?」と、急に応援団の人達に振って来たのだが、応援団の人達も「………。……誰もわかりませーん!」と、叫んでいた…

それなのにアリサはまだあきらめずに、「どうすれば分かるのかなぁ…」と、悩んだ挙げ句にとうとうジェスチャーをし始めた。「うーんと… 日本の女の子がね、…こうゆう風に…」と、ステージで立ってクネクネと品? を作り、両手をほっぺたにあてて、悩ましい表情を作って、外人さんの前へ歩いて行き、近くまで来た時にパッ! と両手を広げて、ワァ〜オ〜… と(これって雰囲気伝わってますか?みなさん…)「ねぇ、どう?分かった?分かったでしょ?えーっ!まだ分かんない?どーしよう…」と、言っているうちに時間が来てしまい、ほとんどまともにタッチショーを行わなかった… と言う話であった… (こういうの書くのって、スゲー難しい…)

とにかく、場内は大爆笑! のひとときであった… ふぅーっ…

8.藤野あやめ

少女っぽさを残した顔に、大人の身体。微妙にアンバランスな所がとても魅力的な女の子と言った感じだ。ダンスも踊ると言うより、演じる、演出すると言った方が近いかも知れない。とにかく美形な人なので、近くで見るとポーっと見つめてしまう…

何と言うか、一つ一つ、一回一回のポーズが何とも美しくて、まるで写真集のグラビアを見ているような不思議な感覚になってしまう。私もさすがにポラを撮らせてもらおうかなぁ…と思ってしまったが、場所が狭くて、どう考えてもおっさん達の顔が写ってしまいそうなので、涙を飲んで、パス! してしまった…

もしも、プライベートで写真を撮らせてくれると言うなら、絶対に撮って見たい人だった…

9.フィナーレ

人それぞれ思い思いの衣裳を着ての登場。何故か看護婦系の衣裳が多かった。また、二回目のフィナーレの時、踊り子さん達によるパンティープレゼントが行われた(三回目のときは私は帰ったので知らない)。ステージで横一列に並んでいた踊り子さん達が手拍子をしていたが、突然! 有森さんがパンティーを脱ぎ出したので、何をしてるのだろう? と驚いているうちに、他の踊り子さんも次々とパンティーを脱ぎだし、一斉にそーれっ! と客席に向かって放り投げた。皆さんすごい気合で、奪い合っていた。その時は正直言って、私は何が起きたのか、サッパリ訳が分からなかった…

今回のおまけ!「女神有森の愛の聖戦パート2」はこちら…