もずのわくわく劇場日記 No.20


1998年 6月 7日(日) 浅草ロック座

魅惑のひととき 浅草ロック座編


1.相川麗実(十三のスーパースター)


斎藤容子のインフォメーションから始った今回の浅草ロック座公演、トップを飾るのは相川麗実。最初からプラックなイメージで始る。舞台中央で、相川を取り囲むように、細井・ティファニ・エリーが立つ。それぞれ黒のレザー風コート、ミニスカート・警察風の帽子を身につけ、手にはムチを握っている。その真ん中で、怯えるように相川がはべっている。やはり黒のボディースーツに黒いハイヒールから膝上までつながっているソフトブーツと呼べば良いのだろうか、長いストッキングと言えば良いのだろうか…をはいている。細井達が手に持った皮のムチで、怯える相川をいたぶる。恐怖と苦痛に顔を歪める相川。逃げようとする相川を必用に攻める。緊迫感あふれるBGM!アクションの大きい演技に、見ている側も息を呑みながら引き込まれてしまう。相川を始めとする踊り子達のキレの良い動きが、黒いイメージのステージを盛り立てる。

散々いたぶった相川を残し、吐き捨てるような眼で一べつすると細井達はその場を立ち去っていった。後に残った相川が花道を進み、ベットへと流れ込む。前盆へ進んで来る相川が、一歩づつ近づいて来るごとに、不思議なオーラーの様な物を感じて来る。甘い香りに包まれて滑らかに盆にすべり込み、相川の肢体を見せ付けられて、私は身動きが出来なくなるほど、相川に視線を奪われた…艶やかな髪にくっきりとした目鼻立ち、燃えるような情熱的な赤い唇。思わず手を滑らせてしまいたくなるような頬から、首すじ肩口、たおやかで豊満な胸へと視線がながれ、細くくびれた腰、ふくよかに盛り上がったヒップラインそして、白く長く延びて行く足…無言のうちに相川の誘惑にどっぷりとハマってしまう。

そんな呆然としている私を見た相川は、謎めいた微笑みを投げかけた。すっかり相川の迷宮のラビリンスに迷い込んだ私は、もう、どうにでもなれ!と、相川のアダルティックな世界に身も心もどっぷりと浸り込んでいった…

2.桜沢まみ(コケティッシュな少女人形)


アダルティックな相川とは打って変わって、いきなりコケティッシュでファンタジックな場面に転じる。まさに汚れ無き乙女達の、秘密の花園であろうか…夢でも現実でもない、何処か遥か彼方にある幻の国で、乙女達は花を摘み、微笑み合い、にぎやかな花園で暮らすそんな空間が舞台に広がる。

舞台全体に少女チィックなピンク色のイメージが広がり、中央から「かみ手」側へ延びて行く階段の中ほどに、斎藤・小林・水月・美咲達が手に花をもって座り、桜沢が皆と戯れる。それぞれ髪を左右に耳のあたりで結い、その髪にピンクの花を差し、ピンクのショートドレスにバレーで履くトゥシューズを履いている。

桜沢のおしとやかかつ、メルヘンチックで軽やかに踊る様は、春の陽射しのようだ。まぶしくも柔らかく差し込む春の陽が、冷たい心の中まで差し込んで、身も心も暖めてくれるそんな気持ちにさせてくれる。

束ねた髪を解き放ち、ベットへと入る。白いベット着を肩から滑らせると、名前の通り、桜色した背中がとても美しい…見ているだけなのに、スベスベとした感触が伝わって来るようだ。少女の様な微笑みをたたえたままのベットシーンには、やはり禁断の世界と言った雰囲気が香る。華奢(きゃしゃ)な感じのする桜沢の事を見ていると、思わず私が守ってあげたい!そう思わせる。無事にベットを終え、スポットライトの中、立ち上がる桜沢は 「どうもありがとう…」 と言うような飛び切り上等な笑顔で、拍手に答えていた。

3.野本麻文(ロック座期待の新人)


幕が開くと、舞台中央に、長いテーブルがあり、その上にはフルーツを盛り合わせた籠がある。さらにそのテーブルの右端には、深いシチュー鍋があり、野本は、料理の本を見ながら、クッキング中と言うステージ。それも、舞台の環境は、トロピカルな雰囲気なので、どこかのカレーのCMにあったような状況だ。

青いエプロン風の衣裳で、新人さんらしくフレッシュな感じがした。髪は短めで、毛先まで丁寧にカットされていて、とても清潔感があり、「特に気合を入れて」と言うような、力んだ所が無く、とてもニュートラルで見ていても、とても気持ちが良い。きっと素敵な踊り子さんになれると思う。

ベットへ流れてからの野本は、また不思議な感じがする。演じると言うよりも、何故か自分の部屋にいると言った、リラックスした雰囲気で、のびのびとBGMを口ずさみながら、とても自然な感じである。見ていると野本の部屋へ遊びに行っているような気がして、思わず 「ねぇ!」 などと声をかけたくなってしまうのが何となく自分で可笑しかった。

4.美咲れい子(人恋しい微笑み)


舞台中央からかみ手側へ出来ている階段の上に、細井・小林・桜沢・相川と列に分かれて並んで座り、各々雑誌を広げて顔を隠すようにしており、そこへリズミックでポップな感じのBGMが、流れている。

そして、座ったたまま本を読む様な体勢を崩す事無く、膝から下を使って、リズムに合わせて足首をそろえ、右へ左へと軽い感じでみんなでダンス。そんな所へ美咲登場。みんなは本を持っているのに、自分は持っていないので、ダダをこね、みんなの持っている本をひったくろうとする。この時の美咲の仕草が、何ともいじらしくて可愛い。ちなみに本は、「アップル通信」と「デラべっぴん!」だった。ちゃんと気を使っているようだ…

そしてみんなとじゃれ合いながら、何とか本をひったくり、読みふける。その頃には他の皆は飽きてしまって、その場を立ち去って行く。しかし、まだ本を読んでいる美咲に、本を見ていて刺激された細井が、美咲にチョッカイを出し始める。最初は美咲の胸を指で「ツンツン」と突っついて見る。そして、それをそばで見ていた相川も、刺激されて細井と一緒になって、美咲の体をまさぐり始める。美咲は悩ましい顔をして、快感にひたりだす。

だんだん興奮してきた細井は、さらに大胆に美咲の服を脱がして、美咲の大きな胸を露出させる…なんとなく、フランス映画の***夫人のシーンのシチュエーションを思い出した。しかし、ここではあのテーマ曲が聞こえて来るような淫靡な感じではなく、少女たちが興味本位で遊んでいるうちに、何だか胸の中がモヤモヤっとして来てしまった…と言うような、設定である。

そのうちに、美咲・細井・相川が、くんずほぐれつの3Pになるのかと思われた時、何を思ったのか、突然 細井が、美咲をまさぐっている相川の手をとって、「こんな事しちゃぁ駄目なんだよ!」とでも言うように、舞台袖の所まで引っ張って行く。…最初は自分がやりはじめたのに…>細井

相川は興奮しながら美咲の体をまさぐっていたのに、急に手を引っ張られたので、何だか分からず美咲の方をいとおしそうに見つめながら、自分の股間を押さえたまま、細井に引きずられて引っ込む。このあたりの情景を、とてもコミカルに描いてあるので、見ていて何とも可笑しい。相川の三枚目ぶりも、中々どうして、楽しかった。

一人その場に残された美咲は、興奮覚めやらずにBGMにのって、ベットへ入る。縛っていた髪を解くと、サラサラとした髪にボリュームがあり、それまでの少女を演じていた美咲とは雰囲気が変り、グッと大人ぽくなる。何となく眼に「憂い」をたたえ、見ている者に「すがるような視線」が、盆の上から差し込んで来る。見つめられるとドキッ!としてしまうが、とても優しい視線である。

碧のライトが、美咲の体を舐め回す。美しい光と影が、美咲の白い素肌を見事に演出する。見とれている間にベットの時間も終わりになってしまった。盆の上から花道を通って行く間、にこやかに笑いながら、お客に手を振る。満足そうなお客の顔を見れば、美咲のステージをイメージ出来る事と思う。

5.細井架奈美(いとおしき笑顔の天使)


開演前、私の耳には色々な話が聞こえて来た。まだストリップに詳しくなさそうな人達の会話。多分、割引券の写真を見ながらだと思う「なぁ…この細井か…な…み…って言う子さぁ、前に一度見たことあるけれど、スゲー可愛いんだよなぁ…今日も出てるんだよなぁ、うわぁー最高じゃん!」ほほほっ!何?細井架奈美が可愛いって?おうっ!江戸っ子だってねぇ、スシ食いねぇ!…みたいな気分でそんな会話を聞いていた。いやいや、私事である…

幕が開くと、一段高い台の上に真ん中奥に細井、右側に斎藤、そして左に桜沢と言う形で、並んでいる。しかも、両はしの斎藤と桜沢の所には「おり」の様なフレームがあり、その中に二人とも入っている。手足に白い紐を結んであって、上から吊るされているような形になっていた。なるほど、操り人形という設定だ。半ズボンに三角帽子を被り、手袋をして人形になりきって、動かない。

その中央には、細井が今日も新鮮な取れたての笑顔で立っている。今日の衣裳は薄いピンクの長袖のフリフリシャツに同じフリフリのミニスカート。そのうえから、ピンクのスパンコール仕様のベストとスカート、そして今日はピンクのエレガントなタイプのハイヒール、右足首にアンクレットと言う出でたち。

オープニングから明るく楽しく踊る。ハギレ良くて見ていて気持ち良い。飛んだり跳ねたりしていて、本人は大変だろうが、見ている私には細井らしさが良く出ている良い出し物だなぁと思う。人形役の斎藤と桜沢が、中々良い演技をしている。三人のチームワークも良い。見方によってはブロードウェイのミュージカルの舞台でも見ているようで、とても楽しい。踊っている最中も笑顔はかかさない。良い心がけだ(偉そうに…)

ベットへの導入は、操り人形の二人が場をつないでいるうちに、本舞台中央奥で、ピンクの衣裳を脱ぎ捨て、白いロングのベット着(ネグリジェの長いバージョン)を背中を客席に向け、しゃがみ込んで「バッサー!」と羽織る。このところのベット着の羽織り方が、意味も無く美しい。私はこの場面が何故か好きだ…

ピンクの衣裳から白い衣裳に着替えると、架奈美ベットが始る。私だけが思うのかも知れないが、ピンクの衣裳を着ている時よりも、白の衣裳を着ている時の方が、背が高く見える気がする…まぁ、色による見え方の違いだろう。大した問題ではない…

今回のロック座公演の中で、一番激しく踊っているのは細井と斎藤と桜沢ではないだろうか…もっとも、そう言う出し物だからしょうがない。架奈美ベットは始っても、さっきまで激しく踊っていたので、近くにいると息遣いが激しいのが分かる。顔には出さないが、結構大変だなぁ…と思ってしまう。

細井が一番ベットで綺麗に見える角度、私の主観なのだが、仰向けにねそぺって背中と首を後ろに反らした時、真横から細井の顔の輪郭を視線でたどるとそれはそれは美しい。目を閉じて薄く笑みを浮かべ、紅い口元から真っ白い真珠のような歯がこぼれる…この角度で細井を見られた時は、私は気分がとても良い。

ベットが終わると、もう一曲サービスカットだろうか…オープンショーではないが、羽の扇子を手に持って、扇ぎたてながらお客の顔を一巡しながら本舞台の方へ帰って行くのだか、この日、扇子で自分の顔をパタパタと扇いでいたら、羽の小さな奴が抜けて、細井の口の中へ入り、細井は結構焦っていた(笑い)

しかし、差し入れの多かった事…人気があるのだなぁ…細井君は…

6.小林愛美(愛と感動のステージ)


短い休憩の後再び幕が開くと、おどろおどろしい怪奇な雰囲気が広がる。かみ手側一段高い所に、大きな蜘蛛の巣があり、そこへうす黄色の着物を一枚羽織っている斎藤が捕らわれている。そして舞台上には、水月・美咲・野本が、黒い全身網タイツに、蛍光の黄色いテープを無造作に巻き付けたような衣裳で、捕らわれている斎藤を攻撃するように、それぞれにうごめいている。どうやら毒蜘蛛の一団らしい。そして、少し遅れて小林愛美扮する毒蜘蛛の親玉が、重々しく登場する。

黒と白の柄のスパンコール仕様の打掛をはおり、足元は黒いブーツ、手にはキセルを持っており、キリっと髪を結い上げ、黒い大きな肉厚の髪飾りをつけている。いかにも毒蜘蛛の親玉と言ったところだ。眼を吊り上げて、子分の蜘蛛達に斎藤をいたぶれ!とでも言うように、キセルを持った手で指図をする。

子分の蜘蛛たちが命じられるままに斎藤をいたぶり出す。黄色い着物を着ている所からすると、どうやら斎藤は蝶々か何にかのようだ。寄ってたかって、散々いたぶられている斎藤は、もがき、苦しむ…着ている着物がはだけ、斎藤の裸身があらわになるのだが、この時の斎藤の乱され、抑圧された白い裸身が例え様も無く色っぽい、いや、見ているとあまりにも過激なバイオレンスな光景に、心臓がドキドキと、高く波を打つ。自らを「汚れストリッパー」と称する斎藤の「もがき」の演技がひときわ美しくも、残酷にも思える。

やがて蜘蛛達によって、蜘蛛の巣からむしり取られるように、舞台中央へ引き摺り出されると、今度は毒蜘蛛の親玉である小林から、緊迫感をあおりたてるBGMとともに、熱く焼けた銀のキセルを白い乳房に押し当てられ、斎藤はハッ!っと意識を失い、倒れ込むが、それを抱きかかえ引きずられながら、かみ手側の階段最上部へと運ばれ、蜘蛛の親玉である小林の腕の中で絶命する。

その斎藤をいとおしそうに、何故か優しく抱きしめながら、不敵に微笑む小林の悪役振りが、じつに見事だった。また、小林の相手役を務めた斎藤の迫真の演技力も、特筆すべきところだった。私にとっては、「これぞロック座!」と叫びたくなるような、秀作であったと思う。

そこから小林のベットへ流れて行くのだが、ここからはそれまでの毒蜘蛛の一景とは、別物と考えた方が良く、二部構成のショーと言っていいだろう。先程までのバイオレンスな雰囲気とは変って、波の音のSEから始まり、トロピカルな海の穏やかなイメージが広がって行く。緩やかな時の流れの中で、まどろむような美しい小林のベットシーンが、張り詰めていた気分を柔らかくほぐし、夢と幻の空間へといざなう…

キラキラとさざめきたつ波と戯れるような、幻想を抱かせる小林のベット演技は、見るものすべての胸の中に染み込んで来る。穏やかに微笑する小林のステージに、お客の一人から、一輪の花が渡された。口元を緩めて受け取った小林は、一輪の花に視線を落とし、それは大切そうに優しく胸の中へいだき、花道から本舞台へ戻りつつも宝物のようにポーズし、きらびやかなライトの中で、その花をいとおしい人に見たてたかの様に、抱きしめ「くちづけ」をした…

私はこの光景を見ていて、思わずゾクッ!とした。今までに幾度と無く花をプレゼントされたシーンを見てきたが、これ程までにお客から頂いた花を、大事に、そしてステージに生かした演出をした踊り子さんは、見た事が無かった。別に私が差し上げた花ではないのだが、ここまで花をプレゼントしたお客の心を大切にしてもらえると、他のお客としても無性にうれしくも有り難くも思えてきて、胸が熱くなって来た。見ているこちらの方から、小林にありがとう…と、言いたくなる。

小林に花をプレゼントしたお客さんに、「良かったですね…」と言うと、「はい、小林さんのステージには、花が欲しいと思ったんです。それも、たくさんではなく一輪の花が…」なるほど…私は思った。「初春や花一輪の暖かさ」と言う俳句があった様に思ったが、小林のステージには、この「花一輪の暖かさ」があったと、深く感動した。

7.ティファニー&エリー(仮名)


♪WIND IS BLOWING FROM THE ASIA 女は海…と言うような、ジュディーオングの歌が聞こえて来そうな衣裳の二人が織り成す、魅惑のステージ。ツウィンのショーと、簡単にかたずけてしまえないもので、むしろ、ダブルソロステージとでも言った方が良いだろう。ショートカットの方がエリー。ダイナミックに隙間無く踊るなかなかの踊り子さん。対して、髪を美しく結い上げたティファニー。外人さんとは思えない様な、繊細でしなやかな身のこなしをする。この人ならきっと、着物を着て日舞を踊れそうだ…と、思っていたら、仙葉由季さんの穴埋めに代役をした事がある人だそうだ。

二人とも、それぞれ違うタイプの人なので、一度のステージで二度楽しめるといったちょっと得した気分であった。

8.水月涼(麗しき麗人)


舞台しも手寄りにカーデンテーブルとチェアーがあり、テーブルの上にはガラスの水差しがおいてあり、雰囲気としては、真夏の陽射しも翳った残照のガーデンハウスにて…と言った所だろうか。しも手より、日よけの帽子をかぶった水月涼がツカツカと歩いてきて、椅子に座る。

その表情は何か、たった今恋人とケンカ別れでもして来た様な、割り切れない気分と言った感じである。フレンチな感じのBGMにまかせて、帽子を脱いで放り投げ、髪をかき上げて「はぁー…」と言うような溜め息を一つつき、ひとさし指でテーブルの上の水差しの水を、軽くかき回し、そしてその濡れた指を、口元から頬のあたりへ軽く塗るようにつける。そしてしばし物思いにふける。

そして、恋人と中の良かった時の、甘い情事を回想していたのか、体が火照って来たのでそれを沈めるためか、水差しを手にとり、自らの胸元へかけて見るが、納まらない。「もう嫌!」と言うように、今度はその水を頭からかけて見る。しかし、胸の中に熱くモヤモヤと広がる体の火照りは打ち払う事が出来ず、さらに残りの水を下腹部へかける。心を沈めようとしても、体は身勝手にどんどん熱く燃えて行く。さらに残っている水をすべて体に浴びせて脱力放心状態になる。

やがて、放心したまま椅子から立ち上がり、薄い下着の様なワンピースから、しずくを滴(したた)り落としたまま、フラフラと舞台中央から花道へと進み、ベットへ入る。濡れて張り付く髪と、濡れている事によって、透けて見える胸が途方も無くセクシーだ。雑誌のグラビアなどでは良くお目にかかる構図だが、実際に目の当たりにして見ると、とても落ち着いて見ている訳にはいかない。心臓の鼓動が、音を立てているのがまわりの人にも聞こえてしまいそうだ。

息を呑んだまま、水月のベットシーンを見守る。座席で座りながらじっとしているのが辛くなるほど、狂おしく官能的な魅力あふれる場面だった。

9.斎藤容子(涙のヒロイン)


今回の大トリ斎藤容子のステージ。華やいだBGMに華やかな衣裳。細井・小林・桜沢・相川・美咲・野本に囲まれながら、一人白いドレスに白い羽のかぶり物。まるで一人フィナーレと言うような、いでたちで、大トリを務める。いつもながらに、舞台映えのする鮮やかな笑顔を絶やさずに、しとやかなダンスを繰り広げる。

共演の踊り子さん二人にエスコートされ、黄色い羽の大きな扇子に隠されて、ベット着に着替え、ベットへ入る。美しいバラードの調べに乗せて、斎藤容子のエレガントなベットシーンが、前盆を中心として満々と水をたたえる瑠璃色の湖に小石を一つ投げ込んだように、だんだんと波紋が広がる如く、浅草ロック座の劇場の隅々まで行き渡る…そんなベットシーンだった。

10.フィナーレ

リズミックなアップテンポの明るい曲がかかり、元気良く踊り子さん達が飛び出す。演じ手も、お客さんも、誰もが皆、お互いに「ありがとー!」と言うような気持ちで、この場を盛り上げた。お揃いのシンプルな衣裳。薄手のセパレートの上着とパンツルック、本公演のメイン斎藤容子だけは、白い衣裳。みなさん楽しく踊りながら、渦巻く手拍子と歓声の飛び交う中、踊り子さん一人一人、名前を紹介されながら、思い思いのスタイルでご挨拶し、さらに横一列に並び、明るく息の合ったダンスを繰り広げ、賑やかに手を振りながら、ショーの幕を閉じた。


特別のおまけ!

今回特別に、浅草ロック座上演中の楽屋から、忙しい合間を縫って、何人かの踊り子さんが、「シアターずいてん」のインタビューにご協力して下さいましたので、ご紹介致します。

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Q.新人さんとは思えないくらい、堂々としていて架奈美姐さんのライバルになりそうですが・・・

A.野本麻文さん・・・『架奈美姐さんのライバルなんて、とんでもない!これからが勉強です。頑張るゾ!!!!!』

Q.フラつかなかったら、100点だった・・・(笑い)ベットの時は、シンデレラのようで綺麗だったですよ。

A.細井架奈美さん・・・っていうか、ほめすぎ?ちょっとまだまだだよ・・・。でも、どうもありがとうです。

Q. 一ヶ月で120回も水をかぶるのは、大変ですね ・・・

A.水月涼さん・・・いつも帰ってくる時(幕からそでへ)『寒い寒い(>_<;)と。(代弁/細井)

Q.どうしたらこんなにスリムにダイエット出来るのでしょう

A.斎藤容子さん・・・人間誰にも悩みがあります。ダイエットだけがやせる原因では、ありません。 (笑い)『汚れストリッパー全うします。』

コメント.桜沢まみさん・・・『みなさん浅草へきてくださいね!たのしみにまってま〜す。』

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以上このインタビューは、各踊り子さん達のご厚意によってご協力して頂きました。踊り子の皆様、本当にありがとうございました!

浅草ロック座6月公演は、6月30日まで、毎日素晴らしいシヨーが行われていますので、みなさま一度と言わず、何度でもご来場くださいませ!見逃すと損しますよ!