もずのわくわく劇場日記 No.14


2001/07/01(日) 川崎ロック

「白石千鶴」 編


■ 川崎ロックに「てふてふ」が舞い降りた・・・

暗転している場内にスモークマシーンのヒュルルルル・・・と言う音が床を這う。そして「ブワーン・・・・」と言うBGMのイントロが低く流れると場内の照明が一斉に舞台を照らし、充満したスモークがその光を淡くステージに広げる。オーバードライブの効いたギターのサウンド ! 「ジャーン !」そんな中に白石千鶴は立っていた。バックスクリーン下の強力な照明がきつく白石千鶴に浴びせかけられる。「AH〜♪」と言うコーラス。

今日の白石千鶴の衣装は完全な和風、紫をベースに錦の帯、足元には牡丹の花に蝶の舞う柄が描かれており、それに白足袋。履物は履いてない。髪はナチュラルなおかっぱスタイル、そして両手には漆黒の大きな羽根の扇を持っている。白石千鶴はそれを大きく広げ、振りかえる。すると上半身をやや前こごみにし、シモテ方向に体を向け、顔に薄く笑みを浮かべて正面を見ながら両手に広げた黒く大きな羽根を重ねる様にして腰のあたりでヒラヒラと振るわせていた。

短いオーバードライブギターのブレイクが複雑なカウントを刻む。複数のタンバリン達はそんなリズムの取りにくい曲をきっちりシェイク ! この曲知ってんのか ? 私はタンバリンしなくて良かったと、ホット胸を撫で下ろす。

白石千鶴はアゲハ蝶の化身の如く、舞台の上を白足袋を擦らせるような足取りで、羽の扇子を広げたまま縦横無尽に歩きまわる。そして花道の入り口からニ、三歩行ったところで立ちどまり、羽根の扇子を顔の両サイドからアゲハ蝶をイメージさせるように持ち、含み笑いの白石千鶴スマイルでポーズを取る。

曲が変わり、フュージョン系のサウンド。リフレインのバッキングにギターがソロを取る。悶々とした不思議なイメージの曲の中、本舞台へ戻るとカミテに寄ったところで帯びをとき始めた。紫の着物の前がパラリとはだけた。更にその下の帯留めなどもほどき、長襦袢の上に着物を羽織った軽い感じになったところで、花道へと出て行きポーズをすると、くるりと羽織った着物のすそをひるがえし、花道の真中辺りで着物のそでとはだけている前の部分をを広げて小ポーズ。

そしてそのままゆっくりと本舞台へ歩いて行き、センターまでたどりつくとそのまま後ろ向きで着物を展示用の衣紋掛けにかけているかのように広げたまま、白石千鶴は首をのけぞらせる。すると、着物の幕のような状態の上に頭が乗っている感じになり、なんとも不思議なシーンとなる・・・

その場面からポーズを崩すと、前を向きカミテへと歩き、羽織っている状態の着物だけを脱ぐと、その着物を持ちながら体はシモテへ、顔は客席へと向き微笑を浮かべて手に持っていた着物をハラリと手放し袖へと消えた。曲はまだそのまま続いている・・・

割りと長い間曲だけが流れ、一旦曲がブレイクするフレーズがあり、誰も居ない舞台を見つめていると、やがてシモテからあれっ ? いつ出てきたの ? と思わせるような感じで、黒の長襦袢だが、すそにかけて R にカットされた所へ黒のフリルで縁取られた、ガウンと長襦袢の中間のようなベット着の白石千鶴が登場した。足元は黒のエナメルのショートブーツで全体にキルト状の柄が入っている物。このブーツが中々色気を感じさせる。

照明もシックに暗めでブルーとグリーンが主に照らしている。そんな中を白石千鶴は花道へとデリケートに歩み出でて、盆に向かう。不思議な感覚の場面で、それは夜の闇の中で何かを探し、求め、徘徊する蝶の化身なのだろうか ? 見る者によっていかようにも感じ取れるシーンだ。

そのシーンに続けて曲が変わり、白石千鶴は盆に横たわる。物悲しげなつぶやきからストイックにシャウトするヴォーカルが印象的なBGM。そして黒い衣装の白石千鶴がデリケートな所作でベット演技へと進む。サラサラとした短めの髪を揺らし、細い腕、指先を切なく伸ばし、何かを求める感じ。うつ伏せから上体を起こし体をよじると、黒い衣装から左の肩口・胸元にかけて白く滑らかな肌が露出する。その色っぽいこと・・・

仰向けに寝て両足を上へ向けて真っ直ぐ伸ばし、右足のヒザをほんの少しだけ曲げてしばし FIX しながら盆が回るのに任せる。

そしてポーズを崩し、右ヒザと右手を床に着き、体をよじるように起こしてポーズ。拍手が巻き上がる。再び盆に寝そべって両手を胸の前で合掌してから上へ向かって突き上げる様に伸ばす。力がこもっているので、小刻みに震える。やはり何かに対して強い祈りの気持ちなのか・・・ 白い首から掛けているクロームメタルのネックレスの先につながれているボーダーが、小さくコトリっ ! と、微かに音を立てて盆の床の上に落ちた。

音もなく回り続ける盆が、私の顔の前に横たわっている白石千鶴を運んで来る。しっとりと濡れた黒い瞳が私を見つめる。私はそんな瞳の中へ吸い込まれてしまいそうになる。白石千鶴の額に朝露のような汗が散りばめられている。再び体を起こし、盆での最後のポーズを決め、拍手の鳴り響く客席に背中を向けて、ゆっくりと本舞台へと歩いて行き、センターにたどりつくと、微笑みを浮かべながら客席へ一礼してシモテへと消えて行った・・・

■ オープンショー

吠えろタンバリンっ ! 戦闘体勢を思わせるテンポの速い勇ましいBGM が鳴り響き、白石千鶴がシモテから元気良く飛び出して来る ! ノースリーブの黒いワンピース ! 黒いブーツは先ほどのまま。細身の白石千鶴にピッタリフィットしたカッコイイスタイル♪ オープンなのにダンスが無茶苦茶カッコイー ! あ〜 タンバリン叩きたかったぁ〜 と思っているうちに私の目の前に来た ! そして白石千鶴は目を細めて心の中で私にささやく。

もずさん今日は来てくれてありがとう♪ お久しぶりでしたね。今日の出し物はいかがでしたか ? 気に入ってくれたかしら♪ ベットの時、じっと私の事見つめていたでしょ ! 私もずさんから見つめられるともうダメなの・・・ 体中が何か熱くなっちゃって、ジンジンしちゃうの♪ あなたは視線の魔術師 ! 催眠術にかけられた見たいで、身動き出来なくなるわ・・・ でもその感覚が忘れられなくて私はまたあなたの前で踊るんだわ ! 差し入れありがとう、ブリの照り焼きの缶詰。猫のえさにさせてもらうわ。時間の許す限り私のダンス楽しんでいってね (^_-)V

ん〜 ちーちゃんがそんな事言う訳もない。(爆 !) 夜中にレポート書いてるとこんな妄想を抱いちゃう・・・一人部屋で盛り上がっちゃう自分が怖い (爆 !) それにしてもこんな事よ〜書くわ・・・ケケケケッ♪ 

と言ってる間に白石千鶴は舞台へ戻って一礼、照明が消えた中で「ありがと〜ございました♪」と言う白石千鶴の声・・・ んっ ! ちーちゃんてこう言う声してたの ? 初めて聞いた。考えて見るとポラやらない人だから、今まで一度も直接しゃべった事なかったんだ・・・(爆 !)




[ INDEX ] [ 観劇日記 ]