もずのわくわく劇場日記 No.26


2002年1月20日 (日) 若松劇場 「渡辺理緒 嬢・最新作 編」



藤娘 ÷天女の羽衣 = 渡辺理緒、余り・・・興奮 !

入江まこさんのポラショーで盛り上がる場内。その裏では舞台カミテ袖の幕うらに何者かの白い腕がさりげなく伸び、ハンガーに白い布が掛けられた物をフックに引っ掛けていた。そう、本日のトリ「渡辺理緒 嬢」の腕である。

横顔はダメなの・・・うん、今年はね、正面から撮って欲しいナ♪ 
入江まこさんのコケティシュなポラトークを楽しむお客さん達。

ハンガーにからめるようにしてスタンバイし終えた白い布。一体これを理緒さんは何に使うのだろう ? どんな使い方をするのであろう ? 想像と期待は自分勝手に胸の中にふくらみ、その事ばかりが気になって落ち付かない。

私はシモテの方にあるソファーの席へ移動した。
うん ! ここは座り心地いい、寝られるぞ♪ まるでVIP席のようだ。
てか、寝てどうする ! 風邪の微熱で眼が熱い。まぶたを閉じるととても楽である。

さて、入江まこさんのポラもオープンショーもつつがなく終了し、アナウンスが入る。アテンションプリーズ、ディパーチャー・・・ そんな事、空港でもあるまいし、言う訳が無い。ここ若松劇場のアナウンスは、非常に言葉が鮮明ではぎれ良く、聞き取りやすく、好感が持てる。照明もきれいだし、とても良い劇場である。

「ありがとうございました、入江まこさんによるステージをお楽しみ頂きました。ステージの方は替わりまして、本公演メインステージを飾ります渡辺理緒さんの登場です。ご来場のみなさま、渡辺理緒さんのステージごゆっくりお楽しみ下さぁ〜い。」

よどみなく歯切れ良く、実にナチュラルあんどニュートラルなMCで気持ち
良く渡辺理緒さんのステージへと流れていくのだった。◎ です。

グッドタイミングでBGMがスタートする。ギターの音がぎゅい〜ん♪ ドラムのリズムがド・ド・ド・ドっ ! タンバリンがチャッチャカ・チャッチャカ♪ 何の曲だ ?  ♪情熱の花、燃えているよ〜 こんなにもほら〜 振るえてるよ〜 おぉ、桜坂か。えっ ? 歌っている人がさぁ。(爆 !) 

ちょっと巻き戻し。イントロが流れ出すと、渡辺理緒さんは背中を客席に向け舞台の中央で、右腕を斜め上へ・左腕を斜め下へ伸ばし、その手には黒のシースルーのクロス(布)をピン ! と張って持っていた。そしてそのクロスには所々桜の花びらが舞う様にあしらわれている。
顔は右手方向に向けており、そこへ一気に照明が当てられる。

では、本日の渡辺理緒さんの衣装を見てみよう。

まず、髪は後ろへ丸めてアップにして、右サイドに羽根の髪飾り。
さらにカンザシを5本位か ? 右サイドから刺して右脳から左脳へ貫通・・・い、いや、脳みそには刺さず、あくまでもまとめ上げた髪に差し込んで
いる。そして和装。

紫色をベースの振袖で、絵柄は大きめの藤の花が左右それぞれに、胸の
あたりから長い振袖いっぱいに描かれている。帯は孔雀の羽根を模造したような柄で、グリーンメタリックで描かれている。

視線をさらに下へ下げて行くと、着物の足元はスソが長く、武家の奥方の如く、床にスソを引きずる様にしている。ゆるやかなラインを描いて足元で左右に引き分けられている着物のスソから、白い足袋が見えている。

その足元がしとやかにつらつらと、床を滑るようにすり足で忙しく運ばれている。そこから見え隠れする襦袢は、白ベースに紫のラインで四角い模様が染められたものだ。

そして舞いは当然、日舞。
渡辺流家元 ? 渡辺理緒殿は、おすまし顔をちょっと上目に上げて、カミテからシモテへと円を描く様にすり足で歩きながら、指先を柔らかく泳がせては短くポーズをフィックスする手法で踊り続ける。そして扇子を取り出しパタパタと広げると、その扇子も薄紫の藤色ベースで、銀ラメに縁取ってある雲が上品に描かれてある物だ。

広げた扇子を、しら魚のような指先でさばきながら、揺ら揺らと「しな」を作り、ハァ〜ン・・・とため息をつくような仕草と顔の表情で観客の心に揺さぶりを掛けている。そのハァ〜ン・・・と言うため息を、自分の耳元でやってくれないかなぁ〜と、心密かに思うもずさん。(爆 !) 
襟足のおくれ毛が「ふわり♪」と揺れている・・・色っぽい♪
渡辺理緒さんの甘い罠にすっかりはまった (爆 !)

そして曲がエンディングに入り、リズムのブレイクと共にジャン ! と言う
タイミングで舞台中央、体を正面をに向けて両腕を肩口の高さで左右に伸ばして広げて、ポーズを取ってフィニッシュ !

二曲目、低くブワァ〜ン〜と言う音が響き、次にパーカッションのシンコペーションのの飛び跳ねるようなリズムだけが意味不明の音を立て、続いてギターのへんてこりんなリフが繰り返される。ギターのエフェクターは、
ワウワウである。混沌とした流れの曲は、どうやら理緒さんが振袖を脱いでいくためのつなぎとしてだけ使っている曲の様である。
タンバリンさん達は気持ち良さそうに叩いている。

そしてその曲の時の理緒さんは、帯を解きつつカミテの袖へ行き、振袖を
脱ぐ。そして花道の入り口のところまでやって来て、襦袢の朱色の帯を解くと、盆へ向かって真っ直ぐハラリっ ! と放り投げた。何気に客席の人々は、その帯の先っぽへと視線を持って行かれたが、もずはその手には乗らなかった。(爆 !) 

風邪熱に犯された眼を、もずさんは大きく開いて理緒さんの顔を凝視して
いると、理緒さんはもずさんとは対象的に、目を細めて帯の行き先を確認
しつつ、タイミングを図って反時計回りに立ったまま回転して残りの帯を
解き、最後にその帯を両の手でするするとたぐり寄せると、それをカミテの袖にかたずけ、今度は残りの紐をほどき、客席に背中を向けると、襦袢の合わせを左右に大きく開いて顔を客席方向へ向ける。

涼しげな横顔がまた何とも美しく心に染み入る・・・
そしてさらにピン ! と広げてあった襦袢をゆるめ、ゆっくりと下へ降ろして行くと、首筋から肩口、そして思わせ振りに背中の中ほどまで見せてしば
らくフィックスしてポーズし、そのままカミテのソデ付近へ行き、すべてTAKE OFF 。そしてソデへと消える・・・

暗転と共に三曲目のイントロがストリングスの徐々にふくらんで行くような響きを奏で始めると、ベードラ、一発、ドン ! 同時にテナーサックスのギラギラした音色の短いリフが繰り返された。テンポの速いユーロビートのリズム、タンバリン叩きの人には叩き甲斐のあるパターンである。

そしてカミテのソデからパッ ! と、理緒さん登場 ! 客席から思わず
「ホォ〜ッ !」と衝動的な甲高い奇声が発せられた。

それもそのはず、今までの和装のステージから一転して今度はいきなり渡辺理緒 in ラスベガス風のショーダンス♪ 一瞬ライザミネリかと思う。

純白の燕尾服風の衣装だが、尻尾の部分は腰の右サイドからバックへ、
そして左サイドまで回り込んだシースルーのフレアースカートを前後半分にカットしたような作りになっている。それに頭には純白のシルクハット、
手には純白の手袋、その上純白のステッキ♪ 足元は純白のショートブーツ。
無茶苦茶インパクトのある華やかな衣装だ。

見ているこちらも思わず、「やったね ! 理緒さん♪」と嬉しくなる。
とにかくハイテンポな攻撃的なリズムを刻みながら、ステッキを自在にあやつり渡辺理緒がガンガン踊る♪ ステップを刻む !

テナーサックスの突き刺さるような旋律にシンクロするように、アグレッシヴなダンスを展開する渡辺理緒 ! ふと、頭の中を「雅麗華」のダンスシーンがよぎる。もし、このダンスパートを雅麗華さんが踊ったなら・・・頭の中のスクリーンにイメージが映し出される。

目の前の理緒さんのダンスを目で追いながら、頭の中では雅麗華さんが同じ衣装で踊ってる・・・ 

雅麗華さんは研ぎ澄まされた刃物の様にキッチリと的確に踊り込んでいる。一方、目前の渡辺理緒は、もっとマイルドな動き。腕の曲げ伸ばし、ステップの刻み方に幅がある。それは取りも直さず、ダンスに自由度があり、踊りの中に理緒さんの個性が生きていると言う事に他ならない。
決める所を決めながら、踊る所をキチンと踊っている。アグレッシブでありながら、丁寧なダンス♪ さすが渡辺理緒さんだ !

バリバリのダンスパートを披露してくれた理緒さんに観客おおいに喜び、
やんやの拍手喝采が沸き起こった。そう、理緒さんのダンスパートは、気持
良く客を乗せてくれるのだ。今日、もずさんはタンバリンを叩いていないが、もずさんも風邪熱をふっ飛ばす勢いで、ノリノリ♪の手拍子足拍子で、もう最高の気分だ♪ 見ていてホントに気持ち良かった。
やっぱ理緒さんだなぁ〜♪ (^。^)

閑話休題。ステージは進んで行く・・・

ステージのシモテ、ソデ付近に戻ると、4曲目が流れ出す。
ファンタジックなBGMだ。今までの熱いダンスパートをクールダウンするかのような流れで、純白の衣装の上着から腕を抜き、ウエストの辺りまで押し下げる。するとまばゆき理緒さんの素肌が露出する。

その状態であらかじめ準備してあった淡雪のような真白き腰巻 (^。^) を取り出して、それを最前の押し下げてある衣装の上から、ウエストの所で巻く。そこまですると、次に前の衣装のジッパーを下腹部まで一気に引き下げ、今度は上半身のみを折り曲げる様にして足先まで引き降ろし、完全に脱ぎ捨てる。

それで盆へ出て来るのかと思ったら、そうではなかった。
そうだ、入江まこさんのポラショーの時にハンガーに掛けておいたあの白いヴェールのクロスをサラリと手に取り、そのクロスの端と端との中間部分からシンメトリーにお腹の所へ巻きつけ始めた。

前から後ろへ、1回、2回と巻き付け、端と端が前へ戻って来たところで、それを結わき更に蝶々結びにしてリボンを作る。
うふふっ♪ 渡辺理緒さんのラッピングが完成したようだ。プレゼントしてもらえるならば、そのまま家へ持ちかえりたいと思ったのは、もずさんだけでは無いはずだ。 (爆 !)

やはり4曲目もベットショーへの導入に使われた短いつなぎの曲のようである。準備が調ったようだ。ここで5曲目ラストの曲が流れ出す。ドラムがハイハットシンバルを刻み、ギターのソロが冷静に響く。ゆったりとしたナチュラル系の曲だ。

理緒さんはステージから花道をゆっくりと左右に足を交叉させる様に着実に進み、盆に到着した。拍手が沸きあがる。するといきなりブリッジからベットイン♪ 素晴らしい体の柔軟性を披露する。ピアノが歯切れ良いリフを入れて来る。そのまま盆にはべり、前後に開脚して背中を反らせ、腕を時間差攻撃で前から大きな円を描く様にスゥ〜っと後ろへ上げると後ろへ伸ばしてあった右足をヒザから上へ曲げ、のけぞらせた頭の後頭部へ着ける。

ここで桜の花びらが欲しいところだが、若松劇場では盆に向けてリボン等を投げ込むことは禁止されているので今日は無い。惜しい・・・ そしてこの出し物では割りとシンプルにベットを演じている理緒さんは、開脚している体制を戻しつつ、再びブリッジへと展開しながら立ち上がって行く。ふむ、今日はいつもの三段落ちのブリッジはやらないようだ。

そうして盆から立ち上がり、花道を歩きつつステージへ戻り、舞台中央で
カミテ方向を向き、真っ赤な照明を全身に浴びながら最後のポーズを決め、徐々に真っ赤な照明が落とされてステージは闇に包まれ、FIN となった。

この出し物は、聞くところによるとお正月用の出し物で、寿美さくらさんの振り付けと言ってたと思った。去年の後半の頃・・・えぇ〜と・・・何月頃だったっけなぁ〜

割りと早めに構想を練ってレッスンに入り、寿美さんに振りを付けて頂き、やっと一曲は仕上ったと理緒さんは言っていたのだが、道後だっけ ? でしかやらないものだと自分は思っていたので、まさか遠征もしないのにこの出し物を見られるとは・・・すごく嬉しかったし、自分が若松へ観劇に行けるのは風邪で体調を崩したので、なんと ! 楽日になってしまう、こりゃぁ〜残念ながら見そびれたかぁ〜 と思っていた。

今週は理緒さん、演目「ラ・ポリシア」とこのレポートの出し物の二つを出していたようだが、楽日では移動の荷作りの手順の都合で、楽日に出し物を二つは出来ないよ ! どっちのが見たいですか ? と言われたので、おずおずと新作やりますか ? と言って置いたのだが・・・ 当日劇場に入って見ると、ポリシアの方を踊っておった (苦笑)

んで、やっぱし新作見そこねてしまったと、ポリシアを見ながら手拍子していたのだった。まだ今日も風邪の具合が思わしくなく、微熱が納まらない私は、一回目と2回目を見て早めに帰る予定で来ていた。

そして一回目のポラの時、理緒さんに失礼なポラを撮らせて頂いたあと、少々話をしていて、今日は2回目で帰る旨を告げると、えっ ? 新作見て行かないの ? と言うので、3回目に新作踊るんですか ? だったら3回目も残りますと言うと、2回目で帰っちゃうんでしょ ? と言うので、はぁ、仕事の
都合で明日早起きしなくてはならないので・・・残念ですが・・・
と言うと、じゃぁこの次、新作踊るよ !

思いがけない理緒さんからの言葉に歓喜するもずさん。
えぇ〜っ ! いいんですかぁ〜 ?! と言うと、いいよ♪ と快く答えてくれた理緒さん。うれしかったなぁ〜♪ 理緒さんが観音様に見えたよ (爆 !)

で、噂の新作を2回目に見せていただいて、ポラを撮って帰り際に・・・
もうこの出し物、今後の劇場では見られないんですか ? めっちゃカッコ良かったので、1回しか見られないのが本当に残念で・・・
そう言うと、理緒さんは ?

そうねぇ〜関東では・・・もしソロをやる機会があればやるかも知れない。と言う。んっ ? と言う事はそう言う事かぁ〜 ワクワク♪ (^。^)
えっ ? こっちの話です。

ともかくそんなこんなで無事に新作が見られたって言う話でした。
そして撮ったポラを持って自分の席へ戻るもずさんの背中に向けて、
理緒さんの一言。

「新作の感想文、楽しみにしてるよ〜♪ (^。^)ニカ♪」

あちゃぁ〜・・・
1回見ただけでレポートするのかぁ、中々に厳しいものがある。(苦笑)
やはりただで新作拝ませてもらうってのは虫が良過ぎるかぁ (爆 !)
おっと注釈、「ただ」って言うのは、無料と言う意味ではなく、
宿題が出されるって事ですヨ (爆 !)

そんな訳で体調不良及び、翌日の早起きの都合があったとは言え、後ろ髪引かれながらも若松劇場を後に、冷え込む船橋の夜の街に咳をまき散らし、JR総武線に乗り込んだもずさんでした。


------------END-------------

☆彡 Special Thanks です。

Mクン、いつも理緒さんのステージを観劇するにつき、もずさんをサポート
して頂き、感謝感激・雨あられです♪ もずさんの理緒さんに関するレポートの多くは、Mクンの影のチカラに支えられております。
おかげでこのようなレポートを書く事が出来ました。
ありがとうございました m(_ _)m



本日の香盤
(もずの観劇・1回目入江まこ嬢ポラから〜2回目トリの渡辺理緒さんまで)
  1 紫城なつき(S)
  2 高瀬美礼(P)
  3 香取しずか(P)
  4 外人さん A嬢・B嬢(S)
  5 石田汐海(P)
  6 入江まこ(P)
  7 渡辺理緒 (P)
  8 フィナーレ (パチンコオープン)



[ INDEX ] [ 観劇日記 ]