もずのわくわく劇場日記 No.35


2002年 4月 7日 (日) 栗橋大一劇場

 「まったり観劇編 その3」



「白昼夢 ! 夏季ひかる嬢」

File No.34 から続いての登場は「夏季ひかる」嬢。
この方は 3月中の大宮で一度見た事ある。と言ってもベットの立ち上がりからだけど。印象的には何となくフォギーな感じだったので、失礼ながら清野麗可さんの後って言うのは、少々ツライかなぁ〜と思っていた。まぁ、でも出し物の本編はまだ見た事無いので何とも言えない・・・

場内は清野麗可嬢のステージの興奮が冷めやらずと言った熱気が漂っている。この雰囲気の中、夏季ひかる嬢はどんなステージを見せてくれるのか ! 16BEET のノリの良いリズムのBGMが流れだし、スポットを浴びて夏季ひかるは登場した。

ピンクレッドのスパンコールをあしらったドレスの衣装に身を包み、あたかもこれから仮面舞踏会が始まるのか、アイマスク風の仮面の右端から伸びる、スティックを握って仮面を目に当てながら、前かがみになりつつ、誰かを探していると言ったシチュエーションのようだ。

今夜のダンスのパートナーは誰にしようか。細身で背の高いハンサムな紳士 ? それともワイルドでマッチョな殿方がいいかしら ? 早くパートナーを決めなけりゃ、今夜も私はひとり壁の花・・・少しくらいブ男でもお金持ってたら許そうかな♪ あぁ、でも仮面舞踏会、顔は見えないんだわ。
これは、一か八かの人生の賭けなのね !

舞台のシモテ側でそんなアクションを演じながら、夏季ひかるは踊り始めた。仮面を顔から外し、ここで初めて顔をお客に見せる。銀色のダンスシューズが軽やかにステップを踏んでいた。

踊り子サンとしては短めの髪、シンプルなメーキャプ。普通のOLさんか専門学校の学生って感じで、すごく普通の人っぽい所が何故か新鮮に感じられる。
そんな人が舞台の上でハイテンポなダンスを披露している。でも当初思っていた先入観は払拭された。清野さんの盛り上げた場内の空気を上手に受け継いで、ほとんど同じテンションのままお客さん達を引っ張っており、安心して
手拍子を叩いていられる。

私はこのダンスの中で見せる、その場でスキップを踏むような場面がすごく楽しくてお気に入りだ。それと盆の上で客席に向かい、ドレスのスカートを広げる様にしながら西洋のおじぎをする場面なんかもお嬢様風で思わずニヤリ♪としてしまう。ん・・・ダンスはソツ無く上手に踊れてるね。

激しい動きが連続している中で、ピタッ ! と動きを止め、登場した時と同じ誰かを探すような場面がある。このあたりのダンスの乱れもまったく無く、
とても良い♪ そして舞台へ戻って一礼し、ソデへ消えて衣装替え。

二曲目はイスを舞台の中央に持ちだしてのダンス、と言うよりも、感情移入しての演じる場面になる。衣装はシンプルに白の Yシャツと黒のスリムのカラージーンズ。なんか安上がりなんじゃない ? (爆 !)
イスの後ろに立ち、ズバッ ! と腕を斜めに広げて切り込むような振りから入る。これは結構インパクトあってつかみは OK ! と言った感じ。

一曲目よりもマイナー調の BGM で、素早い動きとタメを活かした中々凝った構成の場面である。いやぁ〜この人踊り上手いんだけどねぇ、何かが足りないんだよね・・・なんなんだろ ? 取りあえず、黒いスリムのズボンは履かない方がいいな。どうせなら、黒いスーツに白い Y シャツ、黒い帽子なんてキザなスタイルの方が私は良いのではと思う。仮面舞踏会の場面からの展開だから、多分この場面は、やっと見つけたパートナーの男役として何か表現したいところなんじゃない ?

そんな場面が終わるとベットになる。衣装を替えて薄いピンクのベット着を身にまとい、静々とステージから盆へと進む。やわらかなしっとりとした演技。盆に仰向けに寝そべり、そして上半身を起こす。んっ ?! 髪の毛がぁ〜 !
ショートカットの髪が「もずの巣」(爆 !)

夏季本人は一生懸命まったりとしたベットを踊っているのだが・・・
困ったなこれ。(爆 !)
拍手の中ベットが終わり、ポラショーに移る。

夏季ひかるが盆へカゴを持って出てきた。「ポラ撮る人〜♪」所がだ、先ほどまでの激しく動きの多いダンスステージで、すっかり息が乱れている。
ゼーゼー肩で息をしていた。取りあえず誰の手も上がらない。投光室のマイクから「ひかるちゃん、少し息を整えてからで良いよ♪」と声が掛かる。
場内爆笑♪ もっともだ。だってほとんどお相撲さんの取り組み後のインタビュー状態なんだもの。まともにしゃべれないくらい、ゼーゼーと息をはずませてる・・・

わずかに間を置いてから再び「ポラ撮りますかぁ〜♪」しかし、誰も手が上がらない。ちょっと場の雰囲気がヤバイ気がして、私は財布からコインを取り出して手を上げた。

ひかる「あぁ〜、どうもありがとうございますぅ〜♪」

もず 「なんかお疲れさまって感じですね。」

ひかる「すみません、もう大丈夫です (笑)」

もず 「三月は大宮に出てましたね。見てましたョ♪」

ひかる「大宮の時にもぉ〜♪ ありがとうございます。」

もず 「それにしても、髪の毛すごい事になってましたね。」

ひかる「あ〜、見てました ? (爆 !) あっ、カメラっ !」

あわてて私にカメラを渡すひかるさん。ポーズは ? と聞かれたが、カメラが何かヘンだ。平べったい・・・ なんだこれ ? と思って良く見ると、たたんだままになっている。私も長い事ポラ撮っているが、たたんだままのカメラを渡されたのは初体験 (爆 !) どうすれば撮れる状態になるのかカメラを手の中でグルグルと見まわし、サイドにスイッチみたいなのを見つけてスライドさせると、やっと開いて撮れる状態になった。(苦笑)

もず 「それじゃぁ、カワイイ感じでポーズして下さい。」

ひかる「普通でいいですか ? 」

私がカメラを構えようとしていると、着ていた真っ赤っかなドレスの衣装を
何故か脱いでしまい、思わず「あっ ! べ、別に脱がなくてもいい・・・」と言いかけたのだが「はいっ♪」と笑顔で脱いだ衣装を胸の前で、抱きしめるようなポーズをしてくれたのだった。

(ー。ー;) フゥ〜 そ、そう言う事かぁ (爆 !)
なんで慌てたんだろう >自分

シャッターを切った後、すみませんがサインしてくださいね。と言うと、
「えっ ?! サイン ? このあともまだいらっしゃいますか ? 」と言うので、
いますよ。と言うと ( ̄ー+ ̄)ニヤリ♪

んっ ? どしたの ? ?(・_・?)?  >もず

何だかわかんないけど、ポラをあずけて握手をしてもらい・・・
んっ ? 私をじっと見つめているひかるさん。ありゃ ? ウルウルとした黒い瞳で見つめている。まぁいいか。
ひかるさんに背中を向けて、自分の席へ戻ろうとして歩き出すと、背中越しに投げかけられたひかるさんの一言・・・

「もう行っちゃうんですか・・・また来て下さいね」

と寂しげなすがるような声。
えっ ?! ・・・ もうって言われてもねぇ・・・ これ以上何があるってもんでもないし、私はあいまいな微笑をひかるさんに返して席へ戻った。すると更に背中越しに、ひかるさんのつぶやくような声が聞こえた。「どうして私のポラは売れないんだろう・・・」私はその言葉に「はっ !」とした。今は引退した某嬢の悩みと同様の悩みだ。

これはバックステージでの話だが、引退した某嬢も一時期その事で色々悩んでいた事があり、折りに触れポラについて一緒に考えた事があった。ポラって言うのも、確かに踊り子さんの人気のバロメーターみたいな所はあるけど、どんな踊り子さんでもその時の客層やノリや、シュエーションによって沢山売れる時もあれば、まったく売れない時もあるだろう。その事で色々自分を責めて見ても仕方ないし、いらないと言うお客さんに押し売りするのもどうかと思う。

買って ! 買って ! 買ってぇ〜 ! 買ってくれないと、嫌だぁ〜っ !  なんてダダをこねてもねぇ。(爆 !) 詮索無用。

まぁ、その話の時はいつも気楽に世間話でもお客さんに話しかけて、良い雰囲気作るようにすれば、良い目が出て来るんじゃないかな ?
いつもそんな結論だったね。とにかく明るく楽しく、切羽詰まった重い雰囲気を作らないのがいいと思う。でもその人はそれを地道に実行して、ちゃんとポラの売上を伸ばして行ったんだから♪ ひかるさんも話していると思ったよりもお茶目♪だから、そのキャラクターを活かして行けば良いんじゃないかと私は思う。

ともあれ、ふとしたひかるさんの言葉に母性本能・・・じゃない、父性本能を刺激され、心にさざ波が立った私。悩み事とか聞かされちゃうと、役にも立たないくせに、なんとかしてあげたいと思ってしまう自分。悪い癖。(苦笑)

取りあえず何をしてあげられるかな ? と考えて、ステージの感想など走り書き程度なんだけど、手帳の1ページを外し、お手紙したためフィナーレの時に渡してあげる事にしたのだった。そしてフィナーレの時となった。ひかるさんに視線を向けると、ひかるさんは手にポラを持っていた。紛れも無くあのポラは先ほど自分が撮った物だ。

フィナーレが進んで行く中、ひかるさんはキョロキョロと、私の居場所を探している様子だ。フィナーレの進行状況を見ながらタイミングを図って、ポラを受け取りに行く。近づいて行く私を見つけたひかるさんが、顔一杯に微笑みを広げ、こちらへ向かって歩み寄って来る ! そして二人の眼と眼が合う !

♪And I〜 ホイットニー・ヒューストンのあの曲が頭の中に流れ、ミラーボールとピンスポットが二人を照らし出し、その光り輝く中でヒシ ! ときつく抱きしめ合ったのだったぁ〜っ !

って言うか、そんな事があるはず無い (爆 !) 思い込みも甚だしい。
どうしてそう言う蜃気楼のような空想をするかねぇ >自分っ !

さて、実際の話に戻そう。
ひかるさんがポラを持って来てくれたので、その時に先ほど書いたほとんど
メモのような手紙を渡すと、なんですかこれ ? みたいな感じで受けとって
くれ、舞台に戻ったひかるさんは、ニコニコと隣に立っている影山嬢と話て
いた。そしてフィナーレも終わる。

しばし4回目が始まるまでに、間合いがあるのでコーヒーなど買いに行って、自分の席でくつろいでいたが、ふと ! そう言えば車のトランクにタンバリンの入っているカバンがあった事を思い出す。そっか、タンバリンでも叩いて「にわか夏季ひかる応援隊」になるかぁ。と外出券もらって車からタンバリンを取ってきた。戻って来ると、4回目の清野嬢のステージが始まる所だった。

毎度毎度のエネルギッシュなステージが展開されており、私は手拍子をしながらひかるさんの出番を待った。そしてひかるさんのステージが始まり、踊りの振りでおじぎをする場面、おや ? 今微笑みながら自分の方を見て、おじぎをした ? したよね ? したってば ! ただのそう言う振りつけだって ? まぁ、自分に都合良く錯覚しておく事として、気持ち良くタンバリンを叩いた。

そして再びポラショー。
性懲りも無く手をあげた私は、ひかるさんの元へいそいそと歩いて行く。
ひかるさんは微笑みを絶やす事無く、出迎えてくれた。

ひかる「ありがとうございます♪」

もず 「何かさっきはポラにたくさんのコメントを書いてもらっちゃって♪」

そう、先ほどのポラにびっしり色々と書いてくれて、ポラが耳無し法一状態だったのだ。するとひかるさんは、ホームページやってるんですってね、それって何のホームページなんですか ? と質問して来た。なんのって・・・ねぇ、「ス」のページに決まってるじゃん。踊り子さんに一般サイトのホームページ言ってもしょうがないでしょ ? (爆 !)

もず 「えっ ? ストリップレポートのページですがぁ。」

ひかる「それって、私の事も書きます ? 」

もず 「多分・・・」

ひかる「どうかお手柔らかにお願いします。」

もず 「あははっ♪ご心配なく。」

ひかる「ポーズはどうしますか ? 」

もず 「じゃぁ、栗橋スペシャルでひとつ・・・」

ひかる「栗橋スペシャル ?! えーっ ! どんなポーズすれば・・・」

もず 「お任せしますよ」

ひかる「困っちゃったなぁ、こうかな、こうすれば、これでいい ?」

うふふっ♪困った顔のひかるさん見るのもまた楽し♪ 私って、意地悪ぅ〜♪ 四苦八苦してポーズを考えてくれたひかるさん。1枚目のシャッターを切り、二枚目のポーズを考えている自分。その間、ひかるさんはハラハラどきどき
今度は一体何を言われるやら・・・

もず 「そんじゃ、ピースサインでもしてもらおうかな。」

ひかる「えぇーっ ! 下ですか、上ですか ? 」

はて ?(・_・?)?  下か上かって、ピースだよピース。誰も「 V 」なんて言ってないじゃん (爆 !) 私の言い方が紛らわしかったか。ホッ♪ としたって言う感じの顔してるひかるさん。まさか、にわかでも応援隊の人が「 V 」なんて言うはずないよねぇ (^。^)

屈託の無い少女のような笑顔を浮かべて、ひかるさんは両手にピースサイン出しながら撮影終了。今日はホントにありがとうございました♪ と言いながら両手を差し出して握手を求めて来て、両手で握手をしてくれた。嬉し♪ 一応来週のスケジュールなど聞いて置こうと思い、聞いてみると、まだハッキリとは分からないんですとの答え。多分ミカドかなんかじゃないかと・・・でも、OFFかも知れない。もしOFFだったら髪の毛切りに行って来ます。(爆 !)

やっぱベットの時、髪の毛立っちゃうの気にしてたんだぁ (^。^) 
でも髪の毛切っちゃうと、もっと立ち易くなるような気がする・・・
大丈夫なのか ? 長々とひかるさんとおしゃべりしながら、ふと気が付くと
ひかるさんは、さっきからずっと私の手を両手で温めているままだ。
そろそろ回りのお客や劇場スタッフの視線が気になり始める私・・・

そんな私に気が付いたのか、ひかるさんはあらっ ! さっきからずっと手を
つないだままでしたね。すみません・・・ と笑った。
私は「いえ、別にいいんですけどね。」と微笑んで見せる。
なんてカッコいいんだ♪ 男の美学 ! (まだ言ってる・・・)

そして再び、私達は目と目が合い・・・

♪And I〜 ホイットニー・ヒューストンのあの曲が頭の中に流れ、ミラーボールとピンスポットが二人を照らし出し、その光り輝く中で・・・ えっ ? もういい ? (爆 !)

マジで周囲の視線が気になり始めたので、私はお礼を言って席へ戻ろうと
した。ところがだ、手のチカラを抜いているのにもかかわらず、ひかるさんの温かな手が離れない。あれっ ? とひかるさんの顔を見ると、またしても二人の目と目が合い・・・

♪And I〜 ホイットニー・ヒューストンのあの曲が頭の中に流れ、ミラーボールとピンスポットが二人を照らし出し、その光り輝く中で・・・しつこい

エヘっ♪ といたずらな瞳で私の事を見つめたまま、他にポラ撮る人はいますかぁ〜♪ と、言葉だけで言っている。私の手はまだひかるさんにしっかりと握りしめられたままだ。こ、これは一体ど、どうしたら・・・
嬉しいような、悲しいような嬉しさ (笑)

どうでもいいけどさぁ、なんかここだけ喫茶店でお茶状態。対処不能・・・ もうひかるさんの思うようにしてもらうしかない。どうにでもなれだ !
と思った時、スルリ ! とひかるさんの温かな手が、すべる様に抜けた。
ちよっと淋しい感じ・・・(苦笑)

しかしなんなんだろう ? この気分は・・・ほっとけない感じ。
てか、なぁ〜んだぁ〜 他のお客さんもたくさん手が上がったじゃん !
遠くひかるさんを見つめる私の視界の中で、次々とポラは売れ、お茶目な
ひかるさんの話声が場内に響いていた。良かったねひかるさん♪
ポラいっぱい売れて (^。^)

さすらいのタンバリン、この次はどこの劇場に現れるのか、それは神のみぞ
知る ! もずさんはホイットニー・ヒューストンのあの歌を口ずさみながら、
栗橋大一劇場を後にしたのであった・・・
てか、 And I 〜♪ の所しか歌詞知らねェ〜つーの (爆 !)



あとがきぴょ〜ん♪

★本日の香盤 1.清野麗可 2.夏季ひかる 3.北原ゆい 4.影山舞
       5.香取しずか 6.胡桃沢まり奈

今月・来月は応援隊は休業して、一般人として「まったり観劇」で、のんびり楽しもうと思っていたんだけど、夏季ひかるさんのポラショーで意外な展開があり、またしても「タ」を叩く事になっちまいました。おでれーたねぇ〜 (爆 !)

しかしこんな突然のハプニングがあるのも観劇の楽しい所♪ でも自分的にはこの香盤お薦めでした。だから全員のステージ風景書こうと思っていたんだけど、長くなり過ぎてしまうのでこれで栗橋編は完結とします。では♪

------------END-------------



[ INDEX ] [ 観劇日記 ]