もずのわくわく劇場日記 No.63


2003年 1月 7日 (火) 新宿ニューアート

「ヨーコが来たりて吹き矢を吹く・・・ぎゃぁ〜っ! 前編 」


今宵... 横溝生死/著 「悪魔が来たりて笛を吹く」 を、はるかにしのぐ恐怖とサスペンス、
そしてミステリー。 灼熱の火炎地獄が貴方を危険極まりない、恐怖のズンドコにおとしいれます... 「ヨーコが来たりて吹き矢を吹く !」 決してヨーコから視線をそらし、挙動不審になってはいけません... フフフフ... ヨーコはそんな貴方を見かけたら、きっと「いけにえ」と
するでしょう。 さぁ貴方は今、地獄の扉を開けようとしているのです... 
覚悟は良いのですね。私についていらっしゃい。ご案内致しましょう フフフフ・・・



この物語は渡辺理緒嬢のポツリとつぶやいた一言から始まった。

「もずさん、ヨーコちゃんの吹き矢の的になって、体験レポート書いてよ。」

魔に受けた私は、かつてピンクマーメイドを浜劇で餌食とした、恐るべき怪人ヨーコが新宿で暴れているとの情報を得て、突撃取材を敢行したのだった。まずはコンビニへ立ち寄り、持久戦に対応すべくカツパンとコロッケパン、それに牛乳を買い込む。そう、腹が減っては戦は出来ないのだ。

よし ! 準備は整った♪ いざ、SNA へ !

TS の前を通りかかって何気なく見上げていると、階段の踊り場にいる人から手招きをされた。ニカッ♪と笑みを浮かべてそれに答え、一路SNA へ向かう。到着。階段を下って行き、ふと ? あっ ! メンバーズカードを家に忘れて来た。まぁ、いいか♪ 五千円を払い、とりあえずロビーのベンチシートに座り、腹ごしらえをしよう。と ! 楽屋の中から誰か出て来た。ごく何気なく誰やろ ? と視線を向けると・・・

わっ ! NHKK 朝の連続ドラマ「ちゅらさん」に出ていた・・・おっと、言わないでおこう (爆♪) いや、お召し物が南国の島の女性を彷彿させる雰囲気をかもし出していたので、そう思っただけですよ。 あちら様も何気なくこっちを見た。目と目が合う・・・And I 〜♪ ホイットニー・ヒューストンのバラードが流れ・・・る分けないか (爆♪)

「おひさし振りです♪」私の方からお声をかけさせていただいた。するとその人はソバージュの髪を揺らしながら、「おぉ、おひさし振りねぇ♪」と快活に返してくれる。素晴らしい♪ このさわやかな笑顔に出会いたくて今日はやって来たのだ。うん、そうそう、これも目的の一つだよ。

で2、3 言葉交わし、「で ? レポート書くの ? 」とおっしゃったので、「リオさんとの約束したもので・・・」と言うと、ふふふっ♪ と謎爆していたのが印象的だった。で、今から腹ごしらえをするところなんですと言うと、ど〜ぞ♪ 気の済むまで食べて下さいと言う。では。と食べようとしたら、この次出るからね。と突っ込んで来た。うへっ ! マジ ? と非常にあせって食べるハメになった。何も今焦って腹ごしらえしなくても良いのにね (爆♪)

■ もずの誤算

ヨーコ嬢のステージが始まった。出し物はフラメンコ。黒ベースのドレスに、斜に切れ上がるようにフチどられたフリルの華やかさ。キラキラと照明の光をはねるビーズの装飾。視線を下げていくと、切れ上がったドレスのスソから伸びた足が大人の色気をかもし出す。そしてヨーコ嬢の足の先を包み込む真っ赤なヒール。足フェチのもずさん、踏みつけられてもいいからムシャブリついて見たいと... 危ない (爆♪)

ヨーコ嬢は黒い瞳を光らせて、客席を見据えながら両の手首をねじりつつ、フラメンコを情熱的かつ挑発的に乱舞する。軽やかなステップの中、ポイント、ポイントで床を強く踏みしめる。ドン ! ドン ! と言う振動がステージの床から共振し、客席へと伝導する。手拍子にも力が入る。こう言うダンス、見ていてホント気持ちいい。偶数回と奇数回とで二通りのダンスを披露していたが、私としてはこっちのフラメンコの方がヨーコさんらしくて好きだなぁ〜♪

さて、すっかりヨーコさんのフラメンコを堪能して楽しくなっていると、いよいよ花電車ショーが始まる。ヨーコさんは花電車の七つ道具を持って登場♪ シンプルなスカート丈の短いワンピース姿で毎度の如く、口上を申し述べる。いちいち書いていると長くなるので今回は割愛しよう。

最初はタンポポの挿入ショーから始まり、クラッカー、オロナミン C 、タバコ飛ばしへと言う流れであ〜る。 ヨーコさんはタバコ飛ばしの時、まず私にチャンスを与えてくれた。

「はい ! そこのあなた。反射神経は良いでしょうか。」 とたずねられた。何をおっしゃるウサギさん♪ こう見えても私は花電車の雪美姐さんの元で滝に打たれ、座禅を組み、厳しい修行を納めて来たのですぞ !! 舐めたらあきまへんえ〜♪ 自信満々。雪美姐さんの時は、タバコのキャッチ率100 % を誇っているのです。これ以上は無いと言うくらい元気良く「反射神経は自信あります !」と言い切ったのであります。場内及びヨーコさんから「ほほ〜ぅ・・・」と言う声が起こる。

ヨーコさんは本舞台上で腰を据え、カブリツキの丸イスで待ち構えている私に、パイプの筒先を向け、行きますよーっ ! と気合を込める。あ〜れ ? ちょっと待ってヨーコさん。筒先の角度が... ぎゃぁっ ! す、水平打ちだぁ !!!! いよっ ! スッ ! ポン ! 一度筒の中に吸い込まれたタバコは、パトリオットミサイルのような勢いで発射された。

正直言ってさぁ、発射されたタバコが見えなかった。出たっ ! と思った瞬間、タバコは私の顔面を直撃 ! パチン ! と言う音と感触が顔面の痛点から神経へ伝達され、その電気信号が脳みそへ届いた時には、タバコはカーテンで仕切られた通路側の床に転がっていた。 負けた... ヨーコさんに完敗した... 雪美師匠 ! 申し訳ございません、ヨーコさんに負けてしまいました。弟子のカタキは師匠が討って下さいませ... とすると、東西に分かれて花電車、タバコ合戦 ! これは見ものだ♪ てか、ありえないか (爆♪)

床に落ちたタバコを拾い上げながら、もずさんの切ない言い訳...

「ヨーコさん水平打ちなんだもんなぁ〜。放物線描いて飛んで来ると思ったんだけど...」

その言葉をヨーコさんは、たやすく一蹴した。

「甘いっ ! 甘いなァ〜♪ あたしの性格分っているだろ (爆♪)」

すっかりヨーコさんにしてやられたもずさんではあったが、ふと思った。 そ〜かぁ、雪美姐さんってホントは優しかったんだなぁ〜 雪ちゃんはいつもタバコを飛ばす時、気を使って放物線描かせて飛ばしてくれてたんだな。そっかぁ〜 そうだったのかぁ〜 自分の反射神経が良かった訳じゃなかったんだ。久しぶりに雪ちゃんに会いたくなった。今どこだっけ ? 九州 ? そりゃとても行けないわ。(爆♪)

ヨーコさんとのタバコ対決で見事に鼻をヘシ折られた私は、ロビーでヨーコさんの香り付きタバコを一人切なく吸う事となった (爆♪)

後編へと続く・・・



[ 本日の香盤 ]

1.若林はるな06〜15
2.江崎かおり〜15
3.豹香〜15
4.早坂祐希
5.ヨーコ
6.金沢文子
9.フィナーレショー



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