もずのわくわく劇場日記 No.67-1


2003年 1月 31日 (金) 浜劇

「もず日記・浜劇番外編の前編 」


今日は1月30日(木)。私はとある roft ××支店にいた。文房具用品売り場の奥に、チョットしたスペースがあり、そこにはいくつかの自販機が置かれていて、その合い向かいにはぬいぐるみSHOPがある。なぜ私は平日の真昼間にこんな所にいるのだ・・・

自販機で缶コーヒーを買った。別に飲みたかった訳ではないのだが、ある秘密の指令が私に下り、その任務を遂行するために、ここで待機しているのだった。そう、これから目前にあるぬいぐるみ屋へガサ入れを行うのだ。

「ねぇ〜、ぬいぐるみかなんか持って来てよォ〜♪」

ぬいぐるみ ? そんなものが欲しいのか... ちあきはやはり「おこちゃま」であった。

「好きなキャラクターか何かあるの ? 」

「特に無いけど、バンビが好き♪ あのね、目のクリクリっとしたカワイイのがいい♪」

こう言う話は聞かなかった事にしてしまえば良いのだがぁ... 目に入れても痛くないほどの、ちあきのかわいい顔が目に浮かぶ。親バカと言うのか何と言うのか、娘の喜ぶ顔が見たいばっかりに、パパはこんなぬいぐるみ屋の前で、それとなく店の中に「バンビ」は無いかと、缶コーヒーを飲みながら視線で物色しているのだった。

う〜ん、外からではどんなぬいぐるみがあるのか良く分らない。やはり店内に入らなくてはならないのか... 参った、私はぬいぐるみ屋のようなところに入った事が無い。とてもじゃないが恥ずかしくて入れない。困った.... 店の外から見て「バンビ」のぬいぐるみがあそこにあると分れば、さっとそれをつかんで、「これ下さい ! 」と言ってさっとこの場を立ち去れるのだがなぁ。

「あのね、バンビのぬいぐるみは、売ってないんだよ。」とちあきに言うと...

「え ? 探してくれてるの ? 気持ちだけで嬉しいから無理しなくていいよ♪」

ちあきはホントに素直で良い子だった。しかし、こんなに気を使ってもらうと、むしろこっちも何とかしなくてはと、引き下がれなくなるもんで、さらに続けた。

「バンビは無いけど、サメのぬいぐるみならあるぞ♪ サメじゃだめか ?」

「嫌だぁ〜 ! 怖いよぉ〜 ウェ〜ン (T_T) ママ〜 パパがいじめるぅ〜 !」

お、おい、そんな事でリオさんに電話したりするなよな。こっちの方が怖いわ。(汗) そうか、サメはダメか。(爆♪) さて、マジでどうしよう ? 「バンビ」なんてコアなしろものは売ってないぜ。この際、サルとかイヌとかキジで代用するか。桃太郎じゃねぇ〜つーの。(爆♪)

あのね、この時期バレンタインデーが近いじゃん、だからペア物が多くて、クマとかでもウエディングスタイルのやつとかぁ、そうでなくてもみんなカップル仕様のパッケージ品になってるんだよぅ。まさかこんなのあげる訳にはいかないしィ〜。え ? だってウチらは親子だからこんなのキモいじゃん。誤解されるしさぁ〜

しょうがない、やっぱ店に入って物色するしかないかぁ。でも恥ずかしいよなぁ〜 ぬいぐるみ屋なんて... トホホ。 おしっ ! オレも男だ ! ぬいぐるみを買うくらいの事でビビってどうする ! 男の純情見せたるわいっ ! と、静々とお店に入って行くと、ほとんどテディーベアか、なんかわかんねーけど、so net のキャラクターみたいなヤツばっかし。やっぱ「バンビ」なんて売ってないよぅ。

なんか、かわいい〜の♪ ないのかなぁ〜 と後ろを振りかえるとチワワのぬいぐるみが私の事を、じっと見つめてる.... 目と目が合う... その時、私はスローモーションで子犬を追いかけ、浜辺を走り、その子犬をそっと抱き上げるそんな夢を見た。私はチワワのぬいぐるみを抱いていた。これってどこかで見たのと同じ... ? この気持ちってきっと男のロマンなんだぁ...

となりにセイウチのぬいぐるみもあった。ほほ〜ぅ、出来た♪ チワワのシロちゃんになぜかセイウチのタマちゃん♪ (爆♪) この意味、分る人には分るはず。(爆♪)

早速カウンターへ行き、これ下さい♪ と店員さんに言おうとして、店員さんの顔を見ると... おぉ〜っ♪ 今井美樹にクリソツ ! どきっ♪ ここでちょっと解説すると、私は今井美樹のファンクラブの会員だったの。CD全部持ってるし、武道館にもコンサートに何回も行ったし、ビデオも全部持ってる♪ 今はもう抜けちゃったけどね。

「お買い上げですか ? ありがとうございます。(^。^)」

あ〜なんて言う美しき人なんだろ♪ と見ていると、ニッコリとやさしく微笑しながら店員さんは私に言った。

「うふふ♪ チワワにセイウチって珍しいカップリングですね。何か深い意味がありそうですわね。」

「ま、まぁ、そのォ〜 色々と・・・ ホントはね、バンビのぬいぐるみが欲しかったんですけれど、ないみたいなのでね。」

「まぁ、そうでしたんですかぁ。それはとても残念でしたね、先月まで在庫してあったんですけれど... 」

「いや、別にいいんです。バンビだろうがサメであろうが、中に綿が詰まってりゃァ♪」

「そうなんですか ? 彼女に叱られたりしませんの ?」

「か、か、彼女 ? いえ、娘なんです。」

「そうでしたか。バンビではないですが、このチワワも最近テレビのコマーシャルで人気出てきているんですのよ。ペットショップでもチワワのお値段、だいぶ上がったらしいです。お嬢様にも、きっと喜んで頂けると思いますワ。」

「そ、そうですよね♪ お嬢様ね (笑)」

「ラッピングのおリボンは、何色がよろしいかしら ?」

「タコ糸でも何でもいいんですけど (笑)」

「まぁ、面白い方ですわね (^。^)」

「そ、そうですかぁ (^。^) そんな風に言われちゃうとなんかボクうれしいなぁ〜♪」

私はちあきの顔を思い出して、やっぱ桃色だな ! と、ピンクのリボンでラッピングしてもらった。

「スタンプカードはお作りになりますか ? 」

まさかぁ〜 (爆♪) スタンプカードなんか作ったってさぁ、ぬいぐるみなんて買うわけ無いじゃんね。今回はちあきがぬいぐるみ欲しいって言うから買いに来ただけなのに。(爆♪)

「はい、せっかくですから作って下さい♪」

これね、20個ぬいぐるみ買うと、一個もらえるんだって♪ しかも有効期間は特に設定してないそうで、お得だよねぇ〜♪ オレ...この店毎日くるかなぁ〜 この店員さんホント素敵な人なんだもん♪ ん ? 電話だ。なんでこんな所にいる時に電話かけてくるんだよぅ... (苦笑) あ ? もしもしィ〜 !

さて、明日の楽日はこのぬいぐるみ持ってお嬢様の応援に行くかなぁ〜♪

続く...後編をお楽しみに♪



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