もずのわくわく劇場日記 No.73


2003年 6月 1日(日) 新宿ニューアート

「お姉さんになった仁科ちあきの巻 」


新宿駅を出た私は、不意にのどが渇きジュースでも飲もうかと思ったところへ渡りに舟。毎度栄養ドリンクの「エスカップゴールド」販促キャンペーンをしていた。ラッキー♪ 早速キャンペーンガールの元へ行き、無料でGET ! のどの渇きを癒し、とっととSNAへと急ぐ。

おぉ〜♪ 入口の所に宣材のポスター貼ってある。んっ ? おこちゃまクンのは・・・あれ、またこの写真かぁ。この写真、本人より全然可愛くないんだよなァ〜 他のヤツ無いの (爆♪) まぁ、それはともかく、中へ入ろう。

サイフからSNAのメンバーズカードを取り出し、裏を見るとスタンプが8個。スタンプ10個で入場無料になるからぁ、今日入って9個目のスタンプでしょ ? すると次回入場の時は、スタンプ10個になるから入場無料になるのかぁ ? いや待て、スタンプ10個で11回目の入場の時に無料になるのか ?

「無料」と言う言葉が大好きな私は、もう興奮状態 ! いてもたってもいられず、速攻で携帯を取り出し、応援隊仲間にメールを打った。ややあってレスが返って来たので、どれどれ・・・と見てみる。

「残念でした ! あと1回金払わなけりゃタダにはなりません (笑)」

あざ笑ってる・・・ 私の事をあざ笑ってる・・・ こんにゃろ〜っ ! おちょくりやがってぇ〜 よし、この場を借りて住所・氏名・年齢・職業、ぜぇ〜んぶさらしてやるぅーっ ! と、そう書くとこれを読んだ彼はビビる・・・と思いきや、BBSに反撃してくるだろう。

「別にビビッたりしてませんが何か ? (爆♪)」 

おおよそこんなところなので、別に書いてもしょーがねぇーや。ともかく11回目の入場が無料ってわけね♪ そうなると、今週1回無料で入れるかな ? (爆♪) と言うわけで、スタンプの問題は解決した。って言うか、何もSNAの入口の前でこんな事やっているより、とっとと中へ入ったらよかろうにね。(爆♪)

ロビーへ入っていって、とりあえずイスに座って一服。のどが渇いたので自販機で高価なウーロン茶を買い、くつろいでいるとふとあの日あの時の事を思い出す。そうあれは忘れもしない・・はて、いつの事だったろうか ? 加納藺さんが引退する楽日の事。客席で踊り子さん達がみんなそろって加納藺さんの最後のステージを真剣な眼差しで見つめ、中にはわんわん泣きじゃくっていた人も・・・って ! どうでもいいけどさっきからウロウロしてるこのちっちゃな女の子は誰よ ! せっかくあの日の感動を思い出して胸を熱くしているとこだってのに・・・

「あのサァ〜 出前頼んでくれるぅ〜 ? もうあたしおなかペコペコよぉ〜♪」

「浬香ちゃん・・・よく踊ったばっかしですぐにメシ食う気になるねぇ・・・」

「ふふん♪ 食べる事はいついかなる時でも大丈夫なの。」

なにィ〜 ? 浬香 ? 浬香って ? ま、まさか・・・ちあきの妹分の松本浬香 ? (爆♪)
そ〜かぁ〜 この子がそうなのかぁ〜。なんだなんだ、まるで一年前のちあきを見てるみたいだ。(笑) 元気良くて合格♪ まぁ、見て見ない振りしておいてと・・・まだ面識ないから私の事はしらないしな。

再び私はタバコの煙をくゆらせて、高価なウーロン茶を口に運びつつ、ボケ〜っとしていた所へ、やにわに背中から声を掛けられた。「パパぁ〜♪」 あんっ ?! 振り向くと「仁科ちあき」こと、おこちゃまが・・・あぁ、逆か。おこちゃまこと、「仁科ちあき」が・・・

「パパァ〜、7月の道後には来ないんだって ? なんでぇ〜 !」

「いや、遠いしさぁ (^^ゞ ちょっと大変かな♪ って・・・」

「も〜っ ! しょうがないなぁ〜。ママには何て言ったらいい ? パパはパスポート取れなかっ
 たから来られないらしいよって、あとで電話しとく。」

「だからぁ〜すぐに電話かけるのやめろってぇ。それはそうと、今日はママの誕生日だよねぇ ?
 さっき電車の中でBBSに書き込みしておいたよ。」

「そうよ♪ ママいくつになったのォ〜♪ 7月の道後すっごく楽しみにしてるからねぇ〜
 って電話したら、誕生日のプレゼントはアルタのあそこにあったあれ欲しい♪って、先に言わ
 れちゃったよ(爆♪)」

「あはは♪ マジかい(爆♪)」

「パパ来れないならあたしがパパの分まで、この目でしっかりと見てきてあげるからね♪」

「ほ〜ぅ、頼もしいな・・・」

「んじゃ、またね♪ ステージがんばるからね。」

両手で胸にしっかりと「カフェラテ」の紙コップを抱きしめるようにして、おこちゃまは楽屋の中へ。私は燃え尽きようとしていたタバコを、灰皿の上で消していたその時、「あのぅ・・・」えっ ? 唐突にまたしても背中越しに声をかけられた。しかも振り返ってみれば男 !
知らない振りをしよう・・・

「あのぅ・・・すみませんが・・・」

「はい ? な、なにか ?」

「はぁ、もしかして貴方は先ほどの踊り子さんのお父様でいらっしゃいますか ?」

「はぁ ? お父様って・・・ま、まさか (^_^; 」

「だってあの女の子、パパって呼んでたし、今日はママの誕生日で、プレゼントをアルタに
 買いに行くとかなんとか言っていたでしょ ? 」

「(^O^) 爆♪ 大爆笑♪ いやぁ〜参ったなぁ〜♪ 全然違いますョ♪ あのね、あの子が私
 の事をパパって呼んでいるのは、愛称って言うか、デビューの頃から知ってますし、ずっと
 応援しているので、仲がいいんです。それで歳も離れてるし、パパってまぁ、あだ名みたいな
 もんですよ。それとママって言うのは、あの子のダンスの師匠が天才的な踊り子さんで、後輩
 の踊り子さん達からママって慕われてて、そのママを応援している人達もなぜかママって呼ん
 だりするんです。」

「そ〜なんですかぁ。では貴方はパパでは無いんですね♪」

「えっ ? パパです。」

「あれ ? いまパパではないとおっしゃったじゃないですかぁ。」

「ん ? いや、違いますよ。パパですけど、お父さんじゃない・・・」

「じゃぁ、お父さんではないけど、パパなんですね ?」

「あのぅ、私なにかヘンな事言いました ?」

「いぇ ! 決してそのような事はないと思うのですが、今ひとつ釈然としないと言うか、ママっ
 て貴方の奥さんなんでしょ ? 」

「はぁ ? そうではなくて、ママって言うのは、あの子の踊りの師匠で、すごいダンスの上手な
 踊り子さんの事で、私はその踊り子さんの応援してるんだけども、その踊り子さんから、うち
 の娘がデビューしたので、応援してあげて欲しいと言われて、それ以来ずっとさっきの女の子
 の応援をしていると・・・」

「そう言う訳なんですね ? じゃぁ、さっきの女の子は、そのすごい踊りの上手な人の娘さんな
 んですよね ? 」

「いや、娘と言っても本当の娘なんじゃなくて、師匠としてお弟子の面倒を見ているから娘と言
 った訳で・・・」

「ん〜・・・むずかしいな。」

「はぁ ? なんか話がかみ合っていないような気がするんですけどォ〜、ママは私の奥さん
 でもなんでもないし、ちあきは、私の本当の娘ではなくて、劇場での仮の娘と言う事です。」

「・・・で、結局貴方は誰なんですか !」

「パパです♪」

場内へ入る前から訳の分らない話に会話に巻き込まれ、熱がでそう・・・

次回へ続く・・・



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