もずのわくわく劇場日記 No.74-2


2003年 6月10日(火) 新宿ニューアート

CRおこちゃまチームショー編 仁科ちあき & 松本浬香 その2


CR おこちゃま CR おこちゃまチームショー 一部始終。
 
 CR おこちゃま・・・ CR おこちゃま・・・
 洋画の予告編の声みたいなMCが低音で繰り返す。
 暗転していて暗い場内にその声が響き、そしてアカ
 ペラのコーラスから始まるオープニングナンバー。
 軽い調子のポップなユーロビートの中、流星の瞬き
 かと思うほど「CR おこちゃま」こと、仁科ちあき&
 松本浬香は鮮烈にステージに現われた !

 カミテ側に松本浬香、ブルーサテンのミニドレス。
 シモテ側に仁科ちあき、ピンクサテンのミニドレスと言う出で立ちで、二人そろってのサンシャインス マイルに、場内が沸き立つ。


ホ〜ゥ ! 奇声を発するタンバリン達の手が汗ばみ、すでにトランス状態 ! まさに新宿ニューアートの場内は、興奮のるつぼと化していた。仁科ちあきと松本浬香はコケティッシュに広がったミニスカートのスソをひるがえし、腰をフリフリステップ & ダンス♪

こんなにかわいいチームは、未だかつて見た事が無い。君の瞳は一万ボルト、地上に舞降りた最後の天使だ ! 調子の良いタンバリンのリズムが、ステージの天使達を包み込むように、軽やかに響き、客席の手拍子に操られる如く、天使達は踊っている。

松本浬香が仁科ちあきに歩み寄る。微笑みあいながら目と目でコンタクト。一緒に踊る事が楽しくて仕方ないと言った感じだ。そして場内の誰もが二人を優しい目をして応援している。

二曲目に移ると、今度はテンポの早いコミカルな曲調。♪ドゥビル ドゥビル ドゥワパ〜
ステージ狭しと踊りまわる松本浬香と仁科ちあき。離れたり、引っ付いたりしながらステージ中央でドンケツ合戦、客席を笑いに包む。ハチャメチャおこちゃま姉妹の大騒ぎと言ったホームコメディー風の場面。ここはすごい楽しい景だ♪

松本浬香が先に上着を脱ぐ。少し遅れて仁科ちあきも上着を脱ぎ、背中を向けてそれを広げ、舞台ソデに放り投げる。それぞれ上半身はスパンコールのブラトップ。仁科ちあきがホワイトメタリック、松本浬香がブラックメタル。スカートを脱ぎ捨て、二人とも黒のジャージスラックスを持ち出して来て、ステージ上で履く。

ブワ〜ン〜 三曲目の場面転換。クールなユーロビートが、ズンチャ ! ズンチャ ! とサバイバルする感じの曲調。一旦、松本浬香はカミテに引っ込み、ステージに一人残った仁科ちあきが、タイトでアグレッシブなステップを踏み出す ! これはっ ! そう、仁科ちあきのダンスをフューチャーしたソロステージ ! 長い髪をサラサラと振りながら、口元をギュッ ! と引き締めたヒップホップダンスだ。

ホワイトメタリックのブラに、ヒップハングのブラックジャージのコスチューム。これまで仁科ちあきのソロステージをずっと見て来たと言う人でも、絶対に見た事の無い新しいイメージの仁科ちあきのダンス。私はド肝を抜かれた。これは新しい仁科ちあきのカラーなのだ !
なんか新庄愛さんみたいなキレの良さだ・・・

歯切れの良いダンスに、目を奪われ、息を飲む私・・・

「もしもし、あぁ雪乃姉さん、今度のチームで初めてヒップホップ踊るんッスよ♪」

「へぇ〜♪ あんた大丈夫 ? ヒップホップなんて踊れんねんかぁ ? (笑) 」

「メッチャ、練習したんです ! 頑張りますよ〜♪」

私は雪乃ちゃんを通じて、ちあきがヒップホップ踊るらしい・・と言う話を事前に聞いていたのだが、それが今目の前で見ているヤツだったのかと、すっかり感心している。まぁ、ヒップホップっぽいクールダンスと言うのが実際の感想である。足でステップを刻んでいる時の、腕を置く位置がちょっとファジーな感じだが、全体としてシャープにキレ良く踊れていると思った。

仁科ちあきが盆に出て踊っているうちに、松本浬香がステージに黒いイスに白い布をメイクアップした物をセッティングし、松本浬香がブラックメタリックブラにちあきと同じヒップハングのブラックジャージの出で立ちで、ダンスにからんで来る。

いやぁ〜この二人、おこちゃまと言っているが、中々どうして大したものだ。感心感心・・

トゥルルル・・ トゥルルル・・ Hello ? テレフォンコールのSE から外人の女性が、悲しげに受話器に向かってポツリ、ポツリと話す曲のイントロ。どんよりと重く沈みこんだ雰囲気の4曲目。場面転換。仁科ちあきは先ほど松本浬香が舞台中央に用意して置いたイスに、シモテ側を向いて横に座り、うつむいている。

松本浬香は一体どうしたんだ、心変わりをしたと言うのか。このまますべて終わりにしてしまうつもり ? 冗談なんだろ ? 俺達の愛はそんなに柔なもんじゃないはずだ ! と言うようなアクションで、イスの上で沈んでいる仁科ちあきにからみ、仁科ちあきは「もうやめて、話す事なんてもう何もないわ・・」と言うように、冷たく松本浬香に背中を向ける。
へぇ〜ストーリー物か・・・

------- 男役に松本浬香、女役に仁科ちあき。

いつの間にか切り取られてしまった愛の空白を取り戻そうとする男、松本浬香と、かげろうの揺らめく中へ消えようとする女、仁科ちあきは、お互いに噛み合わない心の頼り無さの中で迷走する。松本浬香は執拗に仁科ちあきにまとわり付く。一度心を閉ざした仁科ちあきはそれを拒絶し続ける。

そしてベットへ流れて行く。仁科ちあきはロングの白のベットドレスでカミテから現われる。髪は左右の前髪を長く残し、後ろで束ねている。力なく呆然とした雰囲気で、舞台中央にゆっくりと歩いて行く。松本浬香が仁科ちあきの後を追うように出て来る。仁科ちあきの背中からそっと抱き寄せる。仁科ちあきはその松本浬香の体の温かさに、見失いかけていた何かを感じ、ハッ ! と立ちすくむ。

松本浬香はハート トゥ ハート、すべての愛を仁科ちあきにそそぐようにして、冷え切った仁科ちあきの心を溶かそうとする。仁科ちあきと松本浬香は盆へと進み向き合って座り込む。うつむいて目をそらす仁科ちあきの体をきつく抱きしめてから、ベットドレスのボタンを外した・・・

その時、仁科ちあきは松本浬香の眼を初めて正視する。そして、仁科ちあきは松本浬香のベットドレスを開く。それは取りも直さず、かたくなに閉じていた仁科ちあきの心が、氷解して行く予兆と言える。松本浬香は仁科ちあきをゆっくりと押し倒す。無言で仁科ちあきはそれに従う。松本浬香の右手が仁科ちあきのベットドレスを肩口へと滑らし、そして仁科ちあきの白い乳房を揉みしだき、唇を這わせる。

仁科ちあきは背中をのけぞらせてそれに反応した。二人の足にまとわりつくベットドレスが情事の激しさを物語る。そして松本浬香は仁科ちあきの上半身を起し、抱きしめながら熱く唇を重ね合わせる。押し当てた松本浬香の唇が左右に動くたびに、仁科ちあきの唇が引きずられるように歪む。デュープなキスは唇を開きながら、さらに・・・

松本浬香の背中を、仁科ちあきの細い腕がかきむしる。私は絶句 ! (涙;)

体をクロスするようにロールさせた後、仁科ちあきはラリった唇を調えるように舐めながら、二人で最初のダブルポーズ。大きな拍手をもらい、第二のダブルポーズ。拍手を贈りながら壁の隅で泣いてる自分・・・
手を取りながら二人立ち上がり、ステージへと戻って行く。そしてステージ中央で最後のダブルポーズ。頭をつき合わせて床にはべり、シモテに仁科ちあきが足を上げ、カミテに松本浬香が足を上げる。拍手喝采 !

涙の止まらない自分・・・

ほんのちょっとした愛のエアポケットに陥った男と女は、肌のぬくもりをわかち合う事で、お互いの心にいだいたわだかまりを克服し、リアリティーのある本物の「愛」を手に入れたと言う、男と女の愛の物語を演じてくれたのだった。

参ったね、まさかおこちゃま二人がここまでやってくれるとは・・・
もう一度松本浬香と仁科ちあきのご両人に大きな拍手を♪ (^O^)/

次回へ続く・・・



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