もずのわくわく"遠征"劇場日記 No.SPECIAL


2003年 7月 13日(日) ニュー道後ミュージック

「幻のピンクマーメイドU・ステージレポ 編 」

渡辺理緒応援団向け、禁断の非公開レポート !!



リオさん会いたさの一心で、飛行機にまで乗って道後までやって来たもずさんであったが、HPのレポートにあったように、BINGO 大会に出て来たリオさんは、朱里ちゃんのマイクを手に取り言った。

「もずさん・・・ まだやってません・・・ (-_-;) 」

と言うか、本当は今回やるつもりは無かったみたいだった。それは当初、渡辺理緒自身が考えていたよりも、足、とりわけモモの筋力が衰えていた事と、絶頂期に見せていた伸びやかな肢体の軽やかさに、何グラムかのウェイトをつけていたような重さ、と言ってもそれは渡辺理緒自身にしか分らないほどのわずかなものであるのだがしかし、渡辺理緒はイメージした自分のステージと、実際のステージとのわずかのズレも、容認出来ないと言うプロフェッショナルスピリットを持った踊り子であるから、自分自身が納得出来ない出し物は、到底お客様に披露する訳にはいかない。ただその一念でピンクマーメイドUは現段階では、ファームに戻し、完全なものとなった暁には、たくさんのお客さんに披露しようと言う事なのだった。

と言うはずだったのだがぁ〜 (爆♪) 本来絶対に来る事は無いだろうと思っていたもずレポーターが、どう言う訳かひょっこりと道後に顔を出したのだ。仁科ちあきから「もずさんが来てる」と聞かされ、渡辺理緒は焦った ! 「もずさんが来てる」と言う事は、とりも直さず「レポートを書く」と言う事である。もずさんの頭の中は単純なので、復帰直前、渡辺理緒がみずから書き込みをした「復帰第一弾は、ピンクマーメイドUです♪」のBBSを見て、喜び勇んで柄にも無く飛行機に乗り、道後くんだりまでヨタヨタ来たのに違いない。と言う事は、火を見るよりも明らかな事である。

渡辺理緒は思わず心の中で「あちゃぁ〜・・・」と舌打ちしたに違いない。ステージのソデからこっそり客席を見ると、もずさんは脳天気に一人でヘラヘラしながらタンバリンを叩いている・・「まずいなこりゃ。」渡辺理緒は楽屋に戻り、考え込んだ。う〜ん・・・ どないしょ。

もずさんはそんな事はツユほども知らず、場内で常連さんと談笑しながらステージが始まると、毎度のようにタンバリンを叩いたり、ポラを買ったりして、初めての道後の一日を楽しんでいる。二回目の小雪さんのダンスショーが終わり、ポラショーが始まって間もなく、不意に携帯が鳴った。誰だぁ ? 携帯の着信名を見ると、仁科ちあきからだった。「んっ ? なんや ? 珍しいな、ちあきからって。」

場内では携帯が使えないので、あわててロビー? へ出た。その時は切れてしまった後だったので、かけ直してみた。ご機嫌よくちあきは「パパ〜♪ パスポート取れたん♪ 」とキャッキャしながらしゃべっておった。「でね、ママがもうこれで帰っちゃうの ? 何回目までいるの ? って♪」そう言うので、ラストまでいるよと告げると、「あのねぇ、ママが今日のキャッチフレーズ、やります ! 魅せます ! 渡辺理緒パートUだってさぁ〜♪」なんやそりゃ ? (爆♪)

なんだかよく分らないが、リオさん気合が入ってるみたいだ。リオさんが気合入ってるって事は、そりゃ〜すごい事になるぞぉ〜♪ と期待はいやがおうにも膨らんでゆく。一年ぶりやしなぁ、リオさんどんな素敵なステージ見せてくれるんだろう・・・わくわく♪ o(^。^)o

そしていよいよ期待のステージが始まろうとしていた。私はウーロン茶を手に持っているのに中々開けない右狂さんと話しながらステージの始まるのを待っていたが、右狂さんがホントに缶のウーロン茶を中々開けないので、イライラしてきた。それならいっそ私が・・・・と、自販機でウーロン茶を買い、プシュ♪ と開け、ようやく胸のわだかまりは消え去った。(爆♪)

暗くなって幕が閉じられているステージ、そして場内にいったん明かりがつき「ただ今ステージの準備のため、今しばらくお待ち下さい」と言うアナウンスが流れた。おや ? 準備って ? あぁ、そうか、ピンクマーメイドの岩を設置するのかぁ。とその時は思ったのだが、どうも雰囲気が違う。右狂さんに何が始まるんですかねぇ ? と話かけると、右狂さんはやっとウーロン茶の缶のプルタブを開け、ぐびっ ! と一口飲み、「さぁ、分らないけど岩の設置だけじゃなさそうですよ。ほら !」と私をステージの方を見ろと言う様に促した。

そう言われるままにステージを見ると、劇場の従業員さんとジャージ姿のちあきが、イスの上に乗っかってステージ前方の天井にあるカーテンレールに一枚の布を取り付けていた。おや ? こ、これは見たことがあるぞ、A&R アンサンブルローズの時、盆の上に筒状に設置したヤツじゃん。今回はそれを幕のようにステージ上に設置している。はて ? 一体何を・・・・ もしかして、やるのか ? あれを。ピンクマーメイドU!

やらないって話だったのにどうした事だろう。そっかぁ、やるつもりは無かったけど、「もずレポーター」が来たもんで、急遽やる事にしたんだな。ほ〜ぅ、それならじっくりと拝見しましょうか。噂のピンクマーメイドUを ! ピンクマーメイドUとは一体いかなる物語なのか ! 

と、こっちも渡辺理緒さんに敬意を表して、命がけで拝見するつもりで、気合充分 ! と思っているところに、ステージの上から「ぶっつけよ〜 ! 」と、なぜか言い訳がましい渡辺理緒さんのおたけびが・・・ ん ? 始める前からそんなことをあらかじめ言ってくるリオさんって珍しい。どうしたんだ ?

もう後戻りは出来ないぞ渡辺理緒 !

「それではこれより渡辺理緒嬢によります華麗なるソロダンスショーでお楽しみ頂きます。登場の際には盛大な拍手を以ってお迎え下さい♪」と言うアナウンスが終わると、一瞬の静寂が辺りを支配し、息の詰まるような空気が期待を高めている。どきっ ! どきっ ! 心臓の鼓動が体を伝わり、耳に届いてくる。握りしめたタンバリンがわずかにチャリっと音をたてた。その瞬間 ! 神秘のベールに包まれたピンクマーメイドUは始まった ! 

キィ〜ン ! チャラァ〜 ! ズッズズタン ! ズタズタン ! 激しいビートのドラミング、フワリとピンクの幕のなかに浮かび上がるあの岩・・・その岩の上に倒れ、息の絶えたマーメイド。そうだ、そうなんだ ! 前回のピンクマーメイドは最後魔女との約束を破り、もう一度人魚に戻りたいと願い、命を失い、その魂だけが人魚の世界に戻って行ったという話であった。もずさんのレポート(イメージストーリー)を読み返してみたら思い出すはずだ。

岩の上に倒れこんでいるマーメイドは、その姿を見ている者に憐憫の想いを抱かせる。そんな時、海の底から再び魔女の声がピンクマーメイドの耳に聞こえて来たのだった。

「あぁ、なんて可哀想なピンクマーメイドよ。夢いっぱい胸いっぱいの想い、人間世界への憧れを抱いて私にその美しい声と引き換えに、陸に上がったお前を待ち受けていた人間の世界は、純粋無垢なお前の心も体も踏みにじり拒絶した。恨みは無いのか、お前の事をこんな風にした人間の世界に、人間と言う生き物に・・・ 」

ピンクマーメイドは岩の上でじっとその声を聞いていた。魔女のささやきをじっと聞いているとピンクマーメイドの眼に涙がにじむ。悔しさ、辛さ、はがゆさ、混沌とした口惜しさがピンクマーメイドの胸の中に渦を巻き、永遠の眠りについていたピンクマーメイドの心をジリジリとゆすぶった。魔女の囁きは追い討ちをかけるようにピンクマーメイドに言う。

「マーメイドよ、再びこの世に蘇えり、人間達に復讐をしてみる気にはならないか、お前をこんな目に合わせた人間達に怨念の牙を剥き、今こそ恨みを晴らすのだ ! そのために力を貸そうではないか。マーメイドよ、今こそよみがえるのだ ! 」

ピンクマーメイドは生まれたままの姿、岩の上でピクリ ! と動いた。一度動くとジワジワと体を動かし始め、細い腕を天に向けて差し上げるとその手の上には青く小さな光る命の玉が・・ピンクのベールの中で素肌のピンクマーメイドはゆっくりと身悶えるようにして、ピンクのベールにタッチ。そして岩から立ち上がり、再び手に入れた命と体を確かめるようにして、ピンクマーメイドはこの世に再び蘇えったのだった !

ハイテンポかつ危機迫るような曲の中で、裸のマーメイドは岩をまわりこみ、真っ黒いコスチュームを身に着け出す。それは両ソデ、本体バラバラになっているもので、リオマーメイドは両腕から最初に身につけていった。すべての衣装をつけ終わると、なんと ! ブラックマーメイドが ! 魔女の言葉に追い風を受け、人間界への復讐の怨嗟の炎に身を焦がし、悪のブラックマーメイドは、ステージを覆っていたピンクのベールを引きちぎり、観客の目の前に現われたのだ。デビルマンみたいや。

狂おしい鬼神の如きブラックマーメイドのダンス & ダンス ! まさに神がかりのダンシング ! 黒い衣装を激しく揺らし、渡辺理緒はあくなき踊り子としての復活を観客に惜しげもなく魅せつける ! これだ、私が見たかったのはこのようにステージを縦横無尽に乱舞する渡辺理緒の姿なのだ ! 最高じゃ〜っ ! 力の限りタンバリンを打ち鳴らし、一年ぶりの渡辺理緒のステージに狂気する・・・

英語のパワフルな歌詞の曲に変わり、人間世界へのブラックマーメイドの逆襲が始まった。それにしても選曲がピンクマーメイドT とは違い、かなり過激なものである。およそベットへとつながっていくとは思えない構成になっており、どうまとまって行くのかとも思わせるものだ。ブラックマーメイドとなった渡辺理緒はハタと自分のしている行いに違和感を感じ始める。苦悩の始まりだ。

リオマーメイドは足元をフラフラとさせて歩き、盆に出て来る。魔女の巧みな言葉にのせられて、再び生命を与えられ、復讐の名の元にこの世に蘇えった。だがしかし、本当にこれでよかったのか ? 今のこのような姿が果たして自分と言えるのだろうか、心の葛藤がマーメイドの胸を激しく叩く。そしてマーメイドは自分の戦闘服にも似た黒い服を見ながら、急にそれが汚らわしく自分にまとわり付く異物のように感じはじめ、いても経ってもいられなくなったのだ。

マーメイドは黒い悪魔の服のソデを、体から剥ぎ取るようにして脱ぎ去る。すると心も体も軽やかになり、スッキリとした。やはりこんなのは私じゃない ! 本当の私じゃない・・・ あまたの喜びや悲しみ、苦しみが体の中を駆け巡る。盆にはべったリオマーメイドは、何者かを振り切るように、あえぎながら天からマーメイドを照らす光の中を泳ぐ。ゆっくりと回る盆の上で、リオマーメイドは少しづつ本来の自分を取り戻して行く。長くスレンダーな脚が黒いスカートの中から時折のぞき、肩にかかるシルクの髪はサラリと滑り落ちる。目を閉じて眉と眉の間に出来る官能の光と影・・・ かきむしられる男心が渡辺理緒をいとおしいと、繰り返してやまない。

その時、渡辺理緒は得意のブリッジでスッと立ち上がる。鳴り止まない拍手が海鳴りの音にも似てざわめいた。リオマーメイドは本当の自分に戻ろう ! そう決意を固め、ステージへと戻って行く。魔女の手を逃れ、ようやくの思いであの岩へとたどり着く。岩の後ろへ回り込み、再びピンクマーメイドへと戻り、岩の上へとはい登ると、尾ひれを立てて懐かしいあの場面へとなる。そしてついに私達のあのピンクマーメイドが本当に復活したのだった。 END

・・・と、・・・と、こうなる素晴らしいステージだったのだが・・・

ちょっとこれ長いよね。(^^ゞ 最初、ステージにあのピンクの布を張り巡らした時、ホント、一人アンサンブルローズが始まるのかと思いました。で、結局何が ? なんで ? このピンクマーメイドUが上演休止になったのかって言うと、ほとんどリオさんの言ったように、「ぶっつけ〜」と言う事で、準備不足なのでした。まず最初のピンクのカーテン。従業員さんにはちゃんとこれこれこう言う感じでセットしてと説明したらしいが、思っていたように意思が伝わってなかった(爆♪)

そのためか、リオさんはピンクのカーテンをつかんだり離したり、たわむれるシーンで、カーテンがあっちへ行ったり、こっちへ行ったり・・・ つまり固定されていなかった訳です。(爆♪) そして、命の青く光る玉、最初の時は綺麗に青白く光っていたんだけど、二回目つまり四回目の時、玉の中で光るはずの電気が消えてて何なのか分らない。

さらに、ブラックマーメイドに着替え終わって、カーテンを引きちぎるシーンで、本当はマジックテープで上手くサッとカーテンレールから取れるはずだったのに、引っ張ったらマジで引きちぎれ、カーテンが破れてしまった。(爆♪) お客の方から「あ"〜破れたぁ〜っ !」 と声が上がるも、リオさんは顔を引きつらせながら、(^。^) ニコ♪ 感動もなにもぶっ壊れ (爆♪)

そこへもって来て、実に不運にも先ほど破いたカーテンが、ナイロン製なもんで、破れて糸状になった所が黒い衣装にからんで、盆に進んでいくリオさんは、それを引きずってベットになった。つまりご推察の通り、リオさんはベットでローリングして踊っているので、からんでいた例のカーテンが、リオさんに巻きついてしまい、お葬式の時のあの黒と白のテープみたいになってしまった・・・

もうこうなると、お客の方があ〜ぁ・・・ と言う感じで、踊りを見ているどころではなくなってしまった。そしてなんとかそれに気が付いたリオさんが、ベットを踊りながら巻きついたカーテンの布をたぐって外したと思ったら、今度はそのカーテンが、盆が回ってる間に客席の方へずるずると落ち始めた。盆周りのお客さんがそれに気が付いて、落ちてきたカーテンを丸めてステージの方に歩いて持って行く・・・

ホッとしたのもつかの間、今度はベットで脱いだ黒いベット着が、盆の回転にあわせてまたしてもズルズルと盆から落ち始めた・・・ またしても盆周りのお客が落ちてきた衣装を丸めてステージへ片付け、リオさんはその間も、忍耐のベットを踊る。なんてこった・・・

それでも気を取り直し、ようやくラストのピンクマーメイドが岩に戻って行くシーンになり、落ち着いて鑑賞出来るかと思った矢先、岩の上で尾ひれを立てる部分、ピシッ ! とカッコ良く決まったと思った瞬間、あの尾ひれのファスナーが故障。動かなくて無理して尾ひれをはいているので、両脚を上げたところで、リオさんのカワイイ桃のおしりがペロ〜ン♪ 場内からクスクスと笑い声が起こる・・・

それでもステージは進行してこのまま終わってくれるかと思いきや、ラストシーンに近いところ、ピンクマーメイドになったリオさんが岩の前で座って軽く踊るのに、顔の左側につけた花の大きな髪飾りが、しっかりと固定出来ず、ブラブラとしてしまい、止む無く左手で押えて踊る事に・・・

何ともすごいアクシデント続きなステージで、微笑みながら踊るリオさんがお気の毒としか言えない。そこへ持って来て、当のリオさんもいつものブリッジを見せてくれたのだが、相当足に負担がかかっていたようで、モモがブルブルと震えている。まぁ、こっちは黒の長いベット着で割と隠れていたから、あんまし見ないようにすれば、まずまずのステージだった。踊り自体はもう少し回を重ねて、調子が戻ってくればいつも通りの素敵なリオさんのステージになると思うので、なんの心配もなし。

とりあえずスクワット毎日50回はしないとね (爆♪) リオさんはステージを踊り終えた後、「なんじゃこりゃぁ〜 ! 」と言って、カーテンの布を恨めしそうににらんだ。オープンショーを踊っている最中、盆から私を見て、思いっきり苦笑 ! 踊り終えて、「ごめんなさいね、こんな練習みたいなステージになってしまって・・・」と自分に爪を立てた。さぞや口惜しかったに違いない。

で、四回目のステージが終わった後、そのまま舞台のシモテ脇でリオさんと、今回の出し物のピンクマーメイドUについて、話し合う。カーテンは固定して、マジックテープよりも洗濯バサミみたいな物の方がスムーズにカーテンが取れるかもね。と言うと、「洗濯バサミかぁ、それいいアイディアかも。それとやっぱ一曲カットしよう。あれイマイチや。」などとひたすら反省会。(爆♪)

「今週この出し物やるの ? 」 について、「今週はもうやらない。このままじゃとてもじゃないけど踊れないよぉ。」「玉さんには見せない ? 」 「とんでもない ! こんなの見せたら一体何を言われるか ! 」 「そうだね(笑) ボロカス言われるんとちゃう ? 」 「あぁ〜情けなぁ〜・・・(涙) 」 「尾ひれ付けて両足上げる場面、あそこでリオさんのお尻が・・・ペロ〜ン♪ て見えて思わず笑っちゃった。」 「うん・・・ 尾ひれのファスナー具合が悪くて、ちゃんと動かないの。」 「そうなん ? どうりでね。」 「ホント小道具が準備不足なんだよね・・・」 「じゃぁ、とりあえず尾ひれのファスナー交換が今後の課題 ? 」 「そうかも・・・」 「 玉さん来ても絶対やらんようにしよ ! (泣) ねぇ、今回のレポート書く ? 」 「どうしようかなぁ〜♪」 「いや〜ん、書かないで ! もう少しちゃんと出来るようになってから書いてよ。」 「そうしようか ? 」 「もずさんに任せるけど、書くなら・・・やっぱ書かないでよぅ。」

とまぁ、こんな事で「ピンクマーメイドU」は、しばらくお蔵入り、レポートは差し止めとなったと言う訳でした。(爆♪)




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