もずのわくわく劇場日記 No.86


2003年 12月14日(日) 新宿ニューアート

実力派踊り子シリーズ第三弾・「美神 ! TAKAKO 嬢 登場!」




静まり返った新宿ニューアートのステージの上、独りたたずむ踊り子・・・

重く沈黙した場内の暗闇。突然にそのピン!と張り詰めた静寂を切り裂いたのは、歯切れの良いピアノの鍵盤が快活に飛び跳ねるように刻むフレーズ、バスドラムのドッ!ドッ!ドッ!と言う心臓の鼓動にも似たリズム、そしてフラメンコギターのアグレッシヴなソロ。

目を刺す閃光の中に浮かび上がる「美神・TAKAKO」嬢。ステージの中央でシモテ側を向き、自分自身を抱きしめながらテンションを高め、ここぞとばかりに腕をほどき、手先・指先をローリングさせ踊り始めた。そのフラメンコそのものの手の動きは、誘惑の甘い言葉でTAKAKO嬢に群がる物欲しそうな男どもを、いともたやすく払いのける仕草にも、また呼び寄せる仕草にも思える。

「その気にさせたきゃ、あんたの情熱見せてごらん! 熱く燃えない男に出番はないさ!」

寄ってたかってまとわりつく男たちの中を、TAKAKOは挑発するように独り踊る。しぶとく食い下がるタンバリンを抱えた男たちは、自らの情熱をほとばしらせ、TAKAKOに挑む! それを受けて立つ情熱の踊り子・TAKAKO ! 手拍子を巻き込み、新宿スペインニューアート広場のTAKAKOフェスタは熱く燃えた。

黒いフラメンコドレスに真っ赤な宝石が散りばめられ、そのスカートのスソに見え隠れするシンプルな黒いパンプスが、あたかも二匹のアゲハ蝶のヒラヒラと舞い飛ぶ如く、ステージの上をMOVEする。それにつられたのか、キレイに結い上げられているポニーテールの髪が、にぎやかに揺れている。

耳にお馴染みのダミ声、ジプシーキングスのヴォーカルが吠えてる。体をくねらせドレスを振り乱し、TAKAKO嬢は攻めのダンス & ステップ! ロングドレスと思っていたスカートは、巻きスカートになっていた! TAKAKO嬢はカミテのソデ付近で、そのスカートを素早く取り去ると、そのドレスはワンピースになっており、その短いスカートのスソから、男心を奮い立たせる美脚がスラリと伸びて、思わずアドレナリン過剰分泌症候群発病! 視線はその美脚に釘付けになり、ダンスを見るのを忘れそうになる。

長い足がやたらに綺麗ですねぇ〜♪ (喜)

一曲目のバシッ!と終わるエンディングのタイミングで左手をお腹にまわし、右手を高らかに頭上に伸ばして座ったまま花道辺りで「オレ!」のポーズを取って第一景は終了。

フラメンコの手拍子とギターの奏でるアルペジオで二曲目が静かに流れ出す。ところがこの曲、イントロはフラメンコなのに、歌が始まると何故かリズムがレゲエなんだよね。不思議な曲だ。

ステージへ戻って行きTAKAKO嬢は、中央で客席に背中を向け結い上げて束ねてあった髪をほどく。そして手グシを髪に通し、そのあと髪を整えると言うよりも、手のひらでまさぐるようにして「乱す」と言うナチュラルな感じに仕上げて正面に向き直る。

カミテ側の床にはべり、ゆっくりと手を着き横向きになってロール。背中を客席側に向けてワンピースの後ろ、ジッパーを引き降ろす... ん? 引き降ろ... 衣装のたるみがジッパーの金具を邪魔する。背を伸ばし直してもう一度チャレンジ。ジィ〜っと言う音は聞こえなかったが、きれいに衣装の背中が左右に割れ、TAKAKO嬢の白い背中が広がってゆく。モーゼの十戒で海が割れて一本の聖なる道が現われたようなイメージだ。

TAKAKO嬢はもう一度ロールしながら体を起こし、正面を向いた。ワンピースの衣装を肩口から広げるようにしてお腹の辺りまで降ろすと、豊満な胸の膨らみがたおやかにその姿を現した。胸から下、お腹の所まで、黒いビスチェがTAKAKO嬢を締め上げている。そっと立ち上がると、脱ぎかけになっているその黒いワンピースを足元まで下げ、衣装から抜け出るようにして右横へピョン!と移動。衣装を拾い上げてカミテのソデ幕へ歩み寄り、振り返りながら微笑して消えた。BGMだけがその場に残ってやがてフェイドアウトする。

ちょっとサンタナのブラックマジックウーマン風のBGMがスタート。誰もいないステージの上を照明が照らし、網目模様のシャドウがクルクルと回る。明確な場面転換。ちょっと長めの間を置いてTAKAKO嬢がステージに現われる。その出で立ちはパープルシースルーのベット着に、黒いサンダル。フワリとしたパープルのベット着を風にそよがせるようにして盆へと向かう。

盆にたどり着いてベットイン。ベット着を先程のように上半身から脱ぐと、その下は黒のビスチェをしたままだ。体を前のめりに倒してのナチュラルなベット演技。ドッグスタイルに伏せ込み、頬を盆の床に近づけて行く。ヒザを支点に腕立て伏せ状態から、ギューっと上半身をリフト。突き上げるようにそれを何度か繰り返し、ロールしながらお尻を着いてシッティングポジション。背中をのけぞらせながら、両手で胸をギュ!とまさぐる。

BGMは4曲目のジプシーキングス版マイウェイ。ラテン系のドライな日差しを感じながら、TAKAKO嬢はそのまま寝そべり、妖艶なベットを踊る。BGMのテンポが良いので、タンバリンマン達が軽い感じでタンバリンを叩いている。TAKAKO嬢の額や背中にキラめく汗の雫が、浴びせかけられた照明の光をハネる。楽しくもまた美しいTAKAKO嬢のベットに誰もが酔いしれている。ありきたりな言葉でしか言えないもどかしさがあるが、とってもステキだとしか言葉が見つからない。いや、美しいものをを見て、難しく飾る言葉など必要ないのだ。ただ思ったまま、感じたままに「美しい」とシンプルに言えばいい。

TAKAKO嬢は脱いであったパープルのベット着を手に取り、盆から立ち上がって踊りきった充実感を笑顔で表現し、ベット着をサラリと右肩に背負いながら、ステージへと戻って行く。そして客席を振り返り、一人一人の顔を見渡すようにしてラストスマイル。BGMのエンディングと共に照明が消されて、TAKAKOショーはフィニッシュとなった。


[編集後記]

( ̄□ ̄;)!! 画像がでかい! と言う事で、いきなり驚かせて失礼。
TAKAKO さんのレポートを書こうと思って、TAKAKO 嬢公認ページに
頼み込んで、今回のみ特別にレンタルで使わせて頂きました。感謝!
そ、それにしても... ものすごい、どアップ!写真だよなぁ...



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