もずのわくわく劇場日記 No.88


2004年 1月8日(木)

初春・道後シリーズ 第二章

「新春道後遠征記・羽田発→松山着 編」


■携帯電話のアラーム、目覚まし時計その1、目覚まし時計その2。
それらの電子音がけたたましく鳴り響いたのは午前5時の事だ。

まだ深夜となんら変わりない暗さの中で私は独り、ベッドの上で悶絶していた。
「うぅ... やかましいなぁ... なんの騒ぎや一体...」
感に触るアラームをフトンの中から手を伸ばして一つ一つ止める。

ハタ!とリアルな世界に意識を取り戻し、「そうか、今日は道後へ行く日だった」と自分の使命を思い出した。きしむ体にムチ打つようにしてベッドから抜け出し、部屋の明かりを点け、昨夜ソファーの上、スタンバイしておいた服に着替え、鏡台の鏡を覆っているバンダナの左下の端をめくり上げ、露出した鏡をのぞき込むと、「だれ!これは...」あぁ、福山雅治に良く似た私だ。 (爆♪)

寝静まっている家族に気付かれないようにして、秘密兵器「タ」の入ったDバッグを肩に担ぎ、抜き足・差し足・忍び足... 一歩、一歩と階段を降りて行くのだった。玄関の扉までの距離が毎度長く感じるが、「劇場のテロリストもず」は、うまく最初の難関を突破出来た。

■真っ暗な駅への道を近所の住民に見つからないように、息を潜めて進む。
幸い誰にも顔を見られる事無く駅前に到着。すでに先陣を切ってローカルな駅の待合ロビーに数名の者がいたが、私の事を知っている輩はいないようだ。ともかく浜松町行きの切符を入手しなくては... おや?まだ改札口の券売機に、シャッターが下りたままだ。切符が買えないではないか!おや?何か張り紙がしてある。

「6時までシャッターは開きません。これより以前にご利用の方は、入場証明書を下の箱から持って、車内清算するか、下車駅にて清算して下さい。 駅長」

田舎やなぁ〜(爆♪) 私が利用する電車は、6時3分発なので一応大丈夫だ。シャッター開くのを、コーヒーでも飲みながら待とう。開かぬなら、開くまで待とうホトトギス。by 徳川家康

■新宿で乗り換え、山手線で浜松町の改札を出る。
東京モノレールに乗り、ビル群を抜け、大井競馬場ビッグウィングをながめつつ、この辺りの風景のスケールの大きさに毎度感動する。田舎者や〜(爆♪) 田舎の人や物は、すべからく動きが緩慢である。そんな中で日々暮らしていると、それに慣れてしまって、そう言う事に気がつかない。やはりおっとりと漂うように無意識に毎日を生きているように思える。

ところが、都会で暮らしている人や物は、何事にも意識的に野望を持って、一生懸命生きているように私には見える。何となく無意識で生きていると、都会では損ばかりしてしまうからだ。エスカレーターに乗るだけでも、東京の人は左端に立ち、決して真ん中や右端には立たない。エスカレーターの右端は、先を急ぐ人が、早く駆け上がるためにあけておく。実に合理的な物の考え方であると思う。それに比べ、田舎の人は、道路の真ん中を自転車でのんびり走り、背後から自動車が来ていても、何事も無いようにニコ♪と後ろを振り返り、道の真ん中をそのままゆっくり走る。実におおらかなのだ。実際、東京都と言っても、東西に長い地形なので、23区内に住んでいる人と、多摩地方に住んでいる人では、人間が違うのだ。

奥多摩は東京都であるが、山越せば山梨県であり、都民意識は低い。地元の古老の中には真顔で、「あの山の向うには、一体何があるんだろうねぇ?」などと本気で尋ねて来る方もいる。田舎では自己主張をせず、周囲の環境に自己を埋没させないと、村八分になり、暮らしていけない。しかし都会では自己主張をせずに、おとなしくしていると、損をする事ばかりである。荻窪あたりでは魚屋へ買い物に行くだけでも、奥様たちは化粧をし、衣装のような服を着て、BMWに乗って魚屋へ乗り付ける。ベンツはダンナが乗っているので、奥様はBMWかオペルやアウディなのだ。どちらが良いとか悪いとかを述べている訳ではない。東京と言うところは、単に「東京」と言う一言でくくれない不思議な地域だと常々思う。

さて!そんな事はともかく。

羽田空港に到着したもずさんは、喫煙室へとまっしぐらに突き進み、休憩♪
時間を見れば午前8時40分。まだ時間はたっぷりあるし、軽く朝食などと思いながら、毎度のホットドッグセットをパクつく。所がだ!この時のコーヒーが苦いのなんのって!超エスプレッソ!胃が痛いくらい。だましダマシようやく飲み終わり、フラフラとロビーを徘徊しながら、早めに団体手続きカウンターへ行って、航空券とクーポン券をもらっておこうと、カウンターへ行き、手続きをすると、「もずさま、今回集金が800円ですね。」と言われた。

「えっ?800円って何のお金ですか?」そう、去年のうちに旅行代金はすべて振り込んでおいたはずだ。カウンターのちょっとかわいいおねえさんに質問すると、「では旅行会社の方に聞いてみます。」と言うので、そうしてもらった。するとちょっとかわいいおねえさんは、携帯電話を取り出し、旅行会社に問い合わせしてくれた。そして回答が得られた。

「旅行代金は28800円なのですが、振り込み金額が28000円で、800円不足しているそうです。」とのたまわく。そっか、私が800円踏み倒していたのか。(爆♪) 納得して800円払い、ようやく航空券とクーポン券をもらう。

9時15分、そろそろ搭乗手続きしてもいいかと思い、手続きカウンターへ行く。羽田発松山空港行き JAL 161便、搭乗口は82番、出発時刻は定刻10時15分、座席は19Kである。19Kと言うと、翼のやや後ろ、窓際の席あたりだね。ラッキー♪準備は整った。あとは搭乗者ロビーで出発時刻を待つだけだ。

お年寄りや子供の優先搭乗がアナウンスされた。リムジンバスに乗り込み、約15分のドライブの後、JAL 161便に乗り込む... おや?いつもより飛行機が小さいじゃん!まぁいいか。座席はスグに見つかった。右翼の後方あたり。それにしてもだ、機内の通路は真ん中に一本、それを挟むように右側3席、左側3席の構成。しかもプロジェクターテレビも無いじゃん?やっぱし800円の未払いがあったからなのか?(爆♪)

私の左となりの2席は空席であり、お気楽な感じでうれしい。酸素マスクやライフジャケットの実技説明が美しき乗務員さんにより行われたのち、ややあって飛行機がバックして誘導路を走っていく。ここから約15分走って、ようやく離陸のための滑走路へ左折。ジェットエンジンが轟音をたて、一挙に加速する。楽しい〜♪機首を持ち上げフワリと離陸。

シートに押し付けられるGを感じながらヘラヘラしてしまうもずさん。飛行機は右旋回をしながら高度を上げていく。だが旋回しながらストン!ストン!と落ちるのは何故だ?やはり飛行機が小さいので、パワーが足りないのか?まぁ、飛んでるし気にしないでおこう。

飛行機は内陸にコースを取って、松山へと順調に飛んだ。だが、飛行機が小さいためか、床がバイブレーターのようになっていて、足を床につけていられない。この辺り今までとは勝手がちがうね。松山空港へ到着するまでの、1時間ほど足を床につけず、持ち上げたままでいた。(爆♪)

■松山空港着陸♪定刻通り、11時45分に着陸し、5ヶ月ぶりの松山潜入♪搭乗者出口までの廊下を歩き、ロビーへ出た。もずさんの回りにいた人達は、みんなそれぞれ出迎えの人に歓迎され、顔をほころばしながらうれしそうに肩を叩き合って、迎えられている。そうそう、去年8月の時は私にもそのように出迎えてくれる人がおり、うれしかったが、今日は一人ぼっちの松山入りさ。さみしいなぁ〜

感傷に浸りながらも、いつまでもここにいても仕方ないので、空港を出て一服したのち、お決まりのバスに乗り、松山市駅に向かう。それはいいけども、時間が余ってる。(爆♪)

お昼なので、ともかく昼食をとろうと思い、GINTENGAIのアーケードの中へ...
ウロウロとしながら、とある丼物屋さんに入り、じゃこてんうどんを注文した。やっぱり松山はうどんでしょ♪(爆♪) その店でふと気がついた事がある。それは、若い人が入ってくると、お冷が出る。若くない人が入ってくると、湯飲みにお茶が出て来るのだ。つまり、店員さんは入ってきたお客を瞬時に見分け、水かお茶かと判断を下すのである。もずさんに出て来たのは「お茶」だった。(爆♪) 頭の中は19のままなんだが、はた目で見ると...そう言うことなのかぁ〜 (爆♪)

美味しく「じゃこ天うどん」をいただき、店を出るが、まだ1時だよぅ...
ど〜する?松山城にはもう去年登ったし、行くところないなぁ。仕方なくGINTENGAIのアーケードを歩き回り、地下街にも行ってみる。100円ショップは中々面白かったが、ヒマだぁ〜!

時計を見るとボチボチ2時になる。でもホテルにチェックインはまだ出来ないだろうなぁ。行くところ無いし、ホテルのロビーで時間つぶすか。地下街から出たもずさんは、テクテクと松山市駅の駅前通りを歩き、東京松山第一ホテルまで行った。そう、今夜の宿泊はお馴染みのここ。8月の時は大街道の東急インに泊まったが、旅行会社の都合で今回は東京松山第一ホテル。

入口を入って、試しに受け付けのかわいい方の女の子に聞いてみた。
「あのぅ〜、もうチェックイン出来ますか?」するとかわいい方の女の子は、美笑を浮かべながら「あいにくまだお部屋の方が仕上がっておりませんので、もう少々お待ちいただけますでしょうか?チェックインは3時からとなっているんですよ。お客様のお名前は...」と言うので、「東京のもずと申します。」東京の... と言う所が中々に響きが良い♪東京でも田舎なんだけど、いかにも都会人って言う感じがしていいよね〜(爆♪)

「東京のもずさま...でございますね?はい♪ご予約を承っておりますので、そ〜ですね〜では、あと30分くらいどこかでお待ち頂けましたら、こちらからお呼び致しますので、それまでお待ち頂けますでしょうか?」と微笑むので、「じゃぁ、ここで待ってます♪」と言い、受付カウンターの正面のソファーに座った。何もこんな所に座らなくてもね(爆♪)

1分経過。ふとカウンターを見ると、先程のかわいい方の女の子と目が合う。ニコ♪と微笑むので、こっちもニッコリ♪と微笑む。2分経過。また目と目が合う。すると女の子は「松山は初めてでいらっしゃいますか?」と言うので、「いや、去年もこのホテルを利用したんですよ♪」と言うと、「まぁ!それではお得意様ですね♪」と態度がちょっと変わる。「はい♪このホテルはとても気に入っているのでこれからもちょくちょくお世話になろうかと思ってます。」と返す。

「ビジネスでらっしゃいますか?」と言うので、まさか道後ミュージックにリオさんの応援に来ましたとは言えず、「う〜ん♪そうですね。」とぬけぬけと笑いながら言う。すると「東京から松山までお仕事って言うのも大変ですね。」なんかうれしくなって来たので、「○○さんは地元の方なんですか?」と聞くと、生まれてからずっと地元から出たこと無いんですヨと言うので、「そ〜なんですかぁ、もし東京に出て来る事があったら、何かお手伝いさせて下さいね。道案内くらいならしますから♪」とバカな事を口走る。思いっきり方向音痴なクセに...

「ありがとうございます♪その時にはお世話になるかも知れないので、私の顔忘れないで下さいね♪」おいおい!マジかい♪そこでもう一押し!「はははっ♪近いうちに会わないと忘れてしまうかもしれませんよ。」そう言うと、「意地悪なんですね♪普通ウソでも忘れませんとか言わないですか?」面白い子や。「東京の人は薄情だからさぁ。(笑)」可笑しい〜♪「そうなんですか?松山の女性は純情だし、情には厚いですよ。」クククク♪本気にしてるわぁ。「と言う事はあなたも?」問いかけると彼女は考え込むようにして、「多分...そうかも...」最高おっかしい♪そんな時、彼女の隣にいた可愛くない方の子が、せっかく盛り上がって来たと言うのに、「お客様、お部屋の準備が出来ました。誠に申し訳ありませんが、都合によりツインルームになってしまいますがご了承くださいませ♪」と割って入る。なんでそんなに仕事に忠実なんや!も〜かわいくないなぁ〜!

ツインルームやて?!マジ?ルームキーを渡されて7階の部屋に行って見ると、ホントにベットが二つあった。ツインルームで一人寝かぁ〜寂しいじゃん... しょうがねぇ、とりあえず風呂でも入るか。バスタブにお湯を張っていると、「もずのBBS」常連さんからメールが来た。「もう松山に着いた?」ですってさ。思わず「寂しい...」と返信してやった。(爆♪) 意味分らなかったやろうなぁ〜(爆♪)

風呂で身を清めて、3時半に道後ミュージックに出かける事にした。

つづく・・・



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