もずのわくわく劇場日記 No.101


2004年 2月16日(月) ニュー道後ミュージック

 遅刻だぁ〜! 仁科ちあき 編


銀天街


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やべぇ〜っ! 今何時!? 3時半?
ホテルのバスルームでくつろぎ、ヒゲなど剃っ
ているうちに、時計の針は独りよがりに進んで
いた。ザブ!とあわてて立ち上がり、急いで服に着替えてタンバリンをカバンに突っ込み、ルームキーを握りしめてフロントへ走る。

本日の道後の開演時間は4時。ホテル前のチンチン電車の停留所にスタンバイ出来た時には、すでに3時40分。幸いな事にチンチン電車はすぐに来てくれた。だが・・・ 

チンチン電車は各停留所に各駅停車。伊予電鉄に特別快速を要求したい気持ちで、ジリジリと座席に座っていた。道後温泉駅に到着し、一目散に道後ミュージックを目指して走る!
うわぁ〜4時過ぎてる! もうトップの踊り子が踊り出している頃じゃん! トップって言うと誰だ? そ、そうか、ちあきだ、やべぇ〜! 遅刻だ! このままだと、ちあきがヘソを曲げるに違いない。ど、ど〜しよう・・・

今回の道後の香盤は、1回目・3回目がソロ、2回目・4回目がチームショーである。仁科ちあきは今回のソロステージ、「めっちゃ!ホリデー♪」と言う出し物を演じている。これは元々、妹分の松本浬香クンの作品であるが、気に入ってぶんどったと言う事だ。まだ私は見た事が無い。一体どんな作品なのであろうか。つまり、とても重要な演目である。

息を切らして道後ミュージックの入り口のドアをけやぶり、場内に飛び込んでステージを振り返ると、一人の真っ赤な少女が満面の笑顔で踊っていた。ち、ちあきか? 固まっている場合ではない! 「タ」だ!タンバリン! カバンの中に手を突っ込み、あわててタンバリンを引っ張り出す。シャキシャキシャキ・・・ 

♪愛して〜る〜 愛して〜る〜♪ と中島美嘉が歌ってる。いきなり切ないじゃんかよ...
仁科ちあきは裸足、真っ赤な短いネグリジェのパジャマみたいな衣装で、前かがみに腰を折ってこれ以上は無い!と言う具合に素敵な笑顔で客席を見下ろしている。髪は両サイドを真っ赤なリボンでくくり、コケティッシュと呼ぶにふさわしい、まさにアイドルである。

パパである私も、ちっとやばいかも知れない。ハッキリ言って、カワイイ♪ 

じっとステージに立つ仁科ちあきを見つめる。なんか今までと全然違う!なんだ? 何なんだこのストロベリーな輝きは? 愛苦しい。ん・・・ 雰囲気だ! 空気だ! 思い当たる事がある。一流の女優や歌手が演じたり歌ったりする時、まるでスモークがフワ〜と立ち込めるような空気に包まれ、目に見えない自分なりの環境を作ってから演技なり、歌なりを歌いだす。よく言う役に入り込むと言うやつだ。

今までの仁科ちあきには、感じられなかった一番大切な物だった。そう言えば前に着物姿からしっとりと登場する出し物があったが、この時にはまだそれが希薄だったのだ。ところが、今回の仁科ちあきはまったく違う。役作り、自分の世界に溶け込みながらも、それをしっかりと客席に伝えて、伝わって来る。マジで仁科ちあきは成長している。ウソだと思うならとにかく仁科ちあきのステージを自分の目で見て確かめて欲しい。

仁科ちあきは指先でハートの形を片方づつ作って、腕をサイドから大きく回すようにしながら、胸の前でそれを合わせ、「愛してる」の形を表現している。仁科ちあきの愛が真っ赤に染まるその瞬間、そのトキメキは波紋を広げて客席の一人ひとりに押し寄せる。仁科ちあきの形作った純なハートは for You と言っているように聞こえる。気のせいか(爆♪)

じっと仁科ちあきのステージを見つめていると、いつも以上にこの出し物について、実に丁寧に大切にして踊っている事が良く分かる。よほどこの出し物を気に入っているのだろうと言う事が見て取れるし、自分が今までずっと仁科ちあきのステージを見て来て、一番素敵に踊れていると思う。これはお世辞でも何でもなく、本音以外の何物でもない、関心した。

そうそう、すっかり関心しているうちに、いつの間にかステージは終わっていた。(爆♪)

ポラショーが始まる。すると、さっきまでリボンを投げていた人がポラを買いに走った。何気なくそれを見てると、ステージカミテ側で仁科ちあきのポラを撮ったその人が、ヒソヒソと何か仁科ちあきと密談を交わしながら、客席最後方の自販機近くにいる私の事を振り返り、私を見ては二人してまた何か密談をし、また私を見てうなづき合っている。

なんや〜! 感じ悪ぅ〜! もずパパがそんなに珍しいんかい! (爆♪)
まぁえぇか。私もポラ撮って来ようっと♪
千円札をサイフから取り出して、カミテのちあきの所へと行くと、毎度ニタニタと笑いながらちあきは言った。

「パパ、今日はポラ一枚500円だよん♪ 良かったね。」
なんじゃそりゃ? そう言われてふと先月の時の事を思い出した。先月はお正月の特別興行で、ポラが一枚千円だった。しかし、その事に気が付かなかった私は、千円札一枚を出して二枚撮ろうとして、ちあきから怒られ、ポラを値切ったがマケてくれなかったと言うエピソードがあったのだ。

「ふ〜ん、それはありがたい取り合えず衣装着てよ。でね、ホテルで風呂入ってヒゲ剃ってたら、来るの遅くなっちゃってさぁ、ごめんなぁ。」

「なに? お風呂入ってたの? も〜っ! しょうがないなぁ〜」

そう言うとちあきは「プッ!」と口を尖らせてホッペタをフグのように膨らませた。(爆♪)
ここだから書くけども、この時のちあきの顔がかわいいの何のって♪

「まぁ二曲目に間に合ったからいいけどさ♪」とあっけなく許してもらい、ポラを撮った。するとちあきは何を考えたのか、500円玉をおつりとしてくれた。んっ? 今日は気合入れて2枚撮るつもりで千円札だしたんだがなぁ? おつりもらったからこれでいいか。とそのまま席に戻ったのだった。(爆♪)



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