もずのわくわく劇場日記 No.107-2


2004年 5月 4日(火) 
新宿ニューアート開館三周年記念!

「SNA ブロードウェイ・ミュージカル?」その2

【第一景】小野今日子 (平松・新庄・森川・上原)


ブーーーーーーーッ! 三回目開演のブザーが突如として耳に差し込んで来た。
おぉ、マジで寝ていたのか・・・ ギィ〜!とパイプの丸いイスをきしませて居住まいを
正し、すぐそばの本舞台へと体を向ける。ステージには幕が引かれており、その内側より
踊り子達のサワサワとした声が聞こえた。

場内のスピーカーからアナウンスが響く。この声は新庄愛の声だ!

 これより本日、第三回目の公演を行います。新宿ニューアート開館三周年記念特別興行に
 より、初のオールチームショーを始めます。不慣れな点もございますが、あらかじめご了承
 下さい。なお、開演中はカメラ・ビデオ・携帯電話での撮影は一切禁止となっております。
 また、おタバコはロビーでお願いします。

 それでは! 新宿ニューアート三周年記念特別興行、ブロードウェイ・ミュージカル、レデ
 ィ〜ス え〜んど ジェントル・・・ レディ〜ス え〜んど ジェントルメンそ〜れ〜♪
 (場内爆笑!) イッツ・ショータイム!

立て板に水、見事な新庄愛さんのインフォメーションによって特別興行の幕は開いた。


【第一景】小野今日子 (平松・新庄・森川・上原)

ジャン・ジャン! ジャ〜 ジャンジャージャン! とハギレ良くギターのサウンドが響き、へヴィーなビートのリズムが始まると、照明が一気にステージへと注がれ左右に幕が開かれた。

ステージには中央に小野今日子が黒のタキシードスタイルに、黒の帽子で立ち、小野今日子の脇を固めるようにして、ほとんど体を露出させているレオタードと言う事にしておくが、一人ひとり違う色の衣装に身を包み、シモテからゴールドの平松、ライムグリーンの新庄、小野を飛ばしてシルバーの森川、レッドの上原と並ぶ。(並び順はちょっと記憶が怪しい)

BGMのイントロでは最初、何の曲か分らなかったが、聞いて行くうちにジェームズボンドの曲だと分った。ほ〜ぅ、そう言う事か、小野今日子がボンドで、バックのみんなはボンドガールって言う訳だ。やっぱりボンドガールは限りなくセクシー♪ 世の男性の憧れだよね。
平松さんがやたらにセクシーで、たまらんですね〜♪

そのメンバーが入れ替わり立ち代り、ボンド今日子にまとわり付きながらのダンス。我々の眼を楽しませる。そして曲が変わり二曲目、ヘヴィーメタルなまま進行する。歯切れの良いそれぞれのダンスが実にカッコいい♪ 曲もカッコいい♪ この場面は短めで三曲目に潮が退いて行くような静かなマイナー調のバラードになり、バックダンサーの上原、森川、新庄、平松は去って行き、小野今日子のソロステージになる。

一人ステージに残った小野今日子は、黒い帽子を目深にかむったまま、うつろな表情でスローに踊りながら脱ぎに入る。黒いラメのタキシードから始まり、ネクタイ、スラックス、白いワイシャツと言う具合。スラックスを脱ぐと、黒い網のストッキングが目を引く。メッシュの黒いトップも胸のオープンタイプで、小野今日子の姿態を引き締めて魅せる。

長い足を左右に交差させながら盆に向かう。カブリツキにいる私の目の前を、黒い網のストッキングに黒のハイヒールを履いたその長い足は、足元をしっかりと確かめながら進んで、盆に到達する直前、前かがみになって腰をローリング。私の目の前に、小野今日子のグラマラスなヒップが大接近!ちょっとヤバイかも知れない。(笑)

そして立ちポーズから盆にはべり、柔らかなライトの中で泳ぐように、ゆっくりと体をひねり、長い足を真横に回して水平状態でしばらく盆の回転に任せる。小刻みにブルブルと小野今日子の太ももが震えている。こんな所に妙に色気を感じたりしながら、ここがカブリツキである事を実感する。やっぱりストリップってのは、カブリツキに限る♪ と油断していると、回って来た小野今日子の長い足に、蹴られそうになり、思わず首をすくめる。

安心したのもつかの間、急に小野今日子が体を起こし、両手を広げてから何者かを包み込むように、ヒザ立ちのまま前に上半身を倒しこみながら、胸を抱きしめる仕草。下から見上げる私にほとんど覆いかぶさるかの状態で、私は大いにあせる・・・

小野今日子さんは背が高いから、手足長いでしょ、ちょっとしたアクションでもカブリツキ、しかもここSNAみたいに盆が近いと、すごいダイナミックなアクションになる。飛んで来る手や足をよけながら、接近戦で観劇する事によって、ライヴな小野今日子さんの存在感を、肌で感じるられるって言う所がカブリツキに座ってる、もずさんからのオススメポジション。
みんな! 小野今日子さん見るなら一度はカブリツキに座ろう♪

小野今日子さんのベットは、洋服で言うとフォーマルな感じと言ったらいいかな。情熱的と言うよりも、繊細でデリケートで、気持的にズケズケと彼女の領域に踏み込んで行けない、ストイックでクールな感じがあって、それがどこか見ている自分の気持ちの中に、客観的で冷静な部分を残していて、一歩退いて「あなたの事が好きです」と塀の外から遠く離れて告白を投げ掛ける・・・みたいな (爆♪)

すごい回りくどいね。(笑) じっくり見ている感じでは、繰り出すベットのポーズなんかも、かなり凝ってて、ありきたりなポーズはほんとに少ない。長身な体を小さく折りたたんで、微妙にひねったり、窮屈そうなポーズから、フワ〜と花びらが広がるように開いていったり、相当、鏡とか見ながら研究しているんじゃないかって、そんな部分も見えて来る。


さてさて、そんな小野今日子さんのベットでのラストナンバーは、ブライトネスな、さわやかタッチの曲で、そんな曲を聴きながら、目の前でゆったりと踊る小野今日子さんを見ながら、こんなにゴージャスな時間を過ごせるって言うのは、ものすごく贅沢な事なのかなぁ〜♪ とリラックス出来る。
これで手元に、冷えたシャンペーンなんかあったりしたら、もう最高だね♪

ちょっと気がついたんだけれども、黒い帽子、ずっとかむりっぱなしなんですね。多分意図的に。遠くから観劇していたら、今日子さんの目が時々しか見えないでしょうね。普通なら脱ぎの場面で帽子は外す。けれど、あえてここまでかむっていると言うのは、おそらく見ている人に、自分なりのイマジネーションを働かせて、色々想像出来る部分を、わざと残してあると考えていい。

じゃぁ、カブリツキに座って見ている私なんかには、そう言う楽しみは味わえない?
いえいえ、決してそんな事はありませんです。確かに下から見上げているので、ほぼ常に目深にかむった帽子の下の、小野今日子さんのつぶらな瞳が見えてます。つまり、近くにいれば近くでしか見れない、小野今日子さんの瞳の動き、目は口ほどにモノを言いって言葉があるように、帽子のフチの影に隠れた目が、小野今日子さんの心の動きを見せてくれる。

それに、帽子の中にキッチリとしまい込まれた長い髪、アップになっている首筋、うなじってやたらに男心をかきむしる魔力がある。その髪の一本一本が規則正しい流れを作って帽子の中に注ぐさまは、この場所でしか見られない。やっぱりお得♪ というべきか (爆♪)

盆から立ち上がった小野今日子さんはステージへと戻り、ここでやっと帽子をはずし、首を振って髪をさばいてラストポーズに向け、体制を整える。そして客席へ向き直り、美笑を浮かべて照明が落ちる・・・ いやぁ〜 とても素敵なショーでございました。


次回その3へと続く・・・



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