もずのわくわく劇場日記 No.107-5


2004年 5月 4日(火) 
新宿ニューアート開館三周年記念!

「SNA ブロードウェイ・ミュージカル?」その 5

【第四景】新庄愛(平松・小野・上原)


益々盛り上がって来た新宿ブロードウェイミュージック♪
と、言う所でここに中休みが入るのだったぁ〜!
割と広めのSNA のロビーも、ごった返してる。まぁ、のどを潤すコーヒータイムって所です。
そして休憩あければいよいよ後半戦!

【第四景】新庄愛(平松・小野・上原)

再びブザーが、びぃーーーーーーーーーーーっ! と鳴り響く。

客席の誰もがこれから始まるであろう素敵なショーを見るために、暗いステージを目を凝らして見つめていた。その時! 場内入口のドアが、ガバッ!と開き、そこから現れたのは何と新庄愛! 仲間の小野今日子も後に続く。ブラックレザーのライダージャケットに身を包み、同じレザーのパンツで、腰に赤いバンダナをぶら下げている。小野今日子もまったく同じスタイルだ。

ステージ方向を向いていたお客達が、何だ?何だ! と一斉に場内入口の方へ向き直る。

新庄愛と小野今日子は、シモテ側の客席の脇をすり抜け、小走りにステージ下へ向かう。するといつの間にか、ステージの上には、やっぱし黒のライダージャケットに身を包んだ平松ケイが、上原舞がいた! しかしこっちの二人が、腰に下げているバンダナは黄色。

ステージ下にたどり着いた新庄愛が、ステージ上にいる平松ケイ達を指差し、罵声を浴びせかけて挑発したのだ。平松ケイと上原舞は、それに反発し、ステージ上からステージ下にいる新庄愛へ、あぁだこうだ! とやり返す。

うおっ!これからプロレスでも始まるんか?

いやいやそうではない。街のゴロツキ、チンピラ同士の抗争のようだ。
新庄愛と小野今日子の赤組 VS 平松ケイと上原舞の黄組!
この両者の激突!
そう、ブロードウェイミュージカルと言えば「ウェストサイドストーリー」

ついにこの両者の抗争は、平松ケイの挑発にキレた新庄愛から始まった。
新庄愛と小野今日子はいきおい良くステージに上がり、シモテ側で前に新庄、後ろに小野と言う赤組で、短いダンスを踊る。そしてどんなもんだい! と平松、上原の黄組を挑発する。

すると平松と上原は、ヘン! と鼻で笑い、対抗して同じようにカミテ側で短く踊る。そして、親指と薬指でカチカチ鳴らし、あたかもこっちの方が上手いだろ♪ と再び挑発。
チクショー!ともう一度、新庄・小野の赤組が短く踊り、ザマァ〜見ろ!と鼻で笑う。そのくらいどうって事ねぇ〜ぜ! とまた平松・上原の黄組が短く踊る。

生意気だ!ムカツク野郎だ! とついに取っ組み合いのケンカが始まるのだった。
新庄愛には平松ケイ! 小野今日子には上原舞! 意地と意地の張り合いだ。
それぞれに、組んずほぐれずの殴り合い、蹴り合い、ひっかき合い! 日頃の鬱憤を晴らすようにって、違うか。(爆♪)

どうも劣勢に立たされるのは新庄・小野の赤組。小野が平松と上原につかまり、ボコボコになる。それを新庄愛が助けに入る! 平松・上原は跳ね除けられ、一瞬ひるむ! その間隙を縫って、一旦シモテ側ステージから飛び降り、客席の脇を走って逃げる小野今日子。同じように、カミテ側ステージから飛び降りて走り去る新庄愛。

ここで隠されたお話をひとつ。
新庄愛さんは、ステージから飛び降りて、カブリツキに座っている私の背中越しに逃げる際、私のパイプ椅子に、ガーン! 足をぶつけて行きました。そして私は、なぜか椅子に座ったまま、違う方向を向いておりました。(爆♪)

このシーンは、場内が混み合っていると相当やりにくいと思われます。(爆♪)

場内を走り去った二人は、またすぐに戻って来て、客席を走り抜けステージへ飛び乗る。そしてまた乱闘再開。今度は小野今日子が上原舞を捕らえて、引き倒して馬乗り状態に。ノックアウト寸前の上原舞を、平松ケイが払いのける。するとまた小野今日子が劣勢に立たされる。
平松ケイは強い!

このままではマズイ! 新庄愛は、ついにフトコロから掟やぶりの折りたたみナイフを取り出した。一瞬、その場に緊張が走る。そして平松ケイに向かって、ヘイ!カモン、カモン! と切り付ける! すんでの所で平松ケイは身をかわし、光るナイフから身を守る。

根性のある上原舞が、新庄愛に飛び掛る! 容赦なく新庄愛はナイフを振り回す。上原舞はナイフをよけて、一歩後退。それを見た平松ケイが、一瞬のすきをついて新庄愛の腕をつかみ、ナイフを取り上げようとする。そして必死でナイフを取られまいとする新庄愛が暴れる!

その時、ピィーーーーーーーーーーッ!

警察の警笛が鳴り響き、乱闘していた四人は、固まり、お互いの顔を見合わせて、ふと我に返り、息を呑むような緊張感がゆるむ。まだ不本意ではあるが、お互いにサツにパクられては何もならない。わだかまりは完全に払拭された訳ではないが、ここはこれで収めるしかない。

赤組と黄組はいやいやながらも仲良くする振りで、終結する。そして四人で和解のサンバを踊り、(なぜサンバなのかは定かではない) その中から新庄愛が抜け出し、ソロステージへと流れて行く。浅草っぽくていい感じ♪

曲はヒップホップのご機嫌なナンバーに変わり、思わず手拍子をしながら一緒に踊りだしたくなるハッピーな雰囲気だ。新庄愛は小粋に体をくねらせ、ワンカット、ワンカットをつなぎ合わせるようにして、ファンキーに踊る。このあたりのダンスはさすがに新庄愛。カッコイイ♪

そんな踊りをしながら盆に向かい進んで行く。

盆につくタイミングできちんと曲も終わり、さらにご機嫌なナンバー。
テクシーに手を上げて〜♪ ジャォジの家までとぉ〜♪
ソウルフルなバラードが胸に染む。選曲がカッコイイ♪

新庄愛はエレベーションして盆にはべる。おぉ、こんな近くでまじまじと新庄愛のベットを見るのはしばらく振りだ♪ ヒザをついて前に体を倒し、のけぞるようにして顔を持ち上げ、滴り落ちる汗も気にせず幸せそうな顔で微笑む新庄愛。面と向かっては、こっぱずかしくて言えないから、ここで言っとこう。

「新庄さん、すごいきれいですョ♪ 惚れ直しました♪ いや、マジで。」

その素敵な顔の表情を崩さずに、新庄愛はそっと目を閉じ、幸せをかみしめるように頬を傾けて、伏せこみ、盆の床に頬をつける。そしてそのまま体を伸ばし、ゆっくりと回る盆の上で新庄愛・愛の世界へと進んで行く。

金・銀・パールにダイアモンド・ルビー・エメラルド・サファイヤ・・・
それらの入った宝石箱を、盆の上でひっくり返したところへ、一筋の光が差込み、キラキラと銀河の星がまたたき、それがゆっくりと回っている。そんな感じのする新庄愛のベットタイムだった。

暑さを忘れて、時間を忘れて、恍惚としながら新庄愛のベットタイムを楽しんでいると、新庄愛はスッと立ち上がり、少し乱れた髪を気にしながら、ステージへと戻って行く。

「もずさんまだ、あたしの景、見てないんだ? そう・・・」

ポラタイムの時にさりげなく私に言った、新庄愛さんの言葉が思い出された。
こうして間近で新庄愛さんのステージを見て、やっとその言葉の意味が分ったよ。とっても良かった♪ 久しぶりに見た新庄愛さんのソロベット。いつにも増して素敵な仕上がりでした。胸を焦がすような切ない気持ち・・・しっかりと伝わって来ました。七周年おめでとうございます。気持ちだけ先に届けて置きますネ♪

次回その6へと続く・・・



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