もずのわくわく劇場日記 No.122


2004年 8月22日(日)

魅惑の小林ひとみ・復帰記念ステージ IN 浜劇



AV女優として有名な小林ひとみさんが、浜劇のステージでステージ復帰をすると言うので、結構楽しみにしていたりした。しかも、松本浬香ちゃんも一緒に出てるし、これは一石二鳥じゃん♪ と言う事で、久しぶりに浜へ乗り込んだ。

先に観劇に行ったもずさんの私的諮問機関の、秘密諜報部員K氏によると、「1回目から見ないと松本浬香ちゃんの「タンゴ」フルバージョンが見られませんよ。是非一回目から見て下さい」と言う情報を私は得ていた。だが・・・

案の定、前日の「夜更かし」がたたり日曜日の朝、目が覚めたのは10時半過ぎ・・・
そして体が動くようになった頃には昼食の時間だった。(爆♪)

メシ食ってから出かけるかと思って、家を出たのは1時半過ぎ。(爆♪)
最近のもずさんの観劇パターンは、大体こんなところ。休みの日に早起きして劇場へ行くと言うパターンは、すっかり影を潜めているのだ。横着モードと言うべきか?

長者橋方向から歩きながら浜劇を遠くに臨むと、建物から垂れ幕が下ろされており、でかでかと「小林ひとみ復帰」と書かれ、和服姿の小林ひとみさんが通りを行き交う人々を、誘惑するかのような視線を向けている写真も一緒にプリントされている。正直言って、このたれ幕の写真を見て初めて「小林ひとみ」さんの顔を知った。なんとも頼りない話・・・

浜劇へ行ったのはしばらくぶりなので、メンバーズカードも紛失していた。今回の浜劇は特別興行だったので、入場料高かったんだね。ちゃんと調べて、心の準備を調えてから行けば良かったんだけど、毎度何も深く考えずに五千円札をサイフから取り出したらば、特興・六千五百円と言われ、思わず「マジ?」と驚く。

さて! 場内へ入ると客入りは、まずまずの感じ。私はシモテ側の隅に立ち、小林ひとみさんが登場するのをジッと待っていた。現在は2回目のトリ前・ポラショー

そしていよいよ、小林ひとみさんの出番だ。
一旦ステージは幕が引かれ、その裏側では小林ひとみさんが準備を調えているようだ。果たしていかなるステージを見せてくれるのか! 期待は高まる、胸は高鳴る・・・

一曲目のオープニングナンバーが流れ出すと、徐々にステージの幕が左右に開き出す。黒い幕のすき間からブルーのライトが光のハレーションを思わせるように、客席へ差し込んでくる。ん? ブルーのライトが・・・ そしてここは横浜・・・ 続けて言うと? ブルーライトヨコハマ♪ (^o^)/yeah!

何を言ってるだ私は。

幕と幕の間に出来た縦長の光のスジは、その幅を広げて行き、まばゆい光の空間の中にその人は立っていた。おぉ〜っ! と思わず声に出してしまいそうな美しい衣装、上品で少し頬に影の差す熟女淑女の微笑み。これが・・・ この人が「小林ひとみ」なのか! 初めまして、もずと申します♪

何を言ってるんだ私は。

ブルースパンコールの体にピッタリした衣装、前の合わせの部分に添う白いフリル。襟まわりにも同様の装飾がなされている。雰囲気としては、さながらブルーマーメイドとでも言おうか。小林ひとみは両腕を肩の高さで水平に広げ、ファッションショーをしているようにして、まずお客に素敵な衣装を見せる。そうしておいてから、ゆっくりと時計回りにそのまま回りながら、ステージの上から盆へと出て、ご挨拶代わりに隅々まで移動している。

BGMは、♪あぁ〜 私の恋は〜 南の風に乗って走るわぁ〜 と言う曲の英語のカバーバージョンである。歌っているのは聖子ちゃんではなく外人女性ヴォーカル。ははぁ、やはりブルーマーメイドのつもりらしい。そうか、そう来たか・・・

と、その場面はそれほどの展開も無く、「こんにちは、小林ひとみです♪」見たいなイントロデュース的なままで終了。一度カミテへ引っ込んで場面転換。そして第二幕が始まる。

暗転したステージの中、フラメンコの曲が流れ出し、再び登場する小林ひとみ嬢。曲のリズムがカウントを刻むようにテンポアップ! いよいよ小林ひとみ嬢の激しいダンシングステージが始まる。待ってました!

薄いオレンジ色をベースに花柄のセパレーツ、夏らしいトロピカルムードの衣装。小林ひとみは手先を内側から外側へグリグリと回しながらフラメンコを踊る。フレアーなスカートのスソを振り乱しながらのダンスは、ほとばしる情熱を感じさせ、顔に浮かび上がる微笑はこの場にいる誰よりも、ダンスを楽しんでいるように見えるし、ステージに立つ事の喜びをじっくりかみ締めているとも思える。

そう、こう言う顔をして踊る踊り子は中々少ないが、このような顔で踊れる踊り子はお客にとっても、そのような気持ちは確実に伝わって来るし、エキサイティングだし、エキゾティックであるし、とても素敵なのだ。

私も彼女の魂のこもったダンシングステージを見ながら、ものすごくわくわくしてしまい、手に力を込め、ありったけの観劇スピリットをブチ込んで手拍子をした。こんなに気持ちを熱くしてくれるステージに出会ったのは久しぶりかもしれない。

小林ひとみはステージ狭しとステップを踏みながら、体を大きく揺らして踊っている。前かがみになって足を開き、野球の主審のようなスタイルで、客席にアピールするようにフラメンコの手拍子を打つ。私もそれに追従して手拍子を打つが、リズムを外してしまい、そお〜っと手拍子をするにとどまる。(笑)

曲も終わりに近づき、小林ひとみは盆の上に立ち、そこから客席へ両腕を前に投げ掛けるようにして、曲のエンディングでポーズ。激しいダンスで彼女の息が乱れ、ハァ、ハァ、と言う息づかいと上下する細い肩がたまらなく愛くるしくも、いとおしい感じがした。

さて、ステージはさらに展開する。

曲が変わり照明が薄暗くなると、小林ひとみは盆から静々とステージへ戻って行く。これまでの情熱的な雰囲気からは一転して、スカボローフェアのエニグマバージョンみたいな、男性コーラスのおごそかで、厳粛な雰囲気となる。一度シモテに消えた小林ひとみ嬢。主のいないステージに曲だけが響き渡り、白いバックスクリーンに、プロジェクターから十字架が映し出される。ここはすでに浜劇大聖堂となる。

すると、シモテから七色の光を放つ聖なる珠を、大切そうに両手で胸の前に持った小林ひとみ嬢が登場する。衣装は前の景と同じだ。一歩、また一歩とステージから盆へ進み、盆の上にその聖なる珠をそっとおろす。

ゆっくりと立ち上がると、今度はステージのバックスクリーンに映し出された十字架の元へ行き、黒いフード付きのマントをはおり、背中のフードを頭からかむる。その間に盆が半回転し、聖なる珠は盆の正面へとセットアップされた。

ステージでは黒いマントに身を包んだ小林ひとみが、十字架に祈りを捧げ、そしてゆっくりと身をひるがえすと、盆に向かって歩き出した。小林ひとみが十字架に捧げた祈り、それはいかなるものだったのか。懺悔か、それとも一人胸に抱く悩みなのか、それは神と彼女のみが知る秘め事である。客席の我々に介入する余地の無い空間なのだ。

盆にたどり着いた小林ひとみは、そっと盆にしゃがみ込む。そして黒いフード付きのマントの胸元を開くと、首に掛けいていたキラキラと光る銀のネックレスを外し、盆前にかぶりついているお客の一人に差し出す。お客は手のひらで水をすくい上げるような仕草で、手を差し出しそれを手のひらに乗せてもらい受け取る。

小林ひとみは伏せていた目を上げて、爽快な微笑みを浮かべた。きっと小林ひとみが差し出したネックレスには、彼女を鬱々と苦しめた切ない想いが宿っていたに違いない。しかし、神の御前で祈り、懺悔し、自分をいつまでも捕らえて放さない苦しい想いの宿るネックレスを外す事によって、彼女は彼女を苦しめた「業」から心を開放する事が出来たのだ。

さぁ、もうあなたを苦しめたすべての事は、ネックレスを受け取ったお客さんに引き継がれました。どうぞ今こそ生まれ変わったつもりで、新しい幸福な人生を歩んでください。あなたの未来は光に満ちた幸せが待っているのですから。

それにしても何も知らずにネックレスを受け取ったお客様、帰りに電車に飛び込んだりしないで下さいね(爆♪) って、笑えないか・・・

さて、不幸のネックレスをさりげなく他人にあげて、身も心もスッキリ!した小林ひとみは、盆から立ち上がりステージへ戻り、カミテのソデに消える。曲もエンディングを向かえ、場面転換となる。

♪花は流れて どこどこ行くの 人は流れて どこどこ行くの〜 とおなじみのナンバーが流れ出すと、鮮やかな色彩の島娘の衣装、小林ひとみ嬢が沖縄情緒豊かに現れた。大きな花笠を頭にのせて、ホッ♪と息のつける穏やかな場面になる。

小林ひとみはステージの中央に座り、花笠を止めているヒモをほどき、それを自分の左側に置いた。ベットショーの始まりである。島娘の衣装で美しく踊り、衣装を脱ぐとステージから盆までを転がりながら移動して、そこからマッタリとしたベットを踊る。温かな人のぬくもりを感じさせる素敵なベットショーであった。

■ 総評♪

初めて見た小林ひとみさんと、そのショーですが、私には非常に満足の得られる素敵なショーでした。小林ひとみさん自身は確かに少々年齢を感じさせる所はありましたが、私にはそれも彼女の魅力の一つでもありました。精神的にとても充実している小林ひとみさんが、ありったけの「愛」を込めて踊るステージは、胸を熱くさせるばかりでなく、彼女の人間的な「温かみ」みたいなものが感じられて、今日このステージを見られて良かった♪と言う、後味の良いすがすがしい気分にひたれました。

出し物的にも、衣装の美しさ、静と動のダンスのコントラスト、見ていて小気味良いストーリーの軽妙さ、そして彼女のテンションの高さ。どれをとっても金メダル奪取!ですね。次回、北京オリンピックに於いても、また金メダルを目指して頑張って欲しいと切に希望します。

>> 小林ひとみの関連資料



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