もずのわくわく劇場日記 No.124


2004年 11月14(日) ストリップ劇場

神崎雪乃 編 「もずさん劇場復帰の巻」



何も見えない。それは目を閉じているから。
何も聞こえない。それは耳をふさいでるから・・・ えっ!な、なんで? あれ?
電波時計の目覚ましは? 目覚ましラジオは? そうか、目覚ましラジオは日曜日は鳴らない設定にしてあるんだ。目覚まし時計は掛け忘れた。で今は何時?

10時半ーっ! げげっ! えっと劇場まで2時間ちょっと掛かるからぁ・・・ ホホホ♪ 1回目は間に合いません♪ 3週間振りのお休みなもんで、疲労困憊、爆睡状態でしたね。ウホホホホ♪ 笑ってる場合じゃないって!

リオさんの郡山へ行けなかったばかりか、雪乃ちゃんのところへも寝坊して行けなかったでは、さすがに私も大きな顔して応援隊です! とは言えなくなってしまう。こりゃまずい。カバンに「タ」を詰め込んで車に飛び乗り、ゆうべ売れた本の包みを小脇にかかえ、イグニッションキーを時計回りに回す。行き先はもちろん「クロネコ営業所」。

「メール便お願いします♪」軽やかな「もずさん」の声が営業所内に響く。するといつもカウンターのすぐ前にいる奥様従業員さんがそっとささやいた。

「いらっしゃい、今日はお早いお越しですのね・・・」

私は顔なじみになったその人の黒い瞳を見つめながら言う。

「うん、日曜日だしね♪ あれ? 今日はコロンつけてないんですか?」

そう、このクロネコの奥様従業員さんは、どこか色っぽくて何となく事務所の中では浮いている感じがあるのだ。ウェーブのかかった長い髪、広く開いた胸元の素肌に光るゴールドのネックレス、白魚のような細く長い指先・・・ クロネコの緑のジャンパーを着ているが、襟は立てていてセクシーにあのクロネコのジャンパーを着こなしている。左の手首にはジバンシーの腕時計。

「あぁ、一番奥にいるお偉い人が何かとうるさいのよ。メール便ね、ちょと待ってて。」

う〜ん、この人ここに来る前は何をしていた人だろうか。伝票を切ってもらって早々に車に戻り、一路駅へと急ぐ。駅前駐車場に車を滑り込ませ、駅の人波をかきわけながらJRスイカカードを取り出してみたものの、残高が0円だった事を思い出し、今日は切符を買う事にした。

電車に乗ると運良く座席を確保出来、しばらく目を開いていたのだが、まぶたが重くなり寝込む。ゴトゴトと走る電車は眠っていても私を目的地へと運んでくれるのだ。実にありがたい。

しばし寝ていたがここはどこだ?と目を開けると・・・ えっ! り、リオさん!?
私の前方、右斜め32度方向に一人の、とある女性がコンパクトを開いてジッ!とそのコンパクトの鏡をのぞき込み、「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン! 渡辺理緒になぁ〜れ〜♪」とは言ってなかったが、目を大きく見開いてマツゲを直していた。

そう、その女の人がすげぇ〜 リオさんにそっくり! マジでびっくりして私の眠気は吹っ飛んでしまった。あらぁ〜 まさかこんなところにリオさんがいる訳はないし、他人の空似と言うけれどへぇ〜! そう思ってシゲシゲとその人の事を見つめていた。

するとマズイ事にその人と目が合ってしまい、やべぇ!とあわてて目をそらしたが、「なんだこいつ?」見たいな顔してこっちを見ているではないか。私は「決して怪しい者ではありません!」と目で訴えたが、ソッポを向かれてしまった。なんてこった・・・

電車を降りて駅前を歩き、住宅街へと入って行くと劇場が見えてきた。中からぞろぞろと人が出てきたので、一回目の香盤が終わったのだと直感した。あはは♪ やっぱり一回目には間に合わなかったね。(爆♪)

メンバーズカードをどこかに失くしてしまったので、正規料金で入場した。すると目と鼻の先に雪乃隊のリボン氏発見! 私は彼の背後に迫る。彼は人の気配を感じ取り振り返る。「おっ!」驚く彼。「ニタ♪」と笑う私。ご無沙汰だねと言うと彼は「もずさん、来てくれると思ったよ。雪乃ちゃんが今週はまだ誰も来ない!って、しょげてるよ。オレがいるじゃんって言おうとしたけどやめた。(笑) オレは人数に含まれてないらしい。(爆♪)」

「へぇ〜、そ〜なの? ご機嫌ななめ?」
「そうじゃないけど、ゆきのちゃんあぁ見えて寂しがり屋なんだね。」
「あはは♪ カワイイところあるじゃんね。」
「まぁね、多分この次からステージの態度変わるよ、絶対。」
「ふ〜ん・・・ それとなく観察してみよう♪」

彼はポケットからマルボロメンソールの箱を取り出し、くわえたタバコに火をつけた。私はそれに対抗するかのようにラークメンソールを取り出し、何気なく思った。マルボロメンソール税込300円、ラークメンソール税込270円、負けた・・・・ (爆♪)




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