もずのわくわく劇場日記 No.125


2004年 11月14(日) ストリップ劇場

神崎雪乃 編 「雪乃ちゃんハッスル♪ ハッスル♪ の巻」



ロビーでN氏と密談を交わしている間に、二回目の雪乃ちゃんの出番がやって来た。
入り口のドア付近で、久しぶりに「タ」を握りしめて足を肩幅に広げ、やや腰を落としたタンバリンマンスタイルで身構える。今日の出し物は何だろう・・・

すると、暗くなった場内に耳慣れたギターのミュート音、タリランラ〜ン、タリランラ〜ン♪ ジャー、ジャー、ジャン! こ、これは!「陽炎〜かげろう〜」だ! 間違いない。私の直感はあたかも針の穴に細い糸を通すが如き正確さで的中した。そんなに大げさな事でもないか。(爆♪)

ステージシモテからしゃなり、しゃなりと抜き身の日本刀を手に持ち、雪乃ちゃんが登場して来た。BGMはイントロのフレーズをループしている。私は心臓を鼓動させタンバリンを握り締める。N氏はカミテのステージ下でタンバリンを持って身構えていた。

一歩、また一歩とすり足でステージの床をゆっくりと進む神崎雪乃。冷淡に一点を見つめる瞳が闇夜を蒼く照らす。う〜ん、カッコい〜ぞォ〜♪ 見とれていてはいけなかった。タンバリンを叩かねば。

今日はタンバリンマンの人数がかなりいて、非常ににぎやかである。客席のまわりを取り囲むような感じで、シャキシャキ♪ とやっているのだ。私もその中の一人。雪乃ちゃんは白い着物でクールに踊りつつ、やがてその着物の帯を解いてツルリと白い背中をのぞかせ、妖艶に踊る。腹のすわった美少女剣士は、「この恨み晴らさずにおくべきや、イワコデジマ、イワコデジマ、且つ!」と言う情感で、体で男を誘惑し、油断を突いてお命頂戴つかまつる! まさに肉を切らして骨を絶つ! あな恐ろしや、恐ろしや女と言う生き物・・・

さて、オープニングから2曲目までが終わり、一度舞台ソデに消えた雪乃ちゃん。衣装を着替え、銀のレオタード風で It's SHOW TIME ♪ 軽快にステップを踏みつつ、1曲目と2曲目の日本刀のステージで見せる緊張感を解き放ち、ガラリ!と変わって「踊り子・神崎雪乃」をフューチャーしたエンターテイメントのステージになる。

チチチチ・・・ と言うイントロが始まり、神崎雪乃の踊りとシンクロしながら、BGMはビッグバンドのホーンセクションが重なって来る。ダンスは絶好調♪ 気合も入ってる。神崎雪乃の長い脚がアグレッシヴにステージの床を叩く! 雪乃スマイル、パワー全開♪ はぁ〜ん・・・ さっきリボンのN氏が言っていた「まぁね、多分この次からステージの態度変わるよ、絶対。」と言うあの言葉、この事だね。

ダンスのノリが非常に良い♪ きっと雪乃ちゃんの視界の片隅には、リボン、タンバリン&手拍子で神崎雪乃を盛り立てる応援隊の面々の楽しそうな姿が見えているに違いない。神崎雪乃がダンスを踊る事を、楽しめば、お客さん達にも楽しい気持ちは「楽しいエネルギー」として必ず伝わる。踊り子と客席が楽しい気持ちになれば、その「楽しいエネルギー」は応援隊に伝わり、さらに増幅して場内にフィードバックされる。だからみんながもっともっと楽しくなる。

入場料同じ5000円を払って、「今日のショーはどれもつまんなかったなぁ〜」と思う人がいたとしたら、それはきっとあなたがつまらない人だったからなのだ。楽しくなろうと思っていないからなのだ。雪乃ちゃんに限らず踊り子さんというのは、ステージを通じてあなたの「楽しみたい」と言うハートに火をつけてくれる、「火種」なのである。応援隊の人たちは単に踊り子を応援するにあらず。楽しもうとしているお客さんの気持ちに火をつける着火剤なのだ。そう、楽しく燃えるのはあなた自身。

風俗もストリップも「マグロ」は良くない。

「楽しませてよ」ではなく、「一緒に楽しもうよ♪」なのだ。積極的に攻撃しよう♪ ただし、迎撃されて打ち落とされないように。ストリップ劇場は「楽しむための戦場だ!」(爆♪)

そうこう言っている間に神崎雪乃のステージはベットへと進む。
しゃがれた声のヴォーカルが、神崎雪乃の背後から響いて盆へとうながす。盆に進む神崎雪乃を待ち構えるのは多数の拍手。白いベット着の神埼雪乃は当初のショーで見たように、恨みを晴らして想いを遂げた喜びを表現している。しかしその反面、この喜びを分かち合える愛する人と抱きしめあえない寂しさが胸の中に込み上げて顔を曇らせ、イヤ、イヤと首を左右に振りながら、「いとしきわが君、願わくば今ここに現れ、君のたくましきその両腕でよくぞ仇を討ってくれたと、きつく抱きしめほめてたもれよ。」と切なく盆に崩れた。

今は亡き、いとしき人への想いは止めどもなくふくらみ、神崎雪乃は一人夢の中で自分の指先を動かして自らを慰める。その振幅はゆっくりと、そしてそのサイクルはしだいに早く、激しく大きなうねりとなって神埼雪乃の体の中を駆け巡る。

「はぁ〜、あ〜ん・・・ うぅ、い〜 もっと・・・ ソコ、こっちも・・・ 気持ちいい〜 あっ、あっ、あん♪ もうダメェ〜 ハァ〜〜〜・・・」

大きな吐息を一度吐き出し、神崎雪乃は・・・

(ちょっと!)

神崎雪乃は・・・

(コラっ! もずさん、何書いてんねん!)

あっ? 雪乃ちゃん。何って、ゆきのちゃんのオナベットの様子をね。

(そんなん書かんでえーねんって!)

いや、オナベットの場合こう言う風に書くシステムになってますので、一応・・・

(そんなん書くとふんずけちゃうよ!)

いや、これ書いてる時がね、すごい盛り上がる。(爆♪)

意識を取り戻した神崎雪乃はかげろうのように揺ら揺らと立ち上がり、ステージへと戻って行く。そしてステージの中央に立ち、ラストポーズを繰り出す。するとカミテ下から幾筋もの晴れやかなリボンが宙を飛び、神崎雪乃がポーズを切って差し出した片腕に舞い降りた。その中のゴールドリボンが一本、神崎雪乃の腕に残る。それは雪乃応援隊N氏と神埼雪乃とをつなぐ「絆」のように見えた。細いよね〜 絆・・・ (爆♪) いや、実に内輪ウケする話。

盛大な拍手が鳴り響く中、神崎雪乃は小悪魔的な微笑を浮かべ、腕に残ったリボンを握ったまま引っ込もうとしたが、途中リボンがからまって自爆。

「もっとうまく投げてや〜♪」

と言いながら、からまったリボンを自分でほどいてようやくENDとなった。(爆♪)

次回へ続く→



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