もずのわくわく劇場日記 No.147-4-1


★年末特番★ Get's !

2005年 12月17日〜18日 道後ミュージック

渡辺理緒&ゆきみ愛! 夢の競演! チーム”Dreaming Waves”編 Vol.1


Well, dear ladies and gentleman.
Will send to everybody by Dougo music, and wonderful entertainment tonight.

Team show that queen of striptease, Miss Rio Watanabe, and decorated train of
striptease Miss Ai Yukimi, and synchronous combination of presents.

It names, the secret veil is taken off "Dreaming Waves" here, and it appears.

Now let's enjoy showtime it.
Team "Dreaming Waves"!
It is enthusiastic and please, Come on〜!

わけの分からない英語のイントロデュースから始まりました年末特版・渡辺理緒とゆきみ愛によるチーム”ドリーミング・ウェーヴズ ”のショータイムレポートをお届けいたします!って言うか、今レポート書いてる最中だって言ってるのに。
神村さん、ちょっとおとなしくしててくれませんか! あとでメールには返信するからぁ〜!

では神村さんの事はほったらかしておいて先へ進みましょう♪

今をさかのぼる事、約12年前。大阪・十三ミュージックで同じ年、同じ日、しかも同じ歳のこの二人。宿命の鎖で結ばれた同期の桜。デビュー前から浅草ロック座のビデオ「ロック座の天使達シリーズ」を全巻どん! と購入して一人勉強しながらストリップのショーを極めようと固く心に決め、黙々と走り続けている渡辺理緒!

そして、あさってはAVデビューする事が決まっていたにもかかわらず、劇場の社長から「飴玉あげるからついておいで♪」と言う言葉に誘われて、即日! 大阪まで行ってしまったゆきみ愛!

そんな二人が出会って意気投合し、時は流れて12年余り。ここに渡辺理緒とゆきみ愛の究極のチームショーの幕が切って落とされた!

さて、ここからは劇画調、シリアスタッチでこのチームショーに突入して行くので、そのおつもりで・・・つーか、こたつねこさん、お静かに。今はメール書いてる場合じゃないのよ。(笑) いざ! レポートへ


■チーム「ドリーミング・ウェーヴズ」

渡辺理緒嬢とゆきみ愛嬢の仲を取り持ち、暗黒街で暗躍して来た私「もず仕掛け人」。これを三位一体の改革と言う。踊り子が出来る事は踊り子に。お客が出来る事はお客に・・・

「レポーター・もず」が一番見たい事は、「ステージの事は全部ママに任せておきなさい!」と言った渡辺理緒嬢のステージ構成・演出・ダンス、そしてお客さんの反応である。何かと問題になった進行表が、渡辺理緒嬢の手によってどのように不足していた41点を追加、脚色されているのかと言う事である。今回だけは半分だけステージサイドの人間になっているので、普通の劇場客と言う視線でステージを見る訳にはいかない。じっくりと渡辺理緒・ゆきみ愛のご両人のショーを、斜めの角度から見ていこうと思う。

シモテ側の応援席にタンバリンを握り締めて客席を見渡す。一見客よりも遠征組の人数の方が多いようだ。まぁ、そのうち人数は増えてくる事であろう。すると、場内アナウンスが紳士的に流れ出したかと思うと、オープニング曲のイントロが静かに始まる。ステージには暗幕が引かれており、まだ少しザワついている場内。音もなくその暗幕が左右に開き始めると、待ち構えていたように拍手が沸きあがった。幕はしだいに大きく開いて行くと、客席に背中を向けてステージに立つ人影が二つ。













































































シモテ側に真っ赤なサテンの燕尾服を着た渡辺理緒、カミテ側に真っ白なドレスを着たゆきみ愛。そんな二人はロマンチックなイントロとシンクロしながら、ゆっくりと顔をお互いの方向へ向け、歩み寄り添うようにして立ち位置を入れ替える。

渡辺理緒は自分の前を通り過ぎて行くゆきみ愛を、もの言いた気に視線を投げかけ振り返る。背中にそんな視線を感じながらも、冷たく通り過ぎるゆきみ愛。

すべての物語はここから始まるのだ。
ふと立ち止まったゆきみ愛は、渡辺理緒を振り返り、「やっぱりダメ、私にはあなたが必要なのよ」と渡辺理緒の元へ再び歩み寄り、背中からやさしく抱き止められた。

曲調が変わり、テンポの速くなったBGMに誘われるようにして、ゆきみ愛は渡辺理緒の左手を取り、ダンスへと誘う。ヒート・ウェーヴ! 二人の恋する気持ちをぶつけ合うダンスシーンだ。

渡辺理緒が踊る! 追いかけるようにゆきみ愛が踊る!
夢中なんだ、夢中なんだ! 恋する世界に波打つ炎の夢
この二人のすべてを焼き尽くす・・・

そう、渡辺理緒とゆきみ愛との間に灯された小さな恋の炎が、熱く真っ赤に燃え上がると言う場面である。恋と言う物は形の無いエナジー、激しくぶつかり合うほど熱く大きく燃え盛るものなのだ。

このシーンの見どころは、クールで少しキザな男役の渡辺理緒と、頭が良く情熱的な女役を演じるゆきみ愛のそれぞれの役作りと、その感情を表現する演技力、そしてすばらしいダンス。その一言に尽きる。

ちなみにこの曲は、真っ先に渡辺理緒嬢が選曲し、オープニング曲として決定した曲である。

曲のエンディングで、渡辺理緒がゆきみ愛を抱き寄せ、渡辺理緒に抱かれたゆきみ愛が背中をのけぞらせたポーズで終わる。そのままゆきみ愛はカミテに消え、渡辺理緒一人がステージに残る。そして次の場面、渡辺理緒のソロダンスへと続く。

順風満帆に見えた二人の恋の行方に、暗い影が徐々に差し込んで行く。それは真ん丸く照り輝く赤い月を、黒く淀んだ雲が覆い隠すように、渡辺理緒の身の上に降りかかって来た。

ショーダンサーとして高い評価を受けていた渡辺理緒が、なかなか思うようなイメージで踊れなくなる。人々の期待するようなステージが踊れない。するとこれまで渡辺理緒のステージを評価していた人々は、一転して渡辺理緒を批判する側に回ったのだ。

ほんのささいなスランプと言えばただそれだけの事であり何かキッカケさえあれば、渡辺理緒は不死鳥のごとく復活し、それまで以上の素晴らしいステージを踊れるはずなのだ。
だが・・・

渡辺理緒は自分がうまく踊れないストレスを、自己嫌悪と言う形で感じていた。賞賛の栄光と暗い影、華々しいスポットライトの光があたるステージに立てない今の自分。

「オレはこんなもんじゃない! ダンスなら誰にも負けない!」

そんな想いがジレンマとなり、渡辺理緒は昼間から酒をあおり、それによって心身共に次第にすさんで行く。ショーダンサーとしても一人の人間としても非常に危険な状況だ。

しばらくぶりでショーダンスのオーディションを受けに行った渡辺理緒は、お気に入りの真っ赤なサテンの燕尾服でテストを踊るのだが、批判のトラウマに捕らわれ、酒の力を借りなければ恐怖でステージに立つ事が出来ない。

酒瓶を片手に持ったままテストステージに現れた渡辺理緒は、足がふらつき、まっとうに踊る事が出来ないばかりか、踊っている最中、「ハックション!」と大きなくしゃみをして、ステージの進行を止めてしまうと言う大失態をやらかした。

「ごめんなさい・・・
  すみません、もう一回やらせて下さい・・・」

その場は何とか納めてやり過ごしたものの、テストに合格するはずは無い。失笑と叱責、もう二度と立ち直れないほどの自己嫌悪。すっかり荒れた渡辺理緒はステージを降り、その辺りにいる誰かれなしにからみ、ケリを入れた。私は腿を蹴られた・・・

一方、ゆきみ愛は同じショーダンサーとして、高い評価を受けながらショーのヒロインへと登って行き、忙しい日々を過ごしていた。その事で渡辺理緒との関係は、スレ違いが多くなる。

渡辺理緒は今夜も酒におぼれ、酔いつぶれて寝ていた。
ステージツアーが終わり、久しぶりに家へ戻ったゆきみ愛は、イビキをかきながら酒瓶を握ったまま死体のように眠る渡辺理緒の姿を見て、思わず息を呑んだ。

「これが渡辺理緒? あたしの愛する恋人・・・」
そうつぶやくと、押し黙ったまま渡辺理緒の事を、ただじっと見つめていた。

そしてある日、いつものように酔いつぶれて、器用に片足あげたまま寝込んでいる渡辺理緒のところへやって来たゆきみ愛は、真っ赤なエナメルのベストにホットパンツで、喜び勇んで渡辺理緒の周りを踊る。

「こら!寝ていないで起きなさい!」と言わんばかりに渡辺理緒が握り締めている酒瓶を取り上げ、自分も一口飲む。そしてまだ寝ぼけている渡辺理緒を無理やり起こし、浮き浮きと踊り出す。

新たな展開の場面、ここでゆきみ愛が踊っている曲は、TAK MATSUMOTO のTAKE FIVE と言う曲。私がゆきみ愛と言う踊り子と出会った頃、ミカドや栗橋でよく踊っていたゆきみ愛の名作である。

この曲は曲のタイトル通り、4分の5拍子と言う通常は聞きなれない調子の曲であり、タンバリンさん泣かせ、手拍子泣かせの曲である。当初タンバリンの初心者であった私がどれくらいこの曲のために泣かされたのか、言うまでもない事である。

この曲は前にも書いたように、チームをやると言う話が出て、ゆきみ愛がいきなり「これやる♪」と選曲したものだ。実を言うとこの曲の作曲者・デイブ・ブルーベックの奥さんが、この曲に歌詞を書いている。余談になるかも知れないが、その歌詞をご紹介してみようか。
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この辺で手を休めて 少し休憩したらどうかしら
私と一緒にほんの5分ばかりだから
忙しい一日に一息入れて ちょっと休みましょうよ
私が生身の人間だと言う事も確かめてくださらない?
私は毎日わざわざ遠回りをして
あなたと会えるようにしているのに
私たちって一言も言葉を交わさないわよね
まるでドラマじゃなくって パントマイムみたいだわ
でもあなたの目が私に釘付けになっているのは知ってるの
頭の先からつま先まで 視線を浴びてくすぐったいから
それでもあなたの笑顔が慎重で控えめなものだから
私は元来た道に戻るしかないでしょ?
そんなにかしこまらなくてもいいんじゃない?
あなたは笑顔で周りを輝かせてくれなくちゃ
ねぇ、少しお話しましょ
心配ないわ ほんの5分ばかり休憩するだけだから
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とまぁ、偶然なんだけど、この曲の歌詞がチームショーのこの場面にピッタリときてるんだよね。この話は当のゆきみ愛も知らない話(笑)

さて、どこまでステージは進んだっけな?
ゆきみ愛に酒瓶をひったくられ、渡辺理緒が強制的に起こされたんだよね。そして、ゆきみ愛は渡辺理緒にこう言う・・・しぐさ。

「あなたが生まれ変わるチャンスよ! しっかり踊れるならあなたをステージに乗せてもいいって、劇場のオーナーが言ってるの。せっかくのチャンスを逃す人なんて私、大嫌いよ!」

ステージから立ち上がり、あっけに取られて「おいおい、一体どうなっちまってるんだ?」と戸惑いを隠せないしぐさをする渡辺理緒。そしてそのままカミテへと消え、ゆきみ愛はそのままソロを踊る。



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