もずのわくわく劇場日記 No.145-4


2005年 8月11日〜20日 わらびOS劇場

ゆきみ愛・花電車 編
[作品名・TMG! ]



ゆきみ愛と言えば、アイドル花電車の第一人者である。
元々アイドル踊り子としてデビューした彼女が、なぜ花電車なんぞを始めたのかとすごく疑問に思って、ゆきみ愛に聞いてみた事がある。本人いわく・・・

ただのカワイ子ちゃんアイドルにはなりたくなかったそうで、どうせこの世界で生きて行くなら、人の出来ない事をやろうとしたのだとか。つまりはそれが「花電車」と言うものだった。

えっと、花電車の師匠は誰って聞いたんだけど、忘れた。(爆♪)
最初から上手く出来たのかと言う問いには、ちょっと練習したらすぐに出来たよ♪ と即答したのだが、それはど〜かな? ゆきみ愛嬢、他人に弱みを見せるのは大嫌いな人だから、苦労話は絶対しないし、昔を振り返るような事もほとんどしない。

花電車と言うと、どうしても派手なパフォーマンスから「炎のストリッパー・ヨーコ」さんの方が、すぐにピン! と来るかもしれないが、この「ゆきみ愛」さんはそんな「ヨーコ」さんの先輩にあたり、ヨーコさんも「ゆきみ姉さん、ゆきみ姉さん♪」と言って、目の上のタンコブ・・・ いや、一目置いている人なのだ。

ちなみに花電車と言うと、すぐに糸でリンゴの皮をむいたり、それを鮮やかなワザで一口大にカットする場面が目に浮かぶが、このリンゴ芸のやり方は、人により色々やり方が違い、良く見ていると中々おもしろい。ゆきみ愛さんの場合、リンゴを縦に切るのね。寿美さくらさんは、リンゴを横方向にカットするの。

ゆきみ愛さんは、ショーで使うリンゴにはこだわりがあって、高級品でホッペタが落ちるほど美味しいリンゴを、みずから仕入れに行き、厳選したものを使うのである。

花電車で使うリンゴは、劇場側で用意してくれる事もあるのだが、最近はもっぱら自費購入する事の方が多いようだ。花電車をする踊り子さんは他にもいるが、リンゴ食べに行くなら、ゆきみ愛の花電車をお勧めする。マジで美味しいのよ〜♪ ゆきみ愛のリンゴ。(^o^)

あと、男の自分としては、聞きにくい質問だったんだけど、女の人って月のモノがやって来るじゃん? いわゆる生理つーやつ? あの時期に花電車するのって、どうするのってか、つらくない? とズケズケと聞いてみた。するとね、やっぱりお腹痛い時もあるからそう言う時はちょっとね・・・ でも仕事だから頑張っちゃうよ♪ と明るく答えてくれた。

さてさて、そんなゆきみ愛さんの花電車ショーは、ここ「わらびOS」でも大人気のショーとなった。

ゆきみ愛 ダンスショーが終わって一度引っ込み花電車
 ショーの七つ道具をかかえて再登場した
 ゆきみ愛。

 花電車ショーの七つ道具と言えば、言わずと
 知れたナプキン、タコ糸、風船、吹き矢セッ
 ト、タバコ、ラッパ、クラッカーなどである。
 
 「はぁ〜い♪ 花電車の時間ですぅ〜♪」

 ゆきみ愛、まず取り出したのはナプキンとタコ
 糸、クラッカー、お客さん参加型のショータイ
 ム。手にクラッカーを持っていただいて、景気
 づけに BANG !

 オロCを持って来て栓抜きショー。
 ヨーコさんとは違い、シェイクもしないし、
 キチンと事前に冷蔵庫で冷やしてある美味しい
 オロCだ。私がオロCを差し入れるまでは、ファイバーミニを使っていたんだけどね。(笑)

そして、おなじみリンゴの皮むきカットショーとなるのだが、私が行った初日にお客さんがなんとスイカの差し入れをしていた。

スイカと言っても西洋のスイカで、ラグビーボールのように、細長いヤツである。ほ〜ぅ、テレビとかでは見た事あるが、本物を見たのは初めてだ。

んっ? ちょっと待て? もしかしてそれを持って来たと言う事は・・・ リンゴの代わりにそのスイカをタコ糸巻いてアソコの力で切ろうって? マジィ〜? それは固いし、切れないだろう? 客席から見て心配をしている私をよそに、ゆきみ愛は軽快なおしゃべりと共に、お客さんにタコ糸の端っこを持たせ、スイカに糸を巻き始めた。

き、切る・・・のか? 切れる・・・のか? ゆきみ愛が立ち上がり、タコ糸がピン!と張る。
ドキ、ドキ! 緊張が客席を黙らせる。えいっ! ( ̄ロ ̄;) はっ!? ・・・

スイカにタコ糸が食い込んで行く・・・ す、すご・・・? 切れてなぁ〜い♪ (^o^)

「あれぇ? ちょっと待ってね。」

ゆきみ愛がスイカの前でしゃがみこむ。食い込んだタコ糸の傷口を確かめるように確認し、大丈夫♪ そう言うとゆきみ愛はもう一度立ち上がり、タコ糸にテンションを与える。えいっ! 腰を力強く後ろに引く! しぶきを上げて真っ二つに切れたスイカ・・・ そして驚きの声と賞賛の拍手がわき上がる!

一度切れてしまえばもうリンゴもスイカもない、次々とスイカはカットされて、一口大になり、カットフルーツの出来上がり♪ しかし、少々調子にのってゆきみ愛はスイカを細かく切り刻み過ぎてしまったようだ。(爆♪) 山盛りになったスイカが客席へと回される。もちろん私もちょうだいした。一番大きいヤツをね。(笑)

わらびOSの床の上が、スイカの汁とタネでベタベタ、バラバラ。何で食べたスイカのタネをそのまま床に撒き散らすかね? お客さん。(爆♪) 場内にスイカの香りが充満し、とてもここが劇場とは思えない雰囲気となった。

スイカの後始末も終わると、タバコ飛ばしになる。吹き矢の準備を舞台の上でしているゆきみ愛が、なぜか私の事を見る。ん? なんだ?

「はい! これ♪」そう言いながら直径7〜8cm の筒と、風船の入ったビニール袋を持って、ゆきみ愛がこちらにやって来た。「なによ? 風船ふくらませってか?」そう聞くと、「あのね、その空気入れのポンプで、好きな色の風船ふくらませておいて♪」なんじゃ? わたしゃアシスタントかい・・・

ステージ上ではタバコ飛ばしショーがつつがなく上演されている。私はスーコ、スーコとポンプで風船をふくらましている・・・ 「あのさぁ、ポンプの音がうるさいんだけどォ〜! みんなこっちを見ないで、風船をふくらましてるあなたの方を見てるのよね。静かにやってね♪」

・・・もずさんの! 風船空気入れショ〜♪ (^o^)/ って、ちがうか・・・

いちいち注文がうるさいので、はいはいと返事をしながら、めちゃくちゃ大きな音を立ててス〜コ! ス〜コ! と風船をふくらませてやった。ははは♪

そして、風船をふくらませ終わり、風船のふくらまし口をしばろうとしていると、また舞台の上から指令が飛ぶ。「あのさぁ、しばるより、バルーンクリップがその袋の中にあるからさ、それではさんだ方が安全だよ? しばってる時に、よく破裂しちゃうから。」も〜! やかましいなぁ・・・

「オレはね、昔から風船はしばるのが定説なのォ!」口ごたえその二。(爆♪)
ここだけの話だけどね、ホントの事教えてあげましょうか? ゆきみ愛さんはね、バン! って言う風船の破裂音が嫌いなの。怖いから。この人ビックリする事や、怖い事、想定外の事が大嫌いなの。だから、吹き矢で風船割るじゃん? その割れた音に自分でいつも驚いてる。(爆♪)

ゆきみ愛さん風船を割る時は、客席に背中を向けてるから、お客さんには見えないんだけど、バン! って言う音に、自分でビビってるのよぉ♪ (^o^)

「なにをブツブツ言ってるの? 風船ふくらんだら舞台にあがって来て。」
「え? なによ、オレが持つのかい・・・ とほほ。」

「はぁ〜い、それでは本日のマトはもずさんになっていただきました♪ この所の命中率がどれくらいなのかは、お客さんの方が良く知ってるよね♪ では覚悟を決めてもらいましょうか。あぁ、もうちょっと上に持って、前へ突き出すように・・・ そうそう。」

ゆきみ愛ちゃん相手に今さら全然緊張感もいだかない私。信頼しきってるので、ご希望があればクチにくわえてもいいよ。股の間にはさんでも大丈夫。この人絶対に体に当てたりしないからね。お気楽気分で風船を持ってゆきみ愛さんを見てると、すごい真剣に風船を狙ってる。それにしてもすごいカッコだね、Mのポーズで吹き矢のパイプ突っ込んで、呼吸を整えて、一旦下に向けてるパイプの先が、スっと垂直に上がって・・・ おぉ、まるで戦艦大和の主砲のようだ♪
し〜ん・・・ 静まり返る客席。そして、すっぽん! バンッ!

って、ちょっと待った! 今さ、手首に針が当たってなかった?

「当たってないよぅ、割れた風船のカスが飛んだんじゃない? あたしの事信じてないわけ?」

「いえ、信じてます・・・」

「よし♪ それでいい。」

とは言うものの、やっぱ手首に当たったような・・・ ま、いっか♪

こうして無事に、アイドル花電車・ゆきみ愛ショーは終了しました。めでたしめでたし♪



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