もずのわくわく劇場日記 No.155-3 エリザベート


[エリザベートの自立]

黄泉の国の帝王・トート閣下(渡辺理緒)は、最後のダンスは俺と踊る運命(さだめ)。お前の命を奪う代わりに、愛を勝ちうるまで追い続ける! 皇帝・フランツ・ヨーゼフと争いながらも、最後に勝つのはこの俺さ! とエリザベートに言うだけ言って、姿を消した。

その場に残されたエリザベート(新庄愛)は、混乱していた。しきたりと格式、義務と命令に、がんじがらめに縛られた息が詰まる宮殿での暮らし。しかし頼りの夫・フランツ・ヨーゼフは、すべては君のため、臣民のためだと言って聞く耳を持たない。

さらに得体の知れないトート閣下は、エリザベートに付きまとい、おやすみ私の腕の中で、今こそお前は自由になれるのさ。終わる事のない永遠の世界へ行こうよ、二人で・・・ と黄泉の国へと誘う。

幾ばくかの混沌とした時が流れ、エリザベートは見失っていた「本当の自分」と言うものを見出すのだった。

「嫌よ! おとなしいお妃なんて。なれない! かわいいだけの人形なんて。
 あなたのものじゃないの! この私は・・・
 細いロープたぐって登るの。スリルに耐えて世界を見下ろす。
 冒険の旅に出る、私だけ!

 義務を押し付けられたら出て行くわ!
 鳥のように解き放たれて、光り目差して夜空へ飛び立つ。
 でも見失わない! 私だけは!」







 嫌よ! 人目に さらされるなど

 話す相手 私が選ぶ!

 誰のものでもない!

 ・・・この私は














 ありのままの私は

 宮殿にはいない・・・

 誰にも束縛されず

 自由に生きるの!













 たとえ 王家に 嫁いだ身でも

 命だけは 預けはしない

 私が 命ゆだねる それは

 私だけに・・・

 私に!












 お前に命

 許したために

 生きる意味を

 見つけてしまった・・・















 お前しか見えない

   愛してる・・・

     エリザベート!













■これまでのバックナンバー

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No.1 [エリザベート開幕!]
No.2 [最後のダンスは俺のもの!]
No.3 [エリザベートの自立]




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