もずのわくわく劇場日記 No.155-10 エリザベート


[愛と死の輪舞]





























 エリザベート・・・
 今こそお前を
 黄泉の世界へ迎えよう・・・

 誇り高き黄泉の国の帝王・トート閣下が
 「生きたお前に愛されたい」と言う望みを、あきら
 めてまで愛しつづけ、長い年月を経てエリザベート
 を迎えに来た。

 それは黄泉の国の帝王・トート閣下と言えども
 たやすくたどり着く事の出来ない
 険しい道のりであった。

 


 たった一人の人間なのに
 オレを震えさせる・・・

 お前の命奪う代わりに
 生きたお前に愛されたいんだ

 禁じられた愛のタブーから
 オレはもう抜け出せない・・・

 心を絞めるこの想い 身体に刻まれて
 青い血を流す傷口を お前だけが癒せる

 まだ受け取れないその命を
 オレのこの愛を求めぬ限りは

 お前の愛を勝ち得ようと
 追いかけて来た・・・



 トート閣下は愛の軌跡を振り返った。

  


 飛ぶがいい カモメ 嵐の夜もそばにいて

 私はもうひとりで飛べる 自由になるのよ

 オレだけが 自由を与える事ができる







 やっと歩き出した

 私だけの道を

 邪魔しないで


 どんなに強く

 拒んでみせても

 いつかオレを求める






 手をとって オレと踊るんだ

 オレは望む時に 好きな音楽で


 踊るなら 命果てるその時でも

 ひとり舞う あなたの前で










 歩いて行けるわ!


 お前にはオレが必要なんだ!


 ひとりでも(もうすぐ)

 歩けるわ(憎み出す)

 人生は・・・(人生を・・・)









 踊るなら 選んだ相手と

 踊りたい時に 好きな音楽で


 踊るなら この世終わるその時でも

 ただ一人 愛する人と












 踊るなら

 すべてはこの私が(オレが)

















    選ぶ・・・







いよいよクライマックス!
「終章・長い旅路の果て」へとつづく・・・


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