もずのわくわく劇場日記 No.157-1


2006年 7月26日 郡山ミュージック

郡山遠征日記・前編「もずさんを襲う災難」


ついに始まってしまったXデー、渡辺理緒引退公演ツアー・・・
いつかは必ず来ると分かっていたけど、実際に今週からそれが始まったのかと思うと、気持ちは複雑なもんだ。

前回の川崎ロック座公演の時は、私は引越やら何やら多忙すぎて欠席だったんだけど、あの時川崎公演中や公演終了後、もずさんだけが来ない! とリオさん怒るやら悲しむやらで、郡山の時は絶対に応援に行くし、約束するからさぁ、とリオさんをなだめていた。

ところが実際、郡山を皮切りに引退公演ツアーが始まると、またしても私は仕事が忙しくなり、どうも郡山遠征の予定が立たなくなってしまった。参ったなぁ・・・ どーしよう・・・ と悩むことしきり。まぁ、それまでの経緯はHPのブログ記事として、これまでずっと書いていたのでここでの説明は省く。

とりあえずどう考えても、日曜日を含む週末での観劇は不可能な状況なもんで、その旨はリオさんにメールしておいた。その事についてのリオさんからの返信やリアクションは何もなかった。だが私とすれば、リオさんが何を考え、何を思っているのかは、手に取るようにジンジン伝わって来ている。

私の思考回路のの中では、週末に行けなければ、平日に行けばいいちゅー事だよな。と考えていたのだが、ただそうなると仕事の間隙を突いて、観劇に行く事になるので、何日に行きます! とは言えないんだよね。その日に朝起きて、仕事の催促が来ていない、さらに翌朝まで家を抜け出しても支障が起きない日・・・ つまり遠征に行くその日・その時まで観劇に行くとは言えない状況。かなり厳しい・・・

でもリオさんには必ず郡山の時には応援に行くと約束したわけで、やっぱ約束を破るような三流の男にはなりたくない訳で・・・


[いざ、出陣じゃ!]

自分を取り巻く厳しい状況の中、今だ! この時を逃したらリオさんとの約束を果たせなくなる! と、ちょっと出で来るからと言いながら、まんまと仕事を捨て、家庭を捨て、車の鍵とタンバリンを握り締めて家を抜け出した。目指すはリオさんがいる郡山ミュージック!

ほとんど家出のような状況で出発したのが朝10時過ぎ、カーナビのルート設定をする時間もなく、一路東北自動車道・岩槻ICへと急ぐ。今から行ったとして、最悪でも3回目、4回目には間に合う予定。平日の昼間だからそんなに道も混んではいないだろうとタカを括り、大宮市街地の手前にさしかかった時、見込みの甘さに気づく。

大渋滞! 予定のルートではショーアップ大宮のあるリクルートビルの前の道、大栄橋を通って栗橋方面へ向かい、岩槻ICから東北道に乗るつもりだった。だが、この大渋滞で大宮市街地に侵入する事さえもかなり困難な事になった。まだ郡山までは先が長いと言うのに、このままではいつになったら郡山までたどり着けるのか分かったもんじゃない。

私は機転を利かせ、カーナビの画面を見ながら迂回路を探す。よし、ここを左に曲がって住宅街の裏道を走ろう! いいアイディアだと思ったんだが、ゴチャゴチャ走っているうちに、国道16号からどんどん遠ざかって行ってしまい、あげくの果てには自分が今どこにいるのかさえも分からなくなってしまった!

郡山へ行くと言うのに、こんな大宮あたりで迷子になっているようでは日が暮れてしまうと思い、仕方なくカーナビに岩槻ICへ行くとルート設定をし、なんとか事なきを得た。(汗)

もう東北自動車道にさえ乗ってしまえば、ひたすら郡山まで走るだけなので、どうって事はない♪ 途中、黒磯PAで一回休憩をとっただけで、郡山を目差す。すると見えて来た「白河」の看板。福島県か♪ 私はこれまで車で日光を越えた事がなかったので、福島に入っただけでうれしかった。東北地方だよぉ〜♪ と、一人ハンドルを握り締めながら、キャッキャ♪ と喜んでいる時、車の後部座席を映すルームミラーに、何かチラリと人影のようなもを見たような気がした。

何だろう? 私以外にこの車には誰も乗っていないはず・・・
チラッ! おぉ? また何か影が・・・迫り来る恐怖感・・・超常現象? エクソシスト?

恐怖に顔を引きつらせながら、恐る恐るもう一度車のルームミラーを見る。
だれか後部座席に乗ってる!? おかっぱ頭に着物を着た子供が、こっちを見て笑ってる!

そうか、ここは東北地方、座敷童子のお出迎えだったのか!

なんちゃって♪ (^o^)


[郡山ミュージック到着]

郡山ミュージックは、国道4号線の一本裏道にあった。
私は劇場に入る前に、携帯電話を取り出した。そう、渡辺理緒公式HPのBBSに、某・・さんが、貴重な情報を提供しておいてくれたので、BBSに書いてあったようにネット割引の画面を開き、無事に1,000円割引で入場出来た。ありがとう♪

自販機で入場券を購入すると、HIKARUさんのDVD付き写真集販売の引換券をくれた。そしてロビーに行くと、劇場友達、略して「劇友」の××さん(仮にA氏と言う)が真正面に仁王立ちしていた。

「あれ? もずさん、何でいるの? 何しに来たの?」

「何しに来たはないでしょ? リオさんの応援だよ。」

すると奥の場内出入口から、やはり「劇友」の××さん(仮にB氏と呼ぶ)が出て来た。

「あれぇ? どこかで見た顔だと思ったら、もずさん? どうしたの? オレに一言の断りもなくこの劇場に来るなんて。(笑) 」

「なんでそういじめるのよ。リオさんが出てるんだからもずさんは来るでしょうよ。」

「いや、別にいじめてはいないけどさ、珍しいなと思ってさ。」

と二人の××さん達が口をそろえて言う。私も言いたい、何でこんな平日の真昼間なのにキミ達はこんな所にいるのかと。(爆♪) まぁ、久しぶりに会った顔振れに、話が盛り上がる。

「リオさんついさっき、ギャンブラーとか言う出し物踊っちゃったぞ? 間に合わなくて残念だね。今ちょうどビール販売やってるところだから中へ入ったら?」

「うん、一回目に間に合わないのは最初から分かってたからね。それはしょうがないんだ。」

そう言って場内へ入って行くと、出演してる踊り子さん全員で飲み物とおつまみ販売をしている最中だった。リオさんも盆の右端に座って参加している。おおっと! リオさんのリトルマーメイド君もちゃっかしリオさんの隣で参加してるじゃん。(笑)

私はとにかくHIKARUさんのところへ行って、DVD付き写真集の引換券を渡し、一冊購入。そして荷物を置く席を確保してからタオルで汗をぬぐい、リオさんに渡すものがあったんで、それを渡そうとリオさんに近づいた。すると・・・

「きゃぁ〜〜〜っ!」

リオさんがものすごい大きな声で、悲鳴を上げた。和気あいあいと飲み物販売をしていた他の踊り子さんたちが、リオさんの突然の悲鳴に驚き、ビックリして後ろへひっくり返りそうになる。みんな一体何が起きたのかと、場内のお客さんまでもが、いっせいにこっちを見る・・・

「もずさんがいるぅーっ!」

リオさんが続けて叫んだ。ほとんどゴキブリがいたーっ! って言う時のようなシチュエーションだ。あのね、私、ゴキブリじゃありませんからぁ〜! と波多陽区のように突っ込み入れたい気分。そう思っていたら、リオさんが言った「もずさんがいる!」の意味をどう勘違いしたのか、まわりにいたHIIKARUさん、栗鳥巣さん、星野しずくさんたちが、リオさんが嫌いな客が来たのかと勘違いして、私の事を冷たく刺す! ような視線で見る・・・

私はちがう! そうじゃない! 誤解だ! と言いたい気分。なんでこうなるの?

リオさんはその周囲の空気を感じる事もなく言った。

「もずさんなんでここにおるん?」

またかよ・・・ それはさっきロビーで散々言われたつーの。

「郡山には行けないとか言ってたんじゃなかったっけ?」

「週末には行けないって言っただけじゃん、週末がダメなら平日にって思って、それに絶対に郡山の時は行くからって約束したでしょ? だから来た。」

そう聞いてやっと落ち着いたのか、リオさんは周囲の空気を感じとり、他の踊り子さんやお客さん達に目をやり、「すみません、驚かせてしまって。ウチのもずさんです。私のDVDを作ってくれた人なの。」と説明する。すると、ほかの踊り子さん達も、「あぁ・・・」とうなづきながら誤解はどうやら解けたようだった。

もずさん郡山では波乱万丈(冷汗)

で、渡したいものと言っていた包みをリオさんに渡し、三作品目のDVD出来たからリオさんの分だけ持って来たと言うと、リオさんはどれどれ? と言いながら盆の上で包みをビリビリと乱暴に破る。

「刀だ♪ これってさ、照明のきれいな方のステージ?」と聞いて来たけど、私が預かっているリオさんのビデオには、「刀」は一本しか入ってないので、どっちと言われてもあのビデオの中に入ってたやつだよと言うと、どっちのやつダビングしてあげたんだっけな? 思い出せない・・・ まぁいいや♪ と言いながら、ダ・ダ・ダァ〜、ダ・ダ・ダダァ〜♪ とデュープ・パープルの曲、スモーク・オン・ザ・ウォーターを歌い出した。リオさん有頂天。(爆♪)

そうしたと思ったら、新作DVDのパッケージを高くかかげて一言。
「社長〜♪ 新しいDVDで来たヨォ〜♪」とまたしてもでかい声で郡山の社長を呼ぶ・・・

静かに! 社長なんか呼ばなくていいんだってば! まったくもぅ・・・

このままリオさんを放置しておくと何を言い出すのか分からないので、私は自分の席へ戻った。

「ねぇ、××ちゃん? もずさん来たんで、おじけづいたぁ?」

こら〜っ! また何を言ってるんだ! 私が行ったくらいで誰も、おじけづいたりしないつーの!
ほんとにもぅ・・・

ようやく飲み物販売のコーナーも終わり、中休みの休憩時間になった。第三回目の香盤が始まるまでしばらく時間があるので、先に出て来た「劇友」の二人が私の所へ暇つぶしにやって来た。

「もずさんさぁ、リオさんの娘さんすっかり大きくなったね。」

「そうね、もう幼稚園行ってるくらいだもん、子供の成長ってなんだか早いねぇ・・・」

「もずさんに似て器量良しのかわいい娘さんだよね。」

「はぁ?」

「きっと美人さんになるね、あの子は・・・」

「どう言う事?」

「養育費は月にどれくらい払ってるの?」

「ちょっとぉ! リオさんの子供、まさか私の子供だと思ってるわけ?」

「目鼻立ち良く似てるし、まぁ、表だっては中々言えないよね。」

「あのなぁ、そんな事、真顔でよく言うよなー!」

「別にさぁ、オレ達になら本当の事言っても他で言ったりしないから心配すんなって。」

「だからぁ〜、ちがうって! 劇場以外ではリオさんとは一度も会った事ないし、ましてや個人的に会った事なんて一回もないんだから、子供なんて出来るわけないでしょ! 」

そんな会話を黙って聞いていたA氏が爆笑しながら言う。

「リオさんにだって選ぶ権利がある。いくらなんでも、もずさんが相手じゃなぁ、リオさんが聞いたら気分壊すってか、怒るって♪ 」

「当たり前だよ、私は応援隊! 確かにリオさんとは個人的なお友達ではあるけど、怪しい仲でも何でもないよ。第一、リオさん面食いだから、私の事なんてそう言う相手の候補にもならないよ。」

「そっかなぁ・・・ もずさんが来てから、リオさんの態度が一回目の時と全然ちがうし、良く見りゃ
あの子、もずさんに似てるし、そーゆー事なのかって納得してたんだけど?」

「だからちがうっちゅーの!」

(^o^) おっかし〜い♪ と言って、A氏は腹を抱えて笑い転げながら言う。

「こんな所でそんな話してて、話を部分的に小耳に挟んだヤツがいたら、本気にすんだろうな。あぁ、なんかリオさんが連れてる子、もずさんって言う人の子供らしいぜって。(爆♪)」

「冗談じゃないよ〜、そんな事になったらリオさんの前に顔出せなくなるよぅ・・・」

「で? 養育費はどれくらい払ってるって?」

「まだ言うか!」

「だって、もずさん本気で怒るから面白いんだよ。」

「・・・・・・」

こう言うの「悪友」って言うんだろうな。(苦笑)

続く・・・


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