もずのわくわく劇場日記 No.157-3


2006年 7月26日 郡山ミュージック

郡山遠征日記・後編「進化し続ける渡辺理緒! その3」


さぁ! 本日の四回目最後を飾る作品は「ジャズマニア」でございます!
私はショーが始まった事に気がつかず、ロビーで劇友としゃべってました。

おわぁ! 始まっちゃうやん! あせって場内へと飛び込み、タンバリンを・・・
あぁ、これもタンバリンはいらなかったんだ。
だたじっくりと渡辺理緒さんの素敵なショーを楽しめばそれでいい。

やべぇ! もう幕が開いてる・・・

ステージの中央にブルースパンコールのチャイナドレスを着て、怪しげにパイプをくゆらせているリオさんが、イスに足を乗せて立っている。いつ見てもホントこのシーンって、怪しいよねぇ〜♪

「坊や、こんな所まで良く来たね、かわいがってあげようか、ふふふふ・・・」

いえ、結構です! と言いたくなるような雰囲気。でも本当は誘惑に弱い私。
あのね、関係ない話なんだけどね、さっきまでロビーで今週の出演者の宣材写真を某氏と見てたのね。休憩時間が退屈だったから、その宣材写真見ながら漫画みたいに、吹き出しをつけたとしたら、それぞれの踊り子さんは何て言ってるだろうかって、想像しながら遊んでたの。

HIKARUさんの写真は、優しくニコッ♪ って微笑んでるから、これは多分「いらっしゃい、ゆっくり楽しんで行ってね♪」みたいなセリフを言いそうだねなんて。で、その隣の写真のリオさんの宣材写真。

あぁ・・・ 多分この写真は道後で撮ったやつかも知れない。そしてじっと写真を見つめてると、イメージの中でリオさんの写真がしゃべるわけですよぅ・・・

「なにさ!」 (爆♪)

だって私には写真がそう話しかけて来たんだもん♪ 多分郡山でリオさんの宣材見た人なら分かると思うけど、そんな風に見えなかったぁ? (爆♪) そんな事してたらショーが始まっちゃったのよ。

で、ジャズマニアの話だ。

ナイトクラブのショー、ジャズの甘くとろけるような曲が流れる中、リオさんは優雅なダンスを踊る。長いパイプを細い指先で、もてあそぶ仕草。ミディアムボブスタイルの髪はブロンドで、動きのある
ヘアスタイル。フロアーのボックス席では中国マフィアの王さんが、紹興酒を飲みながらパチンコホールの経営権をめぐり、ミナミの萬田はんと密談を交わしていた。

ステージでは淡い照明の中で、リオさんがまるで青い熱帯魚が水槽の中を泳ぐように踊っている。

「王はん、パチンコ屋の経営権を握って、店を乗っ取るつもりなんは先刻承知の事や。」

「ワカッテルナラ、オカネカシナサイアルヨ!」

「パチンコ屋の乗っ取りもええが、もっと違うモンはどないでっしゃろ?」

「モットチガウモノ? ソレ、ナニアル? 」

「ストリップ劇場なんてのはどないやろ?」

「ストロップデキジョウ?」

「そやおまへん、ストリップ劇場。十三ミュージック・・・」

「チュウショウミューシック? ソレ・・・ モウカルカ?」

「そりゃもう・・・ ストリップ言うたら客、わんさかいますよってな。」

「イイネ、ソレ。ワタシ、ソノチュウソウミューシックノットルアル。」

「ただし、条件がある。」

「ジョウケン? 」

「あの、今ステージで踊ってる踊り子を出す、ちゅうーのが条件や。」

中国マフィアの王さんはどれ? とステージに目を向け、言った。

「アノムスメハ、チュウゴクジン? オドリウマイネ♪」

「王はんは踊りの事分かりますんか? あの娘は時々あぁして中国人の振りしてますんや。」

「フリ? ホントウハ、ナニジンアルカ?」

「こてこての大阪人ですわぁ。(笑) 」

「OK、チュウショウミューシック、ノットッテ、アノムスメ、ダスアル。」

「ほんまか? ほな商談成立や。乾杯と行きまひょうか、おおきに♪」

リオさんは曲調が変わると同時にチャイナドレスを脱ぎ、白いサテンのジャケットに帽子、黒いレオタードと黒いハイヒールで忙しいダンスを始める。ハイレグのレオタードから長く伸びるカシモカのような脚が美しい。右へ左へとステージの上を縦横無尽に駆け抜けるショウダンス!

そして曲が変わると今度は帽子を床に落とし、ジャケットも脱いで踊り始める。軽快なステップ、体に染み付いた振り付け、斬新な構成、どれ一つを取っても無駄がなく見る者の目を存分に楽しませてくれる、まさにこれがショーと言うものだ。素晴らしい!

ステージは進み、いよいよ話題のベットショーが始まる。
なんと言っても今週は本物のドンペリを使ったベットショー、相当気合も入っているはずだ。
期待は大きい!

ワクワク♪ ワクワク♪ とリオさんが出てくるのを待ちわびていると、まずは例のBGM
「Love Ya!」が流れ出す。これは木内雪美さんがかなり長い間、自分のステージのベット&ラスト曲として使っていた曲であり、元々私が雪美ちゃんにこの曲使って踊って欲しいとリクエストした曲でもある。

で、前回道後の渡辺理緒&ゆきみ愛でのチームショーの時、B'zの曲は良く分からないので、もずさんとゆきみちゃんで話し合って使えそうな曲をピックアップしてくれるぅ? とリオさんから言われて、ゆきみちゃんと二人で色々な曲をリストアップして、そこからリオさんが採用した曲でもある。

そしたら、その時に初めてリオさんのアイディアで、「水浴びベット」での最初の曲として定着した曲である。つまり、この「水浴びベット」と言う出し物は、今年の正月の道後でやったゆきみ愛ちゃんとのチームチョーから切り取ったワンシーンなのである。

で、その水浴びベットをリオさんが演じるに当り、ワインのボトルに貼るラベルを作ってもらえないかと言う注文がリオさんから入って、どんなの作ったらいいんだろ? どのくらいのサイズで作ったら良いんだろうと、何パターンものラベルを試作し、リオさんが小さい方のドンペリのヤツが使えそうだと言う事で、それが採用され、それ以来リオさんと私の合作の、ニセドンペリ? のボトルに水を入れて、「水浴びベット」のステージは出来上がった。

ところが、そのニセドンペリのボトルを見ていた、某お客さんがこの事を知り、今回の郡山公演で「水浴びベットショー」が行われると言うので、何と本物のドンペリをリオさんに差し入れしてくれたと言うではないか。素晴らしい! かくして結構ショボイところから派生したこのリオさんの「水浴びベット」は、いろいろな人の協力によって、今回、まぎれも無く「本物のステージ」となった訳である。

リオさんはワイシャツをフワリと軽く着こなし、例のボトルを手にふらり、ふらりとした足取りで登場した。手に持ったボトルへ柔らかで真っ赤なくちびるを押し当て、一口それを飲む。そしてロングヘアーを揺らしながら深い悲しみに沈む表情で、盆へと歩いて行く。そうそう、書き忘れていたが、オープニングの時から盆の上には透明なビニールが敷き詰めてあったのだ。

郡山の盆は、ループカーペット敷きになっており、まさかその上で水やドンペリをぶちまけるわけには行かないので、あらかじめそのような処置がなされている。

悲しみにあえぐリオさんの、のめりこんだ演技に注目! 眼がちがう、眼が怖いくらい主人公になりきっている! 近づくとドンペリのボトルで頭を殴られそうだ。もはやあのリオさんの眼は、憑依されていると言ってもいいくらいだ。

深い悲しみ・・・ そう一言で言っても、悲しみにも色々なカテゴリーがある。今、ステージの上でリオさんが演じている悲しみは、自己嫌悪にさいなまれる孤独な男の心情を表現しているのだ。愛する人と食い違う価値感、ジレンマ、突き放され戻る所のない孤独。男は孤立し逃げ場の無い状況の中で、酒に酔う事で現実逃避を図った。

だがしかし、そんな時の酒はただ、ただ苦いだけで酔うことすら出来ない。
男はすでに自暴自棄になっていた。出口の無いジレンマの無間地獄への階段を、一気に転げ落ちて行くような絶望感が頂点に達し、手にした酒瓶を頭上へと振り上げ、オレは、オレはこんな情けない男じゃないんだ! 目を覚ませ! 立ち上がれ! そう自分を叱咤激励するように頭から酒を浴びたのだ!

どぼどぼ・・・ とボトルからドンペリが容赦なくリオさんの髪に、肩に、音を立てて流れ落ちる!
リオさんは左右に首を激しく振る、髪にまとわり付いていたドンペリが紫吹となって客席へ飛び散る! うぎゃっ!と声を上げて逃げるお客! ジワジワジワ! と泡だってリオさんの胸を、お腹を流れるドンペリニオン!

場内に立ち込めるドンペリのほろ苦い香り・・・
盆の床、ビニールシートに出来る黄金の水たまり、いや、黄金色のドンペリたまり・・・
異様な興奮が場内を支配する。

リオさんは濡れた髪を手で掻き揚げながら、ポーズを切り出し、ドンペリだけではなく拍手を全身に浴びながらステージへと戻って行く。ずぶ濡れになった渡辺理緒の体を、まぶしい照明が撫で回す! 肩を上下にゆっくりと揺らし、荒げた呼吸を整えるようにして渡辺理緒は客席を振り向き、何者かに憑依されたかのような眼のまま、ステージを終えたのだった。

暗転してのち、オープンショーが始まる。どうでもいいけど・・・ この部屋匂うよ!(爆♪)

元気良く右手を上げて登場したリオさんは、どう? 本物のドンペリベット、お気に召しましたかしら? と言う顔をして、オープンショーを始めるが、カブリツキの一列目の席には誰もいなかった。(爆♪)

リオさんが髪を振り乱して紫吹を撒き散らすもんだから、お客さんは場内の壁際にエスケープ。席は空いているのに、なぜか立ち見客が異常に多い。(爆♪)

「ん? みんなどうしたの?」と言う顔をしながらオープンショーは続く。
盆の上に立ったリオさんは、ビニールシートにたまっているドンペリを、両手ですくいながら

「飲む? 飲む? ドンペリよ♪」

といいながら客席へ手を差し出すのだが・・・ いやぁ〜ちょっとそれは・・・ ねぇ・・・
さすがに・・・ ど〜よ? って感じ。

だってさぁ、あの光景って、昔見たアダルトビデオの「黄金聖水飲尿飼育」みたいな・・・(爆♪)

うれしいような悲しいような? ちょっと手が出ないなぁ。それなのに当のリオさんは、そんな事には
全然気がつかず「飲むぅ? 飲むぅ?」とニコニコ♪しながらまだやってる。(気が付け〜!)

と、言う事でオープンショーも無事に終わり、リオさんは速攻! でシャワーを浴びに風呂場へ走る。
私は帰りが大変なので、速攻! で駐車場めがけて一目散。駐車料金1,400円也。

もう少しで高速に乗るって言う頃、リオさんからメールが届く。

「まさか、もずさんが今日来るとは思わなかったなァ〜! ビックリした。ともかく気をつけてお帰り下さい。ちなみに何時間かかるの? 」と、私の帰り道の事まで心配してくれた。優しいね、リオさんて♪ これだからリオ隊やめられない。(爆♪)

でも実際、これからこんな夜中に270Kmも東北道走って帰るのは、マジ大変だよね。翌日仕事だから早く帰って寝ないといけないし・・・ 時間にゆとりがあれば、ホテルでも取って一泊できれば楽なんだけどなぁ〜、だから×ちゃんみたいに、かえって遠くから遠征してる人の方が気が楽だよね。四回目最後まで見たらホテルへ戻ればいいわけだからね。私にとっては中途半端に郡山は遠い。

栗橋あたりまで戻って来た時、さすがにかったるかった。(爆♪)
ともあれ、無事に帰宅できて楽しい観劇だったですね♪

って事で早く観劇レポート仕上て、すぐにまたやって来る8月頭の道後の準備をしなくては。うん、来月の道後は完全に泊りがけだから、もっと落ち着いて観劇できるな♪ リオさんの引退興行一ヶ月、リオさんも大変だろうけど、追っかけるリオ隊の人達もたいへんだ。しかもこの一ヶ月の山を越えたら、リオさん引退して会えなくなっちゃうんだもんね。

さぁ、リオ隊&リオファンのみなさん、悔いが残らないように、
精一杯の応援と観劇、一緒に頑張りましょう!

郡山観劇日記終了!


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