もずのわくわく劇場日記 No.158-3


2006年 8月 6日 道後ミュージック

もずさんの! 「続・道後遠征日記」


やばい! やばい! やばい! 寝込んだ! 熟睡してた! 急げ! いそげ!

伊予鉄市電は見事にのんびりと道後温泉駅まで私を運んでくれた。
とにかく急いでファミリーマートへ行かなければ! ん? 違うって? いいんだってば。
寝て起きたのでハラが減ってるんだもん・・・

おやつのパンと飲み物をサクッ! っと買って来て道後ミュージックへ飛び込もうとすると、神村さんが入口で立っている。どした? なんか悪い事して立たされてるんか? (爆♪)

あぁー! リオさんのサイン入りポスターが売ってる! まぁ、とりあえず中へ入ろう。
場内へ入ってあたりを見回すと、おお♪ お客さんいっぱいいるじゃん! シロさん、玉さん、たっちゃん、川ちゃんとみんな来ておる♪

そこへ立たされていた神村さんがやって来た。

「リオさんには間に合ったね。寝てたって?」と言って来た。
ホントにそうだったので、言い返せない。く、苦しい・・・

ステージでは一回目のきらら☆さんがオープンを踊っている。若松以来のご無沙汰ですねぇ♪

ともあれ、次はリオさんの出番だと思ってカバンを置いてスタンバイに入る。するとステージに登場して来たのは、土日だけスポット参加のマーベラスさんだった。あぁ、この人かぁ、リオさんが連れてきた人って。スリムな人だなー! 一体どんなステージするんだ? すると女装したマーベラスさんはチ○ポコの形をしたおもちゃをマイクに見立てて曲を流してクチパクしているだけ。

私はこう言うチ○ポコみたいなオモチャを出されると、ゲェー! っときちゃう。ダメなのこう言うのって。エロスって言うのは、絶対的に精神世界にあるもので、遊びのセックスを連想させるようなものには拒絶反応を起こす。オカマさんは全然平気なんだけどね。あのチ○ポコは勘弁してくれ。気持ち悪い・・・

あんまし見ない事にする。ごめん!

リオさんのステージが始まるまでちょっと休憩して、鋭気を養う。
お? リオ隊のツートップ、たっちゃんとシロさんがリボンを持って移動し始めたぞ、もうすぐリオさんのステージが始まる♪ わくわく♪ わくわく♪

私は後方の立ち見席でタンバリンを握り締め、リオさんが出てくるのをじっと待つ。
えっと・・・ 一回目は何を踊るんだっけ? ギャンブラーか? 確かギャンブラーだったと思ったな。と言う事は、タンバリンありだな。気合入れて行くぞー!

幕が開くとすっかり見慣れたボーイッシュなリオさんが立っている。始まりはのんびりとしたイントロで始まり、ナウ! レディースANDジェントルメン! と勢いのあるMCが入り、ファンファーレが鳴り出すと、リオさんのゴージャスでスリリングなダンスが始まる。ファンファーレからタンバリンを叩き始めるので、それまで待機。

うん、先週の郡山から久しぶりだって、何を言ってる。(爆♪)
リオさんはいつもの通り、安定したダンスを踊り、ドン、ドン、ドンタカ、ドンタカと言うドラムだけのセクションが始まり、タンバリンを握り締めたリオ隊も、気合充電120%に達する。チャーン! タッタラァ〜と言う部分から、一斉にタンバリンをにぎやかにたたき出す! これぞ青春! カミテのシロさんがいつものように、斜めにスライドするような身のこなしでタンバリンを叩いてる。

これこれこれ♪ いいなぁシロさん♪ シロさんのたたき方見てると、こっちも燃えて来るな。私はシロさんがタンバリンを叩いている姿を見ながら、伝説のタンバリン対決を思い出していた。そうあれは、2005年7月10日の道後ミュージック・開館20周年記念大会での、若林美保さん「傷だらけの天使」のステージ。

覚えている人もいるかと思うけど、あれはすごかったね。縦揺れのわかみほ隊・Sさん VS 横揺れのリオ隊・Sさん、ダブルSさんによるタンバリン対決(爆♪) あの時の事は、私の頭の中に今でも映像となってしっかり記憶されている。今思い出しても背中がゾクゾクするくらい、二人とも見事なタンバリンさばきで、私とみかんちゃんはすっかり影が薄かった。(爆♪)

しかも、わかみほさんもタンバリンに負けじと、ものすごい気合で踊りまくっていたしね。
恐るべきステージだったよね。

と、そんな事を思い出しながらリオさんやリオ隊を相対的に見ながら、ギャンブラーのステージは進んで行く。そして、女役のリオさん登場! ヒジまである長い手袋が上品で美しい♪ タンバリンは小休止。

ター、ター、ター、タン、タン、タン、タータンタンタン! タラリ・タラリ・タラリタン! と、このター、ター、ターの所からタンバリンが入る。この曲とリオさんの踊るチャールストンの場面が、なんともかわいくて私は好きである。ダンスショーを見てるって感じがして良いよね♪

と、コケティッシュな女役のリオさんを楽しんだ後は、また場面転換になって、帽子にワイシャツ、エナメルのピンヒールスタイルの男役・リオさんになり、曲もアコギとヘビーなドラムのリズムが渋い感じのR&Bになる。

ダッダ、ダッダ、ダッダ、ダッダ! 地面にたたきつけるようなリズムを、ドラムとベースがはじき出す。リオさんは客席に背中を向けながら、そのヘビーなリズムに合わせて黒いピンヒールでカウントを取る。この場面がメチャクチャかっこいい♪ 見ている方もこの曲とリオさんのステップで、だんだんその気になって来て、ちょっと斜に身構えて、にわかアウトローを気取り、悪びれてみる。

オレはロンサム(孤独な)・ギャンブラー、誰にもオレの気持ちはわかりゃしないのさ。だがこいつは、こいつだけはオレを裏切らない。この札びらを一度なびかせりゃ、どんな奴でも言う事を聞く。札びらにゃぁ頭を下げるんだ。そのみっともないツラを見てやってくれ。どいつもこいつも! 金が欲しけりゃくれてやるぜ! 地べたを這いずり回って拾い集めたらいい。

だがな、どんなに金を積み上げても手に入れられないもんがある。
踊り子のあの娘の夢さ。ダンスの才能があるんだ! ブロードウェイでもトップスターになれるはずだ。
オレはあの娘をブロードウェイのトップスターに、押し上げてやるのがオレの夢だった。
そのためにギャンブラーとして、情け容赦なく勝ち続けて金を集めたのさ。

劇場のオーナーにも、プロモーターにも、欲しいだけ金をくれてやったさ。
オレはスポンサーになったんだ。

だが奴らと来たら、もらうものだけもらったと思ったら、ユダヤ系の混血女は舞台には上げられねぇと言いやがった。アイルランド系かユダヤ系かなんて、ダンスと何の関係がある? ステージと何の関係があると言うんだ? あの娘のダンスがどんなもんかって、見ようともせずに、ステージに立ちたけりゃ、もっと金をよこせと言って来たのさ。

奴らの頭ん中にあるのは金だけさ、本物のダンス、ステージを見抜く眼なんて持っちゃいない。
はなっからステージに出す気など無いのに、奴らはオーディションしてやるから稽古場に来いとあの娘を呼び出した。

その話を聞いてどれだけあの娘が喜んだか、アンタにもわかるだろ? ところがだ、出所不明の流れ者、無名のあの娘は、奴らの喰い物にされた! オレがあの娘のために新調してやったドレスはボロボロ、
いや! それ以上にあの娘は身も心もボロボロにされたんだ! だからオレは殺した。だからオレは奴らをこの手で殺したんだ! 何が悪い! クソ喰らえだ!

あの娘は傷つき、カビ臭くて真っ暗な楽屋の隅で、たった一人首を吊って死んだ・・・
おい! 聞こえてんのか! 死んだんだ! たった一人で死んだんだぞ!

オレはあの娘が踊ってる時の、キラキラ輝いてる瞳が好きだった。
いつの日かブロードウェイのステージで素敵に踊りたいって、夢を見ている純粋な瞳の輝きさぁ。


 ほぉ〜ら、みんな! 金だ! 欲しいだけ持って行け!

 この金でみんなの夢が叶うなら、好きなだけ持って行け!

 もうこんな物・・・

 いくらあってもオレには何の役にもたちゃしない。
 
 あの娘は・・・

 もうあの娘は帰って来ない!

 ステージで瞳を輝かせながら踊るあの娘には
 もう二度と会えないんだ!

 たった一度だけ、オレが見た夢も・・・
 消えた・・・


渡辺理緒は見事なステージを踊りきり、道後の客席は一瞬静まり返ってから、胸いっぱいの感動を込めた拍手が贈られた。

(ToT) い〜なぁ〜 ギャンブラー・・・ 泣ける・・・
郡山の時の限定販売のDVDを買った人見てる? 上のストーリーは私がリオさんのステージ見ながら思い描いたイメージストーリーなんだけど、こんな感じのイメージで、このギャンブラーの場面をもう一度見て? 絶対泣けるし、感動するし、同情するし、なぜこんなに私がギャンブラーと言う作品が一番好きなのか、その気持ちが分かると思うんだ。この作品のクオリティーはもう完璧だよね。やっぱしリオさんはすごい踊り子であるとともに、創作家としても只者じゃないよね♪

続く・・・



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