もずのわくわく劇場日記 No.165-1


2007年 7月 13日(金) 新宿ニューアート

若林美保「踊り子やってます」



若林美保のビデオ撮影をしてから、持ち帰ったデータファイルを編集に次ぐ編集と、連日大忙しで作品として作り上げる。7月中の若林美保・新宿ニューアート出演までにDVDを焼き増しして持って行くよと、一応エラそうに言ってしまったし、初日までに作り上げるつもりで頑張っていたが、やっぱり間に合わなかった。(爆♪)

遅れる事三日。出来立ての湯気が立っているDVD「舞姫吟醸」を紙袋に沈め、仕事をサボって平日の新宿ニューアートへお届けに上がったのだった。

さてさて、久々の新宿ニューアートに入る前に、コンビニへ立ち寄り、兵糧を調達してから入場。割引券・スタンプカード持ってねぇ〜や・・・ 正規料金を支払い、ロビーへ降りて行った。あっちいなぁ〜! とりあえず休憩でもしてから場内へ入るとするか。今何回目の何番目だろ? ちょこっとドアを開いて場内を覗き込む。ん? 誰だ? 髪の毛が顔にかぶっていて、まるでリングの貞子みたいな人が踊ってる。知らない人だ♪

そう思ってゆっくりと休憩して、一服吸い終えたので、場内へ入ってみた。さっきの人がドロドロドロ〜って感じで踊ってる。長い足だなぁ〜、ん? ちょっと待てよ? あのアンクレットは、どこか見覚えがあるし、足の形が・・・ あら! わかみほさんじゃん! って事は、二回目に間に合っていたって事か! 知らなかった。(爆♪)

わかみほさんの出し物って、あんまし見たことないんで、曲とか聴いてもピン! と来ないから、チラリと見ただけじゃ誰だか全然わかんないだよね。(爆♪) リオさんの出し物なら曲を聴いただけでも、おっ、やってるやってる♪ みたいな感じですぐわかるんだけどさ。

とにかくわかみほさんが踊ってる事は分かったので、場内に潜伏してステージを楽しむ。いや、これ最初から通しで見たかったなぁ・・・ なんて言う出し物だ? う〜ん、わかんね。(爆♪)

途中から見たので、すぐにポラタイムになった。そんなら早速DVDの入った紙袋を渡しながらポラでも撮ってくるか♪ 順番に並びポラを撮るのだが、おかしい・・・ 疑惑・・・ 誰、あれ? わかみほさん? はるなちゃんじゃねぇ? そんなわけないか。(爆♪)

「お待ちどうさま〜♪ DVD出来上がりましたですぜ!」
「あらぁ、早かったのですわね♪ ありがとう。」
「美保ちゃんさぁ、本物? この間と全然別人みたいじゃん?」
「いぇ、さような事はございませんですわ。若林美保は私一人しかおりませぬゆえ。」
「大奥かっ! あははっ♪ やっぱり別人だ。」
「もずさんね、今は踊り子やってるんだから、踊り子の顔してんの!」
「ほ〜ぅ、踊り子の顔ねぇ・・・ 若林美保七変化の術。(爆♪)」

そんな風にお茶らけて話したんだけど、マジマジと踊り子・若林美保の事をみてると、やばい!って感じなんだよね。すげぇ綺麗なんだもの。腰が引けて来ちゃうんだよ。この前みたいに気楽にしゃべれない気がする・・・

ともあれポラ撮って一旦ロビーへ休憩に・・・

本日三回目のステージが始まると言う時、ロビーで休憩してると、楽屋から美保ちゃんが通り掛かる。黒いネグリジェみたいな楽屋着にスリッパと言う格好。それに、黒髪をきつく結い上げている。規則正しく流れる髪はとても綺麗で、白いうなじとやわらかそうな耳が、思わず私の心をかき乱す・・・

やばいよぅ、この状態ですでに心奪われそうだ・・・
ふと私に視線を投げかけて、一言。「ふふふ♪ 行ってきます♪」そう言ってくるりときびすを反した美保ちゃんは、ドアを開けてステージへ向かう。

♪リングに向かう 長い廊下で
 なぜだか急に 君は立ち止まり
 振り向きざまに オレに拳を見せて
 悲しそうに 笑った

 やがてリングと 拍手の渦が
 一人の女を 飲み込んで行った
 
ふむ。アリスの歌はいいね♪(笑)
若林美保もそれと同じさ。劇場のステージは女の戦場。
踊り子は美しき戦士・ロンサムレディーだ。
目にもまばゆい光輝くステージには、いつもどこかにひっそりと暗い闇が存在する。でもその闇があるからこそ、光が彼女達をまぶしく、そして美しく際立たせる。これから若林美保の戦いが始まる・・・

ギラギラと照り付ける真夏の太陽、ジリジリと焼け焦げる大地。
ベトベトと汗ばむ体に、ソヨソヨと頬をなでる涼風。
チリリ〜ン♪ と風鈴の音がどこからか聞こえてきそうなある夏の日・・・

隅田川の流れに乗って屋形船が音も無くすべるように進んで行く。
その川べりには美少女ならぬ、微笑女・若林美保が楚々とした歩みで通り過ぎる。30がらみの熟し始めた危険な果実と言う風状にも見える。

夏祭りでもあるのだろう。その微妙な熟女・若林美保はわくわくとした、はずむ心持でしだいにその足取りが軽やかになり、押さえ切れなくなった感情が思わずはじけて来る。あ〜夏休み〜♪ あの人が帰ってくるぅ〜♪ 単身赴任で遠い国へ出かけているあの人が、夏休みになって戻って来るのである。

いつも遠く離れて一人ぼっちの淋しい夜更けに、想いを馳せるは優しいあなたのたくましい腕の中、言葉も無しにただ、ただ何も言わずに抱きしめられたいの・・・ 愛してる・・・ たとえ離れ離れでいても、私は泣いたりしない。あなたの腕のぬくもりが私を慰めてくれる。泣かないよ、泣かないけど・・・ 早く帰って来て・・・

そうなれば今夜はカリビアンナイト! 熱い吐息に燃える女心、夜はいつまでも長く深く更けて行く、ドキドキ♪ 若林美保はがんばるゾ! と「ツチノコドリンク」を買いにドラッグストアーへ向かって歩いていたのである。ツチノコドリンクは、早漏に良く効くのだ。(爆♪)

ツチノコ ドリンク 頑張るのよ、アナタ♪ 今夜は眠らせないんだから♪
 うふふ♪ と、一人盛り上がる若林美保。

 ドラッグストアーで買い物を済ませて帰る途中の事。
 それまでの抜けるような青空は、いつしか厚い雲が
 ゆっくりと広がり始めた。

 若林美保はそんな空を見上げ、ふと立ち止まる。
 夕立になるのかしらと、誰に言うともなくつぶやく。
 そしてひと雨来る前にと、足早に家路へと急いだ。

 しかし、ポツリ、ポツリと降り出した雨は若林美保の
 牡丹の花の浴衣の肩を濡らし始めた。

 あらあら、とうとう降って来てしまったわ。若林美保は
蛇の目傘を広げて雨をしのぐ。そんなのどこに持っていたんだ?(笑) 

雨はしだいにその勢いを増し、若林美保の足元を濡らした。カタカタと言う下駄の音は、格子戸をカラカラと開ける音とともに家の中へと吸い込まれた。軒先を流れ落ちる雨音、庭の植木を揺らす夕立、にわか雨・・・

濡れて体に張り付く牡丹の浴衣。
不意の雨で乱れた黒髪を、首をかしげるように倒して、白い指先でそっと整える。
部屋へ上がった若林美保は窓ガラスを開け、外の様子を眺めながら「まだしばらく止みそうにないわね。」と誰に言うでもなくつぶやいた。
続く・・・


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