もずのわくわく劇場日記 No.166-4


2007年 10月20日(土) 若松劇場

真咲凌「もずさんが来ない!プロジェクト"M"」編
その4



二回目の香盤。真咲凌ちゃんは別の作品を出して来た。
真っ赤なヴェールをかぶり、真っ赤なコイントップス、コインヒップスカーフ、それにレイヤードオーバースカート・・・ こ、これってベリーダンスの衣装じゃん! すごっ! 本物のベリーダンスの衣装って初めて生で見た!

真咲凌は真っ暗なステージの闇の中に登場した。
だがその姿はぼんやりとしたシルエットだ。エニグマの曲が流れる真っ暗なステージに揺ら揺らと揺らめくカップキャンドルの炎が二つ見える。そのロウソクの炎は、まるで黄泉の国をさまよう二つの魂がさまよい、お互いに出会うべき相手を探し回っているように見える。

うむ、意味深だが胸にのしかかって来るような切なさと言うか、自分の迷いを描写されているような気持ちに駆られる・・・ そんな事を考えている時、ステージに照明が投げかけられ真咲凌の姿が鮮明に映し出された。

これってもしかして渡辺理緒さんの振り付けかな・・・ ふとそんな事を思う。
意味深、ミステリアス、カップキャンドル、何者かを探そうとする迷い、ジレンマ・・・ 渡辺理緒が自分の創作するステージで表現していたテーマとキーワードそのものだったから。

何か急にここにはいない「渡辺理緒」の事を意識し始める私。

ステージの上で踊っているのは真咲凌だ。
見方によっては怪しげなジプシー占い師(笑) 真咲凌はこれまでに見せた事がないくらいミステリアスに、そしてアーチスティックな表現でダンスを踊っている。上手い! いつの間に表現力豊かに踊れるようになったのか! 私は正直言って驚いている!

これは今まで見た真咲凌のステージの中では、一番すごい作品ものかもしれない。
私はただ、ただステージの上を体をくねらせて踊る真咲凌の姿をじっと見つめている。特にストーリーがあるとかそう言うものじゃなく、抽象的な表現のステージだが、観客をグングン吸い込んで行く力みたいなものがある。

そんな風に見ていた時曲が変わり、トンカラカッタン、トンカン、トンタン! トンカ! トンカ! と言う独特のリズムだけの曲になった。えっ? ダルブッカの太鼓の音? ベリーダンス? やるの?

真咲凌は両腕を大の字型に持ち上げるようにして腰を振り始めた。
コイントップスのコインがまぶしく照明の光をはねのける様に、キラキラと光りながらシャラシャラ〜と音を立てる。私は耳を澄ましてそのコインの音に聞き惚れる。「なんていい音なんだろう・・・」

真咲凌のベリーダンスを見ながらその背後に、渡辺理緒の踊るベリーダンスの幻影を見た。渡辺理緒のベリーダンス、ビデオでしか見たことないけど、生で見てたらこんな風にコインのシャラシャラする音が聞こえて来るんだろうな・・・

真咲凌がたくみに動かす腰のシェイクをマジマジと見ながら、ベリーダンスって中々良いもんだ♪とリラックスしながら楽しむ。と言うか、いつの間に真咲凌がこんなにベリーダンスを踊れるようになっていたのかと思うと、ずっと会えずにいた一年二ヶ月の日々がいかに長いディスタンスであったのかと思い知らされる。

てか、真咲凌はベリーダンス向きのグラマラス体型してるので、ベリーダンスが良く似合ってるね。そっちの方向へ進んで行くといいかもしんない。

そんな事を考えていて、ふと気がつくとダンスショーは終わっていた。(爆♪)
オープンショーでもBGMはベリーダンスのダルブッカが鳴り響くリズムの曲で、コインをシャラシャラいわせて、パパイヤみたいな胸をブルルン♪ ブルルン♪ と左右に振るわせてのオープンショー。見事にエッチやな。(笑)

真咲凌、今回ステージを観劇してすごく感心した。すごく進歩したと思う。今後とも目の離せない踊り子として、今日の事は深くもずさんの胸に残った一日だった。真咲凌ちゃんにもう一度ここで拍手♪

次回、競演踊り子さんのインプレッションへと続く・・・


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